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ブルックナーの交響曲第4番 ホ長調 「ロマンティック」 チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル

梅雨の晴れ間、爽やかな休日でありました。
風が涼しかったですね。
夜は、今春退職した先輩を囲んで(先輩を肴にして)、元の職場の同僚たちとフランス料理を楽しみました。久しぶりに逢う友人もいて、いや、懐かしかったですな。

日中は音楽三昧。特に良かったのはブルックナーでありました。
そこで、今日はブルックナーの交響曲第4番 ホ長調 「ロマンティック」。
(ニョッキさんに触発されたこともあります)
セルジウ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニーの演奏。
1988年10月16日、ミュンヘンのガスタイクでのライヴ録音。EMI盤。

悠揚迫らぬゆったりとしたテンポで、スケール雄大。そして、何より美しいブルックナー。
チェリビダッケのブルックナーを聴いていると、磨き上げた響きが実に繊細に変化して、恍惚となるような一瞬がある。音色が刻一刻と変化していき、微妙な美しさにあふれたブルックナーだと思う。
ゴツゴツとしたドイツ風の演奏ではなく、だからそれこそ野人ではなく、洗練された都会の大人風のブルックナーになる。

ゆっくりと進む音楽は、空間的にどんどん広がってゆく。
左右のスピーカーを越えて、部屋から外へ広がろうとする感じ。遙か彼方へ音楽が飛んでゆく、音楽によって遠い世界に連れて行かれるような感じ。
トータル80分に迫ろうとする大曲。
この長時間にわたって、ブルックナーの偉大な世界に身を浸すのは快感でもある。

ミュンヘン・フィルも、この遅さによくついて、美しい織物を織り上げるような、丹誠込めた演奏を展開する。
響きも重層的で、十分に厚い。いかにもブルックナーと思う。
そして、南国ドイツ風の、少し明るめの音もイイ。「ロマンティック」には晴朗さも必要。その点で、ミュンヘン・フィルの音はとても良い。(チェリビダッケがそんな音に磨き上げたのかな?)

全編遅いので、聴きどころ満載。
ハッとする瞬間が随所にある。遅いからこそ、耳に入ってくるパッセージもある。他の演奏では今まで聴き逃していたところだった。

あえて云えば、第1楽章の冒頭から10分間のスケール感が素晴らしい。
第2楽章の美しさの塊となったオケもイイ。繊細な弦楽合奏は特に聴きもの。
フィナーレは、いつまでもこの音楽、大好きな「ロマンティック」が続いて欲しいと思わせる美麗な演奏。

録音も上出来。
EMIにしては(と言ったら失礼か?しかもライヴぞなぁ・・・)、大変美しい録音。

この音なら、チェリビダッケが何をしようとしていたのか、聴き取れそうな気がします。
少しだけれど(^^ゞ。

★「ロマンティック」は最も好きな交響曲の一つ・・・・自己リンクです★
■クレンペラー/フィルハーモニア管
■カラヤン/ベルリン・フィル
■ベーム/ウィーン・フィル
■ムーティ/ベルリン・フィル
■オーマンディ/フィラデルフィア管
■チェリビダッケ/スウェーデン放送響
■クーベリック/バイエルン放送響
■ハイティンク/ウィーン・フィル
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管





AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 06/17/2007 06:42:09 おはようございます。
ミュンヘンフィルはケンペでブルックナー第4番(1975年/1976年)を聴いていますが、チェリビダッケは未聴です。ケンペは大好きな指揮者でよく聴くのですが、チェリビダッケはどうも・・・。レコーディングを絶対させず、ライヴ録音の発売も許可しなかったという逸話だどがあり、私の中で敬遠させるものがあったからかもしれません。
ブルックナー第4番は、LPでベーム/ウィーンフィル(1973年)、CDではヨッフムで2種(ベルリンフィル1965年DG/SKD1975年EMI)、ハイティンクで2種(ACO1965年PHILIPS/ウィーンフィル1985年PHILIPS)がありますが、最近またLPレコードが聴けるようアナログプレーヤーを買いましたので、昔を思い出しつつ今日はベームを聴いてみましょう!
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コメント

>猫よしお 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
チェリビダッケもクライバーも、なるほど天才ですね。
きっと、今風の指揮者と比べると、正統派ではなく、ちょいと変わった指揮者だったんでしょうね。音楽は面白いです。
ただ、チェリビダッケの実演は聴いたことがなく、録音も数枚しか持っていませんので、実は良く分からないんです(^^ゞ。

おはようございます。
nmzkはブルックナーが今まで苦手でしたが、昨年http://booklog.jp/asin/B0009S8ERY" TARGET="_blank">ギュンター・ヴァントの「ブルックナー:交響曲選集1996-2001」を聴いてから好きになりました♪
4番はかろうじてベームの演奏が聴ける程度でしたが、これからまた聞き直してみます。

おはようございます。
チェリビダッケは聴く機会を逃してしまったのか、未だに聴いたことがありません。
C・クライバーもそうでしたが、最近やっとDGのベートーヴェンとブラームスを聴く機会を得ました。

ブルックナーの4番は、さほど好きな曲ではないのですが、結構沢山持っています。
ワルター/コロンビア、オーマンディ/フィラデルフィア、カラヤン/BPO(DG)、ベーム/VPO、ブロムシュテット/SKD、シノーポリ/SKD、クーベリック/バイエルン。
最初に聴いた、ワルターの演奏が印象深いです。

おはようございます。
『ロマンティク』、最初に聴いたのはメータ&ロスPO盤です。スマートな野人的ところなど少しもない演奏でした。あまり聴く曲ではないのに、結構LP持っています。最近は、カラヤン&ベルリンPO(EMI)が自身のベストです。

