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モーツァルトの弦楽四重奏曲第9番 イ長調 K.169 ズスケ弦楽四重奏団

HMVに注文していたCDが届きました。
便利な世の中になりました。この草深い田舎でも、インターネットの普及と宅配便の隆盛によって、簡単に輸入盤が入手できるようになりました。
今や当たり前とはいえ、有り難いことだと思います。

今日届いたのは、このブログのコメント欄で皆さんが賞賛し、お薦めしてくれたズスケ弦楽四重奏団(昔はベルリン弦楽四重奏団と云っていたように思うんですが)のモーツァルトとベートーヴェンのボックスセット2箱です。
さあ、これからモゾモゾ聴いていこうと思います。楽しみです。


モーツァルトの弦楽四重奏曲第9番 イ長調 K.169。
ズスケ弦楽四重奏団(ベルリン弦楽四重奏団)の演奏。
録音は1974年3月、ドレスデンのルカ教会でのもの。ベルリン・クラシックス原盤のボックスセット。

この曲はいわゆる「ウィーン四重奏曲」の2番目のもの。解説などによれば、対位法などにはあまり関心がなく、温和でやや保守的なスタイルでつくられた曲、とある。
まぁ、ボクらド素人にはあまり関係がなく、この曲は、聴いていて分かりやすく、いかにもモーツァルトだなぁという気がする。
ズスケSQは渋い音で、端正に、この四重奏曲を演奏してゆく。

第1楽章はモルト・アレグロ。活気にあふれた爽快な演奏。
歌に流れすぎることなく、アンサンブルは緊密であって、特にカール・ズスケのヴァイオリンが実にイイ。第1ヴァイオリンだけが突出することなく、弦楽四重奏曲の枠をしっかり守りながら、云うべきことは云う、歌うところは歌う、といった感じ。メリハリがきいて、しかも節度ある表現と思う。
「何も足さない、何も引かない」とはどこかの酒のCMだったが、この演奏はまさにそんな感じではないかと思った。

第2楽章はアンダンテ。
オペラティックな楽章で、なるほど、よく歌いよく流れる演奏になっている。低音の3連符が効果的で、その下支えを受けて、ズスケのソロが実によく歌う。音色も美しいのだが、抑えの効いた高音で、光り輝くというより、その輝きがテカテカしない、品の良い高音になっている。奥ゆかしささえ感じさせるとは、ズスケ、見事だと思う。
ゲネラルパウゼのあとの、四本の弦が揃って出てくるところなどは、いやもうゾクゾクするほど美しい。絶品。

第3楽章のメヌエットはハイドンを思わせる感じ。可憐で上品。
テンポは中庸、着実で、アンサンブルは極上。響きが美しいのは、ドレスデン・ルカ教会の音響がものをいっているのだろう。

フィナーレはロンド-アレグロ。
軽やかなフランス風のロンドが明るく広がる。サラッと終わってしまうのだが、舞曲はとても楽しい。


録音から35年。だいぶ昔になってしまいましたが、渋く落ち着いた音は、しっかりと伝わってきます。
ルカ教会の音響が素晴らしいのはいつも通り。
ただ、あまり残響があってはいけないのか、ややオンマイク気味の収録のようです。




AUTHOR: ヨシ様改め、猫よしお DATE: 06/11/2007 06:39:57 おはようございます。ひらがなのよしさんがいますので、改名しました(笑)
それにしても、交響曲から室内楽、声楽、オペラまでレパートリーが広いですね。感心しています。素晴らしいですね。
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コメント

mozart1889さん、こんにちは。
注文されていたCDを入手されて良かったですね。
私も買ったばかりのCDを、ワクワクしながら聴いています。
ズスケ弦楽四重奏団の35年も昔の録音に驚きました。
目をつぶれば教会の中で演奏を聴いている感じなのでしょうね。

外はまだ明るいので、こんにちは。

弦楽四重奏曲は好きなのですがハイドンセット以前のものは未聴です。
私のように全集物には殆ど手を出さない人間には聴く機会がありませんでした。全曲制覇という意欲もありませんでしたし・・・
でもコメント読んだら聴きたくなりました。
もしバラで手に入るようでしたら・・・(^^ゞ

こんにちは。

 ズスケSQのセットは私も買いました。でも、このへんの作品は未聴であります。ついつい、ハイドンセットから聞いてしまうんですよね....(苦笑)

 ズスケSQ、ハイドンがないんですよね。録音が皆無ということはないだろうとは思うんですが、セットとかでは出ていない。そのへんがちと残念です。




>猫よしお 様
こんばんは。コメント感謝です。
いえいえ、レパートリーは、そんなに広くないんですよ。室内楽や器楽はあまり聴きませんし、オペラも聴いたことがない曲が一杯です。あ、現代音楽は全然ダメです。ストラヴィンスキー以後は聴かないですし、バルトークあたりはもう聴かないですしね。
そのうちに、聴けるときが来るのかな・・・・・でも、もうトシだしなぁ・・・・なんて思っているんです(^^ゞ。

>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有難うございました。いつもお世話になります。
モーツァルトの弦楽四重奏曲は、明るく伸びやかで、ホンマに心地よいですね。僕は「ウィーン四重奏曲」も「ハイドン四重奏曲」も、あまり聴かないのでどれも新鮮に聴けました。
どれも、やっぱりモーツァルトの声が聞こえました。

今日は四国は涼しい、心地よい日でした。爽やかな風に似合いそうな四重奏曲ばかりですね。ズスケSQの演奏がいいのかもしれませんね。

>hiromk35 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもありがとうございます。
ズスケSQの演奏は伸びやかで爽やか、心地よくモーツァルトが聴けました。激安時代ですね。こんな名演奏が安い価格で買えてしまいます。

アマデウスSQのも昔、全集で購入しているのにあまり聴いていませんでした。録音がイマイチだったせいかもしれません。
hiromk35さんに触発されて、ズスケSQと聴き比べしながら、こちらの演奏にも親しんでみようと思います。
有難うございました。

>yuri 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
そうですそうです、目を閉じて聴いていると、教会の雰囲気が彷彿としてエエですね。
yuriさんがおっしゃるとおり、35年も前の録音なのに、今も十分現役盤ですね。素晴らしいと思いました。

待ちこがれたものが届くのは、幾つになっても嬉しいものですね\(^O^)/

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
そうなんです、僕も全曲制覇の気はないんですが「そのうちにヒマになったら聴くかなぁ・・・」と思いつつ、ボックス物を買ってしまうことが多いんです。

で、結局聴かないCDが箱の中に何枚も・・・・・。

アカンですね。反省してます。
ボツボツ、聴かないで放っているCDたち、聴いてあげなくちゃなと思っています。そのためには、新規購入を止めればエエんですが、こればっかりは・・・・・・・(^^ゞ やめられません。

>Verdi 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
ついつい、ハイドンセットから聴いてしまう・・・・・そうですね。僕もついつい、そんな感じです。

ご指摘の通り、ズスケSQにはハイドンがないですね。「皇帝」とか「ひばり」とかありそうな感じがするんですが、どうなんでしょう。僕は室内楽のこと詳しくないんですが、あまり聴いたことないですね・・・・・。

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