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ラヴェルの「クープランの墓」 デュトワ/モントリオール交響楽団

サラッとした風が心地よい陽気でした。一足早く更衣、半袖にしましたので、五月の風が気持ちよく感じました。
今日はそんな風と同じ趣きを感じさせるサウンドで、クラシック音楽を聴いてます。

ラヴェルの「クープランの墓」。
シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団の演奏。
1983年5月、モントリオールでの録音。DECCA盤のLP。

フランス的としか云いようがない魅力にあふれ、軽く明るく洒落た感じ響きがたまらない。これぞラヴェルと云いたくなる曲であり、またデュトワ/OSMの演奏がすばらしく上質のオーケストラ音楽を聴かせてくれる。

原曲はピアノ曲。管弦楽の魔術師と呼ばれたラヴェルがほかのピアノ曲でもしたように、すばらしい編曲を行っている。

まず「前奏曲」のオーボエ。
こんなに速く吹くのは大変だろうなぁと思うのだが、プロはスゴイもんだと思う。よく聴いていると、ここで使う楽器は、確かにこりゃオーボエしかないだろうなぁと思うのだが、このモントリオールのオーボイストも大変な名手。
デュトワはこの時期絶好調、ラヴェルの管弦楽曲を次々に録音し、すべてが見事な出来で絶賛を博していた頃。
DECCA録音も優秀で、この名品に花を添えている。

「フォルラーヌ」はイタリア・ヴェネツィアの宮廷舞曲。
旋律はユーモラスで可愛らしいのに、ふとしたところで干感傷的な響きになる。
管楽器が活躍する曲だが、OSMの個々のプレーヤーが巧いので、うっとりしてしまう。ホンマに巧いオケだと思う。
アンサンブルも十全。デュトワのオーケストラ・トレーナーとしての腕が想像される演奏。
「メヌエット」は優雅な音楽が続く。弦楽セクションが柔らかく暖かい響き。色で例えれば、淡いピンクか、すみれ色に近いかな。
中間部でのスケール豊かなトゥッティも印象的。

終曲は「リゴードン」。
これはプロヴァンスの民族舞曲で、野性的なリズムが楽しい作品。金管が炸裂したときの響きが実にカッコイイ。また、中間部での叙情的な音楽もすばらしい。
デュトワの演出も巧みで、ああ、いいラヴェルを聴いたなぁと実感できます。

録音は今もすばらしいもの。
DECCA、デュトワ/OSMは最高のコンビでありました。

ビンボーでなかなかLPも買えなかった時代の、憧れの指揮者でした。
この人のラヴェル全集は無理をして(廉価盤になったこともあるんですが)買いました。
懐かしい1枚であります。


AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/31/2007 06:34:35 おはようございます。
デュトワは大好きな指揮者です。時々N響との実演に触れる機会があるのですが、デュトワの指揮棒にかかると同じオケかなと思うほどに変身するのですね。指揮者とは大したものだと思います。
さて、そうは言うものの、この曲は残念ながら、クリュイタンス/パリ音楽院管(1962年)とハイティンク/ボストン響(1996年)のみであります。ラヴェルの中でも余り聴く機会が無かったのですが、mozartさまの文章を読んでみて、デュトワで聴いてみたいと思いました。
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コメント

こんにちは、この曲はブーレーズ盤LPで最初に聴きました。
リゴードンの中間部の旋律、「ほとんど、日本の民謡!」、で好きになりました。バスク民謡なのでしょうか?ブルガリアンボイスも連想します。
ブーレーズの指揮は、適度に歌わせてイイですね。ドホナーニは苦手ですが・・。デュトワはCDで聴いてます。LPがあったのですね。

>ひろはや 様
こんばんは。コメントをありがとうございました。
デュトワ/N響の実演には、ついぞ触れたことがありません。そうですか、N響が変身するんですか・・・・・それは聴いてみたいですね。
なかなか四国の田舎では聴く機会がありません。こんど8月にN響が松山公演を行いますが、指揮はデュトワではありません。
クリュイタンス/パリ音楽院管は、LPで愛聴してきました。すばらしい演奏ですね。ボストン響とハイティンクのコンビでのラヴェルは興味あります。「ダフニスとクロエ」は実に味わい深い全曲でしたから・・・・。

>よし 様
こんばんは。いつもお世話になります。
よしさんも同じ7000円のものですね。欲しかったデュトワのラヴェルが4枚組でこの価格ということで、購入できたことを思い出します。
当時はまだ若く、お金がありませんでしたから、決断が要ったものです。
でも、その分、一生懸命聴いたような気がします。きっと、今より懸命に・・・・・。
懐かしい1枚です。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございます。
ジャン・ドワイヤンはその名前を久しぶりに聴きました。ERATO盤でしょうか、フランスのピアニストだったですね。きっと、ラヴェルをおしゃれに弾いてくれるのでしょう。
ラヴェルはバスク人の血を引いているんですね。それがコンプレックスになっていたことを、何かの本で読んだ気がします。
ケルトとのことはよくわかりませんが、この「クープランの墓」は、独特の雰囲気を持っている曲ではありますよね。

デュトワやクリュイタンスで聴くラヴェルは最高ですね。大好きです。

>ドレドレ 様
こんばんは。コメントをありがとうございました。
ブーレーズ盤は聴いたことがないんです。DG盤でしょうか。
ふだんは、クリュイタンスやデュトワ、小澤征爾などを好んで聴いています。
「リゴードン」の民謡旋律はエエですね。僕も大好きです。
オーケストレーションもすばらしいですね。いつも感心しています。

デュトワは亡き父が大好きだったようで、この「クープランの墓」もCDで有りました。
確かに洗練された演奏で、録音も優秀ですが、僕の好みからすると少し薄味かな?

僕はどちらかというと硬質なラヴェルが好きで、以前からブーレーズ/NYPの「クープランの墓」を愛聴しています。

ピアノ原曲盤だと、なんといってもフランソワ!
第2曲の「フーガ」では、少し酔っぱらったようなリズムの揺らぎが心地よいです。

>ブーレーズ盤は聴いたことがないんです。DG盤でしょうか

LPはブーレーズ/NYP (SONY)です。CDは現在、廃盤のようです。

>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもありがとうございます。
Summyさんもブーレーズですか。僕は未聴なんです。
NYPとの録音、探してみたいです。
サンソン・フランソワのラヴェル、これはエエですね。クラシック音楽を聴き始めたとき、EMIの洒落たジャケットのLPがありました。
絶品のラヴェルと思います。

>ドレドレ 様
おはようございます。ご教示ありがとうございました。
ソニー時代のブーレーズですね。廃盤のようですが、どこかで出会えると期待して探してみます。
いつもお世話になります。

ラヴェルの管弦楽曲は、マルティノン、クリュイタンス、ミュンシュ、モントウ等。往年の名指揮者たち。基本的に現存の指揮者は、あまり聴きませんね。

>ヨシ 様
クリュイタンスはLP時代からの愛聴盤です。マルティノンはEMIの激安ボックス(ドビュッシーまで全部入ってます)のCDが楽しいです。モントゥーのフィリップス盤やミュンシュ/パリ管のEMI盤も貫禄十分ですね。

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