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ショパンのポロネーズ集 マウリツィオ・ポリーニ(Pf)

梅雨入りした四国は、どんよりと曇り空。
雨もしとしと降ったり、やんだりであります。

雨の日にはショパンが聴きたくなる・・・・
今さら小林麻美の「雨音はショパンの調べ」を持ち出すのもなんだが、雨の降る日には、ショパンが似合うように思う。
といって、いつも「雨だれ」では芸がないので、今日はポロネーズでも。


ショパンのポロネーズ集。
ピアノ独奏はマウリツィオ・ポリーニ。
1975年11月、ウィーンでの録音。DG盤のLP。
ジャケットがなかなかよろしい。ドラクロワの「ショパンの肖像」。

収められているのは第1番から第7番まで。LPで約1時間。
「軍隊」と「英雄」が有名な曲で、クラシック音楽に親しむ以前から聴いたことがある名曲だが、ポリーニ盤で聴くと、それ以外の曲がなかなかよろしい。
名手が弾くと、名曲になるのかな。

曖昧さが全くなく、隅々まで光が当たったポロネーズ集。精密機械もかくやと思わせるほどのメカニック。
強弱の音の幅も大きい。レコードで聴いているとピアニシモの部分で音が痩せるので、ボリュームを上げていると、今度はフォルティシモで腰を抜かしてしまった。
テンポは精確で、基本的にはイン・テンポ。ほとんど揺れずに前進的で、推進力は十分。
特に良いのは第4番ハ短調作品40の2と、第5番嬰ヘ短調作品44。
ポリーニのピアノの響きは「大理石のようだ」と評されるように、明るくクッキリとした音であって、地中海の海の青と建造物の白とのコントラストを思わせるものだが、この音で短調のポロネーズを弾いてくれると、かえって憂愁が深まるのだから面白い。
明るく晴朗な曲想よりも、こうした望郷、郷愁、感傷、哀愁を帯びた曲想に、実にイイ。
ポリーニを改めて見直した。

もちろん「軍隊ポロネーズ」はカッコイイし、「英雄ポロネーズ」は革命の時代にふさわしいヒロイックな名演。第7番の「幻想ポロネーズ」も決まっている。


アナログ録音なのに、デジタル的な音がします。
これ、ポリーニのピアノがデジタル的なんでしょう。
音がクッキリ、スッキリ、まさに堂々としたピアノであります。
広大なダイナミックレンジが聴きものの、ポリーニのピアノでありました。




AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 06/16/2007 06:45:47 おはようございます。
ショパンのピアノ曲も好きですね。ポリーニのポロネーズは第6番『英雄』のみありますが、ピアノ協奏曲第1番(クレツキ指揮フィルハーモニア管)とのカップリング(EMI)として入っていて、録音も1968年6月&7月と古い時代のものです。mozartさまご推薦の1975年DG盤も聴いてみたいですね。
私が専らポロネーズ集(第1番第7番、そして作品22の大ポロネーズの入ったCD:RCA)として聴いているのは、ルービンシュタインのピアノ演奏(1964年)によるものです。当時78才だったというのが信じられないほど若々しく可憐かつ優美な演奏で、気に入っています。
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コメント

>猫よしお 様
おはようございます。コメント感謝です。
ポリーニのピアノはとにかくスゴイです。圧倒的ですね。
練習曲も前奏曲も、このポロネーズ集も素晴らしいと思います。
ただ、すごすぎて、疲れることもあります。そんな時は、ルービンシュタインやアシュケナージで聴きます。

ポロネーズはルビンシュタインの2枚とか、後はホロヴィッツ、ペルルミュテールその他のコンピでいくつか聴いている程度です。どちらかと言いますと、マズルカの方が好みです。
ポリーニは練習曲集を聴いたときの衝撃が忘れられません。精緻にして光彩陸! それ以後は他のピアニストがヤワな演奏に聴こえてしようがなかったくらいです。・・・が、さらに知情意、三拍子揃った演奏の出現を待ち望んでいるところです。どなたかお奨めのCDがありましたら教えてくださいませ。

>hiromk35 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
ポリーニのショパン、就中、練習曲集は衝撃的でした。あのショックを超えるポリーニの演奏には出会っていません。今も、ポリーニ最高の演奏と思います。
これ以上のエチュードは、考えにくいです。さて・・・・・(^^ゞ
個人的にはアシュケナージのエチュードが好きです。初めて聴いた練習曲だからだとは思いますが、知情意のバランスもよく取れていると思うんですが・・・・・・。

こんにちは。
小林麻美のLDを大事に保存しています(^^)
 ショパンだけではないのですが○○集というのを続けて聴くのが苦手です。ですから自然リサイタル盤を選んでしまいます。
ショパンでは
凝縮された音楽で緊張を強いるミランジェリ盤
才能が羽ばたき、ショパンの「ピアノ」を楽しませてくれるキーシンのカーネギーホールでの2枚のライブ盤
 この3枚でほぼ満足しています。
(ポロネーズは作品44の1曲だけですが。。。 (^^ゞ )


>天ぬき 様
こんにちは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
ミケランジェリとキーシン、いずれも聴いたことがないんで寸。
素晴らしい演奏のようですね。今度探してみたいと思います。毎度のことですが、財布と相談しながらですが(^^ゞ。

確かに練習曲集とか○○集は、全部聴くのが億劫なときもありますね。僕は「ながら聴き」も多いです。オーディオの雑誌などをモゾモゾ読みながら聴くのもエエものです。

こんにちは。
ショパンのポロネーズといえば、やはりポリーニ盤、
完璧かつ輝かしい演奏ぞろいですね。

ところで、私が一番好きなのはやはり「英雄ポロネーズ」。
とくに中間部の左手のオクターヴによる下降音型の連続、
リサイタルなどで聴いていても、あそこで力が入ります。
洗練されたポリーニも良いですが(完璧!)。
若き日のアルゲリッチの映像。
力強いです。
http://www.youtube. com/watch?v=ub0yvfza KNI

ついでにホロヴィッツも。
http://www.youtube. com/watch?v=KZGi49Bn ghs&mode=related &search=
変です。でも凄い。
なんという指の形。
伸ばし切ってます。

すいません、リンク上手くつながらないようです。
貼りなおします。

http://www.youtube.com/watch?v=RQSw61zcIw0

http://www.youtube.com/watch?v=KZGi49Bnghs&mode=related&search=

>木曽のあばら屋 様
こんばんは。コメント感謝です。貴重なリンク、URLもありがとうございました。
ポリーニはスゴイですよね・・・・・と書こうと思いつつ、そのリンクのアルゲリッチとホロヴィッツを観ていました。
こりゃまたスゴイです。若きアルゲリッチの激しい演奏もイイですし、ホロヴィッツの指の伸ばし方・・・・・何という演奏でしょうか。

いやはや、参りました。木曽さん、ありがとうございました。
僕はこういう情報に疎いので、とても嬉しく思いました。
動画を観て、その演奏の様子を知ることが出来るのはエエですね。

三度書きますが、どうもありがとうございました。感謝です。

ポリーニ、大好きです!!
いや、「大好き」などと軽々しく言ってはいけないでしょう。
なんか、神々しささえ感じています。
精密機械みたいというのは、時としてほめ言葉になってないことがありますが、
私は、その精密機械のようなピアノこそ、ポリーニの神髄、神業と思い、傾倒しています。

>のすけの母 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ポリーニのピアノは神々しいばかりの光を放ちます。確かに神業、圧倒的なピアノだと思います。
このポロネーズ集は、ポリーニの素晴らしさが遺憾なく発揮された名演だなぁと思います。

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