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マーラーの交響曲第3番 ニ短調 シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管

暑い日でした。夏です。
石鎚山系の緑も濃くなりました。盛夏近づく季節です。
夏のシンフォニーが聴きたくなる季節です。

そこで、今日はマーラーの「夏の交響曲」。

マーラーの交響曲第3番 ニ短調。
リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管の演奏。
メゾ・ソプラノはペトラ・ラング。合唱は、プラハ交響合唱団とオランダ室内合唱団。
2003年5月、コンセルトヘボウでの録音。DECCA盤。

シャイーのマーラーは、全体的に落ち着いたテンポを採り、たっぷりと歌わせる。この3番もそう。じっくりと歌い上げ、またここぞでグッとテンポを落とす演出を見せる。
ただ、情念的なマーラーではなく、だからテンシュテットとかバーンスタインのような感じではなく、客観的なアプローチで、明晰でもたれないマーラーを描き出す。

第1楽章の冒頭、ホルン8本の斉奏の途中から、テンポがグッと落ちてものものしい開始。やや重い感じだが、100分に及ぶこの大曲の開始とすれば、構成的にはこんな感じの方がいいのかもしれない。
トロンボーンの朗々たる響きは美しい。もっとも、この響きはキリスト教的な「審判」の合図のような意味も込められていそうな気もする。畏怖を感じさせるような響き。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管の音は、圧倒的な迫力。聴き手を揺さぶる力に満ちている。シャイー時代になって、コンセルトヘボウ管の音が明るくシャープに、鮮烈になった感があるが、これはDECCA録音との相乗効果かな。
全く鋭く輝かしい優秀録音で、目覚ましい限りの音響が展開する。このくらい音が良いと、マーラーを聴いていて、特に最大のこの曲を聴いていても、気分が良い。身を浸す感じで聴きつつ、各楽器の音の良さにウットリしてしまう。
第1楽章など、目眩く音響に翻弄されてしまい・・・・(^^ゞ、あっという間の30分だった。

第2楽章は弦楽アンサンブルが聴きもの。この静謐な合奏は、デリケートで柔らかく麗しい。
第3楽章は管楽器のアンサンブル。フルートにオーボエ、クラリネット、みんな巧い。バックで奏でるホルンやトランペットも実に達者。
だいたい録音が素晴らしいので、対向旋律がよく聞こえるだけでなく、ステージの隅々まで光が当たった感じで、個々の楽器が何をしているのか全部聞こえてしまうよう。聴いていて、実に楽しいし面白い。

歌唱の入ってくる第4・5楽章もウットリするほど美しく鮮烈。メゾ・ソプラノのペトラ。ラングという女性はよく知らないが、柔らかくよく伸びる声で、しっとりとした潤いもある。イイ声だと思う。

そして、感動の終楽章、
これ、マーラーが書いた最も美しい音楽の一つであります。
この音響に身を浸すのは、全く至福の境地であります。

ああ、幸せ。こんなエエ音で、家庭でマーラーが聴ける幸福。
実に贅沢な話だと思いますが、日頃、文句も云わずにまじめに仕事して、給与は殆ど妻に渡し、酒も飲まずに美食も追わず・・・・という生活でもありますしね。
許してもらいましょう・・・・・ガハハ。


★マーラーの交響曲第3番 自己リンクです★

■インバル/フランクフルト放送響
■マゼール/ウィーン・フィル
■メータ/ロサンゼルス・フィル



AUTHOR: ヨシ様 DATE: 06/09/2007 06:48:49 おはようございます。いつもお世話になります。
マーラーも交響曲第3番もコンセルトへボウ管も好きなのですが、
シャイ-が苦手なのです。ハイティンクも。
コンセルトへボウ管で他の指揮者のマーラー3番を聞きたいですね。
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コメント

シャイーのマーラー7番を借りようと、近所の図書館に行ってみたのですが見あたりませんでした(^^;;
ネットで調べると貸し出し中にはなってないので、見落としたのかな?
次回は整理番号をチェックした上で出かけてみることにします。

3番はバーンスタインの新旧盤と、先日買ったアバド/VPOで聴いています。
第6楽章の美しさは、まさに天国的ですね。

ちなみに今日借りてきたのは
1.ミヨー:交響曲第6、7番 プラッソン/トゥルーズ市立管弦楽団
2.ヤナーチェク:弦楽四重奏曲1、2番 ハーゲン四重奏団
3.マーラー「嘆きの歌」 シノーポリ/フィルハーモニア
4.バルトーク「青ひげ公の城」 ショルティ/ロンドン・フィル
5.F・クープラン:コンセール集 ニコレ・ホリガー他

まだ全部は聴いていませんが、ヤナーチェクが切れ味鋭い素晴らしい演奏でした。
録音も抜群です。

>ヨシ 様
こんばんは、コメント感謝です。
ハイティンクのマーラーはなかなかイイですよ。あまりドロドロせずに、理知的に進むんですが、ボクは好きです。
シャイーのマーラーはよく歌います。さすがイタリアンですね。この人のマーラーもドロドロしないのがエエです。
コンセルトヘボウ管では、さて、ヤンソンスあたりが録音するんでしょうか。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。
マーラーは6年前に狂ったように聴いた次期がありました。その時にどんどん全集を買ってしまい、ひろはやさんが挙げられた3番交響曲はだいたい聴いています。バーンスタイン/NYP盤は、少しもたれます。ハイティンクやクーベリックはサラサラしていてイイですね。
ハイティンク/シカゴ響(2006年)は未聴です。評判よいですね。いつか聴いてみたいなと思っています。ハイティンクではBPOとの録音が、オケの威力が凄まじく圧倒的名演と思いました。