チェルビダッケは、ロンドン交響楽団との来日公演を年少の頃体験しました。レコーディングの全く無い人で、『俺の演奏を聴きたければ、ミュンヘンへ来い!』が晩年の口癖だったようです。(クナッパーツブッシュも同様なコメントを残してます。)バイエルン放送局のライブテープ販売権争奪戦は、大変なものだったと記憶しています。

おはようございます。
初めて買ったロマンティクはカラヤン・ベルリンフィル(EMI)による4トラックテープでした。一度市販のオープンテープを聴いてみたかったことと長尺物なので高くてもモトがとれる?というケチ臭い考えからでした^^;
 聴いてみたら思ったより音が良くなかったのと、間延びしたつまらない音楽だなと思ったことを覚えています。
 チェリビダッケ盤は未聴です。
EMIにしては音質が優れているのはEMIスタッフが録ったのではなくて、どこかの放送局が上手だったのでしょう、と書こうと思ったらアルベリッヒさんによるとバイエルン放送局の録音ということ、納得でした。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
チェリビダッケの来日公演はFM放送で聴いていました。必死でエアチェックしたことを覚えています。シェエラザードや展覧会の絵は、非常に遅い、磨き上げた演奏でしたね。

ブルックナーの「ロマンティック」は大好きなんです。森の中を散歩しているような楽しさがあります。初めて聴いたのはオーマンディ盤。CBSソニー1300円盤でした。以来・・・・ついつい購入してしまいます(^^ゞ。

>nmzk 様
おはようございます。コメントを有難うございました。感謝です。
当方、ご無沙汰してスミマセン。
ギュンター・ヴァントとベルリン・フィルのブルックナーは、純粋で精緻な演奏で、ブルックナーを極めたような、スゴイ演奏だと思います。
僕も単発もので全部買いました。いつかゆっくりエントリーしてみたいなと思っています。
4・5・7・8・9番、全てが素晴らしいですね。
同好の方がいらして嬉しいです。ありがとうございました。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
チェリビダッケの来日公演を経験されているとは、羨ましいです。僕は専らエアチェックでした。懐かしい思い出です。当時は、来日するだけで大反響でしたね。しかも、レコードのない謎の指揮者ということで、大いに話題になりました。

ブルックナーの「ロマンティック」、個人的にはブロムシュテット/SKD盤、ベーム盤/VPO盤、ハイティンク/VPO盤がベスト3です。今のところですけれど。

>天ぬき 様
おはようございます。コメントを有難うございました。いつもお世話になります。
4トラテープ・・・・・ああ、懐かしい言葉ですね。2トラ38、4トラ19インチ・・・・・僕はオープンデッキは持っていなかったんですが、オーディオに関心を持ち始めた頃は、憧れでした。

なるほど、EMIの録音ではなく、バイエルン放送局の録音だからエエ音なんですね。納得です。と同時に、EMIの録音について、淋しく思いますね。

ヨッフム/SKDで聴いています。冒頭の原始霧。弦群の延々たるトレモロに乗って、ペーター・ダム (と思います) の渋いホルンがこだまします。いい感じですネ。このトレモロ奏法というヤツ、けっこう腕が草臥れますヨ。
ヨッフム盤は廉価ボックスで全集を買ってしまって、それでお腹がいっぱい状態です。チェリ盤は評判がいいようですが、8番しか持っていませんのでした (^^! その他は先日コメントのセルとザンデルリンク、それにシューリヒトなどをパラパラです。
おっと、最近になってカラヤン晩年のブルックナー演奏にすこし興味が湧いてきたところです。

>hiromk35 様
こんにちは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
ヨッフム/SKD盤はレコード時代からの愛聴盤で、EMIの激安ボックスで買い直しています。
冒頭のペーター・ダムのホルン!素晴らしいですね。
原始霧のトレモロ、腕がシンドイですか・・・・僕は聴くだけの人間なんですが、演奏する人たちは大変なんでしょうね。
4番以外のブルックナーに開眼したのは遅かったのですが、それだけに同曲異演盤をついつい買ってしまう強欲を発揮しています。

全く煩悩が尽きません。そして、財布の中身が足りません。

こんにちは。

この度は本文中にリンクを張って頂き、ありがとうございます。
私のブログ自体まだ始めてから45日程度だし、mozart1889のものに比べ内容も薄いので、何だか恥ずかしく、申し訳ない気持ちです。
というか、私の方がmozart1889さんから触発されているのです。


ブログを通じ、遠距離(私は横浜在住です)でもコミュニケーションできるのは喜びです。
これからも楽しませていただきます。

ご無沙汰しています。 お元気ですか?
ヴァント/ミュンヘンpoの「ロマンティック」はよく聴いていますが、チェリビダッケの同曲はまだ未聴です。 最近リリースされたブラ4の東京ライブに感動しただけに、チェリの演奏をもっと聴いてみたくなりました。音質も良いとのことですので、探してみたいと思っています。

>adagietto♪ 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
チェリビダッケのブルックナーは独特の世界、磨かれた耽美的な、そして非常にゆっくりとしたテンポでギョッとする瞬間もあります。ああ、チェリビダッケという偉大な個性を聴くブルックナーかもしれません。
チェリビダッケのCDはあまり持っていないんですが、これからポツポツ聴いていきたいなと思っています。

>ニョッキ 様
こんにちは。コメント感謝です。TBもありがとうございました。
休日にはブルックナーがエエですね。ホンマに心地よく聴きました。
有難うございます。
ニョッキさんは都会の方なんですね。生演奏が沢山聴ける地域はエエですね。四国の田舎住まいですと、なかなか実演の機会がありません。コンサートなどにもノンビリ行きたいんですが・・・・。

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