スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モーツァルトのレクイエム K.626 ケルテス/ウィーン・フィル、アメリング(S)ほか

休日はレコード三昧でありました。
特に、ケルテスのモーツァルトを何枚か聴いて、やっぱりケルテスはエエなぁと思っているところです。

そこで、
モーツァルトのレクイエム K.626。
イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーン・フィル。ウィーン国立歌劇場合唱団の演奏。
ソプラノはエリー・アメリンク、メゾソプラノはマリリン・ホーン。
テノールはウーゴ・ベネルリ、バスはツゴミール・フランク。
1965年10月の録音。DECCA盤のLP。

あまりにも哀しいモーツァルト辞世の歌。
モーツァルト晩年の作品は、抜けるような透明感のある明るさと、柔らかい微笑みが感じられる曲が多いのだが、このレクイエムは全編暗い感情に貫かれている。モーツァルトが自身のために作曲したレクイエム、名曲中の名曲だろう。

ケルテスの指揮が溌剌として覇気に富んでいる。そのため演奏全体に力強さがみなぎっていて、それが、この曲の暗さを和らげたり、前向きの生命力を与えているように思う。

リズムがイイのだろう。ブヨブヨせずに引き締まったリズムと、やや速めのテンポ。勇壮で精気に満ちた感じが出てくる。時にグッとテンポを落として歌うところもあって、巧みな棒さばきだなぁと思う。
この自在な指揮ぶりを聴いていると、ケルテスのデビュー盤、ドヴォルザークの「新世界」を思い出す。あの演奏もウィーン・フィルをグイグイとドライブしていく快感があった。

合唱が素晴らしい。僕は合唱のことはよく知らないので、偉そうなことは云えないのだが、このケルテス盤で聴くウィーン国立歌劇場合唱団は巧いと思う。
各パートが実にスッキリ聞こえる。発声もよく聴き取れるし、滑らかな声の減衰も素晴らしい。これ、DECCA録音スタッフの技術の賜物かしら?

アメリングの歌は可憐で美しい。この清澄な歌声を聴いていると、天国とはこういう世界かと想像してしまう。
マリリン・ホーンは声質が少しキツイ感じ。もうちょいと柔らかければ文句なしなのに・・・・(などと贅沢なことを云っているが)
男声2人については、よく知らないのだが好調の様子。特に、ソロよりもアンサンブルになったところが美しい。余韻が実に綺麗。

全体としては強く明るい感じの演奏になっているが印象的。
若きケルテスの名演奏と思います。

録音は今も優秀。
柔らかい音で楽しめます。さすがDECCAと云うべきでしょうか。

今日の写真は、そのLPジャケットと愛機TRIOのKP-880Dであります。
これは、よしさんのエントリーとその写真の模倣であります
(よしさん、ゴメンナサイ)

※全曲、一人で合奏してしまったPapalinさんの快挙!どうぞお聴きください♪


AUTHOR: ヨシ様 DATE: 06/10/2007 05:24:55 ケルテスが現在も活躍していたならば、クラシック指揮界は様変わりしていたことでしょう。それは、フリッチャイ、カンテルリ、マータ、アルヘンタ等にも言えることです。皆、事故や病気で夭折した指揮者です。誠に残念でなりません。
スポンサーサイト

コメント

>ヨシ 様
おはようございます。早速にコメントを有難うございました。
ケルテスは素晴らしい指揮者でした。ドヴォルザークとシューベルト、ブラームスの交響曲全集を聴くと、ああ、この人がベートーヴェン全集を録音するまで生きていて欲しかったと、いつも思います。
素晴らしいシンフォニー指揮者でした。残念です。

>hiromk35 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ケルテスの「新世界」は今も最高の演奏、僕のベストワンです。あれほどウィーン・フィルが燃えて、血がたぎるような演奏をレコードで聴かせたことはなかったと思います。
アメリングの声はいいですね。フルネがロッテルダム・フィルを振ったフォーレのレクイエムも愛聴盤です。アメリングのピエ・イエズスは最高でした。