3番は長大な交響曲ですが、まさにCD時代のおかげですね。

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
おっしゃるとおり、「これはこれは、の大曲」・・・・ですね。じっくり聴くには良いんですが、なかなかまとまった時間が取れないですね。100分近い交響曲ですから、途中何かしら邪魔も入りますしね。
ベルティーニは良い指揮者でした。耽美的なマーラーを聴かせてくれます。この人の実演を聴いてみたかったと思っています。

>Summy 様
今晩は、コメント感謝です。
シャイーのマーラーは7番も良かったですよ。オケが良いのと録音が素晴らしいですね。DECCAはさすがと思います。
バーンスタインの旧盤は聴いたことがないんです。旧盤は1番と4番しか持っていません。いつか全集で持ちたいなと思っています。

Summyさんが今日借りられた演奏、どうも僕は苦手なものばかりのようです。レパートリーが狭くてスミマセン。
コメント出来かねるようです・・・・・・(^^ゞ。

こんばんは。
マーラー3番、マーラー・ブームになってもなかなか録音が増えず、本当にCD時代になってから陽も目を見るようになった曲ですね。当然、コンサートでもなかなか演目に上がりませんネ。
コンサート体験は2回、ベルティーニとミョンフンだけです、コバケンさんの公演は直前になり仕事で出かけられなくなり、いまだに後悔しきりです。

今日は、じっくり音楽を聴こうと思ったのですが・・・。なぜかシステムの調子が悪く、あれこれ『さわって』いたらこんな時間になってしまいました。たぶん明日も『格闘』の1日になりそうです。

>あるべりっひ 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
マーラーの3番は、実演を聴いたことがありません。大がかりな公演になるでしょうね。一度聴いてみたいです。
初めとっつきにくかったんですが(何しろ長い!)、慣れると、実に楽しい曲ですね。CD時代のありがたさを感じます。

システム不調とのこと、弄りだしたらキリがありませんね。これぞ、「音キチ」のサガ、ついつい夜更かししてしまいますね・・・・・。

こんにちは。
どうもシャイーって指揮者はピンと来ず、私にとっては「3大わけのわからん指揮者」の1人なのですが、マーラーだと当盤と4番は気に入っています。気に入らない指揮者の割には相当数Discを持っていたりするのですが、総じて彼の演奏にはある意味カラヤンにも相通ずる、徹底した美音の追及といったものを感じます。カラヤンの音が常に官能の香りを纏っているのに対し、こちらは常に健康的・肯定的。そんなところがこの曲と合っていたのかな、と思います。
マーラーの3番も80年代初頭までは割と不人気曲扱いをされていた筈がアバド/VPOやショルティ/CSOあたりから状況一変、今ではマーラーの曲中でも最も優秀録音且つ名演に恵まれた曲となった感を持ちます、まさに隔世の感。もし未聴でしたら、ジョルダン盤、マーツァル盤もお勧めです。この2枚、ちょっと他盤とは音の次元が違う、そんな印象を持っています。

>花岡ジッタ 様
こんばんは。コメント感謝です。お久しぶりです。嬉しく思います。
マーラーの3番はショルティ/CSO、アバド/VPOあたりが発売された1980年代前半からは名録音の目白押しですね。特にショルティ盤の衝撃は大きかったと思います。ご紹介のジョルダン盤、マーツァル盤、探してみようと思います(財布と相談しつつです)。

シャイーのマーラーは綺麗ですね。花岡さんのおっしゃるように、カラヤンのような美麗な演奏を目指しているんだろうと思います。マーラーの情念の表出などには意識がないようですし、その点で屈託のないマーラーになっていると思います。好みが分かれるかもしれません。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の演奏は見事なものだと思いますが。

こんばんは。
マーラーの3番はTb協奏曲付き交響曲と呼ばれることもあるみたいです。
第1楽章に大ソロがありますが、第5楽章のソプラノのソロと同じくA音で始まりますね。
書かれてある通り神聖的な意味があるんだろうと思います。

Aの音を伸ばすだけで物を言わないといけない、音を伸ばすだけで、
何千もの観衆を納得させなければならないなんて、ある意味凄いことだと思います。

この曲のCDはどれも2枚組ですが、第1部、第2部となっていることもあり、
できれば1枚目は第1楽章のみ、2枚目に第2から第6楽章を入れて欲しいと思います。

CDは色々ありますが、ティルソン・トーマスのロンドン響も良かったですよ。

>hsm 様
こんばんは。コメント感謝です。有難うございました。
なるほど、Tb協奏曲つきの交響曲ですか・・・・。確かにTbは大活躍であるとともに、大変ですね。役割も重要ですね。長いソロ、実演では奏者は緊張するでしょうね。
あ・・・・あれはA音、しかもソプラノと同じだったんですか。気づきませんでした。今度気をつけて聴いてみたいと思います。ありがとうございました。

MTTとロンドン響、要チェックですね。探してみます。

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