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グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 アラウ(Pf) ドホナーニ/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

降ったりやんだりの、いかにも梅雨らしい、シトシト雨。
どうせ降るなら、もう少し強く降ってくれても・・・・と四国の水瓶が各地でピンチの今、思います。

そんな雨を窓越しに眺めながら、アナログレコードを今日は聴いております。

グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 作品。
クラウディオ・アラウのピアノ独奏、クリスト・フォン・ドホナーニ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1963年録音。蘭フィリップス盤のLP。

LP独特の暖かさに、アラウの大家然とした豊かなピアノが響く。
バックは名にし負うアムステルダム・コンセルトヘボウ管。これもふっくらと暖色系の響きで柔らかい。ああ、素晴らしい音。
アナログ・レコード万歳!・・と云いたくなる1枚。この音はCDでは出ない。蘭フィリップスは、もうこの頃から(45年も前から)エエ録音をしよったんじゃなぁ・・・・と感動しました。

演奏は全体的に遅め。
第1楽章など、グリーグ特有の冷涼感・爽やかさからは、やや遠い感じ。聴きようによってはモッサリした感じなのだが、音が柔らかく暖かいのと同じ雰囲気で、演奏は慈愛に満ちたものになっている。
アラウは心温まる演奏をする人なのだ、エスプレッシーヴォのピアニストなんだと改めて思う。

ドホナーニの指揮も風格があって、アラウに合わせてゆったりと心地よい。特にチェロの響かせ方がイイ。これも慈しみにあふれて優しい。
後年、男性的でスパッと切れ味良い演奏になってゆくドホナーニからは想像しがたい穏やかさ、暖かさ。アラウの人間性、そのピアノに触発されたのかな・・・・と思えるほど、この演奏はふっくらしている。
(クリーヴランド管とDECCAに録音したドヴォルザークの交響曲8番・9番やマーラー・シリーズは男性的で筋肉質、実に逞しいものだった)

アラウのピアノは芯があって、中身が伴う充実した音。ズシッとくる重量感もイイ。光り輝くパッセージも、そんなに鮮やかにせず、渋く光らせる感じ。しっとりとした質感もある。第2楽章の叙情的な旋律も、手応えがあって、ムード音楽的に流れないのが良い。

フィナーレは圧倒的。ピアノも管弦楽もすべてが充実して、アラウのおおらかな世界に引き込まれる。

録音は最新録音に負けません。
いや、聴きようによっては、上回るほど。
大家の息づかい、本質的な暖かさ、包容力などが伝わる名録音と思います。


※グリーグのピアノ協奏曲も大好きです※
■アンダ(Pf)・クーベリック/ベルリン・フィル
■ルイサダ(Pf)・マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドン響
■ルプー(Pf)・プレヴィン/ロンドン響
■ペライア(Pf)・C・デイヴィス/バイエルン放送響
■ツィマーマン(Pf)・カラヤン/ベルリン・フィル


AUTHOR: 猫よしお DATE: 06/20/2007 05:30:36 おはようございます。
グリーグのピアノ協奏曲。名曲ですね。好きな曲です。
グリーグの曲は北欧的で親しみやすいです。
ペール・ギュント等。
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コメント

>ひろはや 様
おはようございます。コメント感謝です。ありがとうございました
グリーグのピアノ協奏曲は、シューマンとの組み合わせが多いですね。今まで聴いてきたCD・レコードは全部、そのパターンでした。
理非輝の演奏は豪快で繊細な大家の名演、ツィマーマンの演奏はカラヤンのバックが強く、若々しいピアノと老獪なバックが印象的でした。どちらもよく聴く演奏です。同好の方がいらして、嬉しいです。

アラウがお好きと知り、嬉しいです。私はシューベルトのソナタや即興曲を聴いてからすっかりファンになり、精力的に集めているところです。
 ベートーヴェンのソナタ集、PHLIPS第二回目の録音は絶品ですね。ギレリス盤と並んで座右宝にしています。
 モーツァルト集のBOXは買おうかどうしようかと迷っています。どなたかお聴きになった方、いらっしゃいましたらコメントをお聞かせください。トピ主様、無断利用してすみません。

今日話題のレコードはシューマンばかり聴いていたのですが、これまたmozart様に背中を押されて今日、久しぶりにグリーグも聴いてみます。

おはようございます。
以前のエントリーの時に書かせて頂きましたが、この曲の原点はアラウのこの演奏でした。私のは国内盤、40年以上前に中古で求めたものなので盤質が劣化してしまったのか、いい音は出てきません。
最近HMVでCDを見つけて早速購入しました。

>hiromk35様
モーツァルトのピアノソナタですが実に素晴らしいと思います。
初期のソナタではちょっと重過ぎるかなと思うこともありますが
300番台以降、特にK570とK576のゆったりとした
豊かな歌は比類ないものがあります。
音質のほうも申し分ありません。
因みに私の全集のベスト2はアラウとW.クリーンです。

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
アラウのシューベルトはエエですね。後期のソナタを何枚か持っていますが、慈愛に満ちた名演と思います。
ベートーヴェンは旧録音で3大ソナタを聴いているくらいで、新録音は知らないんです。これは、是非聴いてみたいですね。モーツァルトも箱物があるんですね。要チェックですね。
探してみようかと思います。
ありがとうございました。

>天ぬき 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
アラウのシューマン・グリーグは、新録音(C・デイヴィス指揮ボストン響)も持っているんですが、旧盤の方が断然良いのでビックリしています。演奏もイイですし、音も最高です。アナログ・レコードのすばらしさを満喫しました。
蘭フィリップス・輸入盤はすごいなとつくづく思います。

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