モーツァルトのレクイエムと言えば、まずはベームだと思います。これは別格の演奏と思いまして、なかなかエントリーできません。名盤中の名盤ですね。

>ひろはや 様
おはようございます。早速にコメント感謝です。ありがとうございました。
映画『アマデウス』は、素晴らしかったですね。衝撃でした。ボクは今も、サリエリがモーツァルトの楽譜を見ながら、「オリジナル!」と叫ぶシーンが忘れられません。あれほど、モーツァルトの天才をよく伝えた場面はなかったでしょう。神が彼に音楽を書かせている・・・と実感したものです。スゴイ演出でした。
さて、モーツァルトのレクイエムといえば、まずベーム/VPO盤、そしてムーティ/BPO盤、リリング盤もイイですね。僕はあまりよい聴き手ではなく、あとはこのケルテス盤くらいなんです。
あ、カラヤン盤がありましたが・・・・少し世界が違う感じでした。

ひらがなのよしです(笑)
レクィエムはベームとカラヤンを愛聴しています。
カラヤンはソプラノ以外は結構気に入っています。ベームとは対極の演奏ですが。
そういえばケルテスのベートーベンって無かったですね。残念!
写真はどなたが写してもこういうアングルになると思いますよ(笑い)。私のプレーヤーはKP700でした。

>よし 様
おはようございます。コメント感謝です。
プレーヤーを回すことが最近増えました。カートリッジを付け替えると楽しみが増えますね。アナログ・オーディオを堪能しています。
KP-700はユニヴァーサル・アームなので、シェルが汎用のものが遣えますね。(ストレートアームは専用のシェルでないとアカンので少し不便です)。
モーツァルトのレクイエムはしょっちゅう聴ける音楽ではありませんが、時々取り出します。ケルテスのは情熱的な演奏でした。
このひとのベートーヴェンはDECCA録音で是非聴いてみたかったです。
カラヤンのレクイエム・・・・再聴してみます。声はええですね。

おはようございます。
最初に聴いたのはカラヤンの旧盤のほうでした。
LP時代はA面だけ、CDになった今もラクリモーサが終わると自然とSTOPボタンを押してしまいます(^^ゞ

この曲で印象に残っているのは故田宮二郎が主演したテレビでの白い巨塔に使われた時です。
 財前五郎が息を引き取ったラストシーンに流れたラクリモーサには泣けました。(原作は荘厳ミサなのですが・・・)

CDはベームとホグウッドを持っていますが日常的に聴くことは殆どなくなりました。

おはようございます。
このレコード持ってます。1300円の廉価盤でした。
それまでワルター/NYPのモノラル盤で聴いていたのですが、いい音で聴いてみたかったので買ったのでした。

レクイエムは、僕が合唱を始めたきっかけとなった曲ですから思い出深いです。
今聴きなおしても、当時の感動が蘇ります。

ユニバーサルアームはカートリッジ交換の楽しみが有っていいですね。
我が家はマイクロですが、かれこれ30年以上使ってます。
グレース、シュアー、テクニクスなど色々使ってみたのですが、結局B&Oに落ち着きました。
劣化が進んで現役は引退したのですが、久しぶりに引っ張り出して聴いてみると、ドビュッシーのヴァイオリンソナタが素晴らしい艶で鳴ってくれます。
だましだまし使ってみましょうかね。

>天ぬき 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
田宮二郎の「白い巨塔」は懐かしいですね。リアルタイムで見ていたはずなんですが、モーツァルトのレクイエムには気づきませんでした。有難うございます。
カラヤンのレクイエムはVPO盤で聴いています。豪華な演奏でありました。
僕はやはりベームでしょうか。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
おお、Summyさんは合唱経験者ですか。僕は聴くことしか能がないんですが、(弾くとしたら麻雀の時の「クチ三味線」ですね(^^ゞ)、三男坊が高校でも合唱を続けています。NHKコンクール出場が目標ですが、なかなか大変そうです。いつか、モーツァルトのレクイエムなどを歌える日が来るとエエでしょうね。

カートリッジを替える楽しみ、久しぶりに楽しんでいます。
DENONのDL-103、テクニカのAT-33E、そして今聴いているのはAT-15Ea/Gです。アナログの楽しみ、ゆったりとしてイイですね。
セカセカした世相の中で、呑気に行きたいもんです。

こんばんは、写真素敵です。
やっぱりレコードっていいですね。憧れます(^^
やっぱり音が出てくるものというのは、何かしら目でも楽しみたいという願望がありますがCDやiPodではこの辺味わえないですね。私もいつかはアナログ盤を楽しみたいなと思っています。音もあたたかそうです。その時はまたいろいろ教えてくださいね。私はケルテスはブラームスで聴いていますが、心地よいテンポ感と引き締まった音色が印象的です。

こんばんは!
すばらしい、スナップですね!! 今使っているプレーヤーの前、常用していた機種です。懐かしい姿です。
カラヤン2度目の録音をよく聴いていました。『夕日に十字架』のジャケットがお気に入りです。この録音、曲間に録音会場のノイズが非常にリアルに入っており感激(変なところにこだわってしまいますが・・・)した覚えがあります。最近は、コルボのエラート盤が愛聴盤でしょうか。

私のメインシステム、今日スイッチを入れ、音出ししたらイキナリいつもの音でした。
愛妻曰く。『毎日相手しないから、へそを曲げたんでしょ・・・。』
とのこと・・・(^_^;)

こんばんは。いつも拝見していながらご無沙汰してしまいました。ケルテスのモーツァルトは自分も好きで、後期6大交響曲のアルバムは愛聴しています。特に「リンツ」はクーベリックやジュリーニ盤と共にベスト盤の一つです。
レクイエムも幸いにケルテス盤を所有しているのですが、聴くのに勇気がいるのか、まだ聴けていません(^^; ケルテスの指揮からはmozart1889さんと同様の印象を私も受けます。何より事故で急逝されたのが残念です。65年というとまだ36歳頃の録音だったんですね。このブログをきっかけに聴いてみようと思います。ありがとうございました。

>stonez 様
こんばんは。コメント感謝です。嬉しく思います。
LPレコードは、置き場に困るんです。1990年代の前半、CDが完全に市場を制覇した頃には、いつか処分しよう、しようと思っていましたが、グズグズしているうちに、今まで保持し続けてしまいました。グズグズが良かったかもしれません。トシを取ると、この面倒臭さがかえって良いです。スローライフって云うんでしょうか、それに近いものがあります。

ケルテスのブラームス全集は素晴らしいですね。つくづく夭折が残念な指揮者でした。愛聴盤です。
ありがとうございました。

>あるべりっひ 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
あ、あるべりっひさんが以前お使いの機種ですか、では余計に今後も大事に使いたいと思います。もう25年選手、今も普通に廻ってくれます。日本の優秀な工業製品ですね。
「夕日に十字架」・・・・覚えてますよ。インパクトの強いジャケットでした。懐かしいですね。

ところで、「毎日相手してやらないから、ヘソを曲げた・・・」・・・とは、奥さんにも云えるかも・・・・我が家でも気をつけましょう。妻の相手でもします(笑)。

>れお 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
ケルテスはホンマに夭折が惜しまれる指揮者でした。ブラームス全集も素晴らしいんですが、モーツァルトも良かったですね。ハフナーにリンツ、40番も素晴らしい出来。ウィーン・フィルもイイ音を出していますね。
レクイエムはその頃の録音になるのでしょうか。DECCAの録音も良く、特に合唱は巧いなぁと思いました。
録音のマジックもあるのかもしれません。

レクイエムは滅多に聴く音楽ではないですね。ボクは今もこのレコードのまま、CDに買い直していません。

おさかな♪さんのところで拝見いたしました。はじめまして。
モーツァルトのレクイエム、私も大好きな曲です。

世界の数ある名演の中で、全曲を一人で"合奏"してしまったのは、
私くらいかもしれません。(もちろん素人です。プロはしません。)

お耳汚しでしょうけれども、話の種にお聴きくださったら嬉しいです。
http://grappa60.at.webry.info/200602/article_14.html

>Papalin 様
こんばんは。初めまして。ようこそおいでくださいました。
今、多重録音を聴きながら書いています。
素晴らしいですね。全曲一人で演奏してしまう快挙ですね。
合唱も大変巧いですし、名演と思います。
ありがとうございました。
ケルテス盤のところで、リンクを張らせていただきますね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。