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モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 K.467 カサドシュ(Pf)・セル/クリーヴランド管

だいぶ気温が上がりました。伊予路は夏の蒸し暑さでした。
壊れたノートパソコンのHDDは、USBのHDDケースに入れて、データの吸い出しに成功。
辛うじて、仕事の頓挫は防げました。
やれやれ・・・・皆様もバックアップを忘れずに。HDDが突然死するのは話では聞いていたんですが、我が身に起こるのは長年PCを使っていて初めて、いやはや焦りました。


さて、今日は懐かしいLPを聴いています。

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467。
ロベール・カサドシュのピアノ独奏、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の演奏。
CBSソニーのLP1300円盤。
LPには収録日・場所不詳と記してあるが、1961年の録音ではないかと思われる。

清潔で清楚なモーツァルト。
カサドシュのコロコロと転がるようなピアノの音がとても美しい。
セル/クリーヴランド管の伴奏は立派なもので、実に交響的に響く。この曲あたりから一層オーケストラ部が充実してくるモーツァルトの書法に応じて、堂々たる管弦楽になっている。

それにしてもカサドシュのピアノは美しい。
弱音主体であまり大声を上げないピアニズム。秘かな声でモーツァルトの美を語ってゆく。デリカシーのかたまりのようなピアノ。p、ppの表現力がスゴイ。
音色もソフトタッチで丸っこく、透明感もある。透き通るような美しさの中で、実在感をともなった着実な弾き方であり、音色と思う。
第1楽章のカデンツァもセンスにあふれ、粋なもの。あまり激さずに、オシャレでカッコイイのがカサドシュ流だと思う。

第2楽章の透明さ。
映画「短くも美しく燃え」を持ち出すまでもなく、この楽章は、まさに短くも美しい。
クリーヴランド管の弦楽セクションが素晴らしい出来。ピタッと合って、線が細く感じるほどアンサンブルがよい。ボウイングも完璧に揃って、その精度もスゴイ。
カサドシュのソロはノーブルでメロウ。気品漂う上流貴婦人の趣き。テンポもゆったりで心安らぐ演奏。そして、カンタービレ。モーツァルトの愛らしくも清澄な歌がこぼれてくる。

フィナーレは軽快でリズミカルなロンド。晴朗で伸びやかなオーケストラをバックに、カサドシュのピアノは天馬空を行く。
オケはとにかく素晴らしい。克明な伴奏はいかにもセルらしいが、その上を奔るカサドシュのピアノもまたセンスがいい。心地よい終楽章。

録音はこんなもんでしょう。
LPで聴くクリーヴランド管は、CDより柔らかいとは思いますが、解像度はイマイチかと思います。
レコード購入から25年以上過ぎたでしょう。
青春時代、クラシック音楽を聞き始めた頃を懐かしく思い出しつつ、聴きました。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 05/24/2007 05:04:14 おはようございます。曲良し、演奏良し、ゴールデン・コンビですね。モーツァルトのピアノ協奏曲は、10代の頃はそれほど魅力を感じなかったのですが、30代あたりからしみじみと良さを感じるようになりました。演奏会で聴くのもよいですし、自宅でぼーっと聴くのもいいですね。カサドシュさんとセルは、若い頃から信頼関係が強かったようで、クリーヴランドでもカサドシュ記念なんとかというコンクールだか賞だかがあったように記憶しています。「オマエが指揮者に転身してくれて助かったヨ」「アッハッハ、ソリストは頼むよ」とかなんとか言っていたのかな?
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コメント

こんばんは。
私も若い頃LPでよく聴きました。
中古で購入したダブルジャケットのバレンボイム盤でした(裏面は27番)
簡潔で力強く美しさに満ちたこの曲には魅了されました。
昔はレコード店で購入する際に試聴させてくれましたのですが
この曲を聴くとその時の音を思い出します
神田のミューズ社?違ったかな?

私はセルのときだけ反応しているようですね、でも、いつもちゃんと拝読していますよ。
この演奏、LPは1975年に買いました。いまは、もっぱらCDで聴いていますが、いったい何度聴いたことでしょう。第二楽章は、レコードよりも先に映画の音楽が耳に入ってきたと思います。セル、カサドシュで(それ以外でも)聴いていても、映画のシーンが目に焼き付いてしまって、ちょっと鬱陶しいんですけどね。(映画の演奏はいったい誰だったのだろう?と、いまふと思いました)

>>eguchiさん
映画のサントラはたしかゲザ・アンダの全集になった旧盤(1965年録音)からだったはずです。私は映画を見ていませんが。
アンダはその後亡くなる3年前の1973年に20番と21番を再録音しており私的には新盤のほうが好きです。

ちなみに自分の現在一番のお気に入りはカーゾンがクーベリック&バイエルン放送饗の伴奏で弾いたライブ盤。
ソロもオケも自然で豊かな即興性に溢れており本当にうっとりする。その微妙で細かいニュアンスをマイクがしっかり拾ってる。素晴らしい演奏&録音です。
カサドシュ&セルは未聴ですがよさそうですね。
カサドシュのCDはフランチェスカッティとの共演でフランクとフォーレのソナタを持っており素晴らしい演奏だと思いました。

こんにちは。
 カサドシュとセルによるモーツァルトのピアノ協奏曲。このLP、私も持っていました。21番は、確かルービンシュタインのやはり廉価盤を先に買って、その後セル/クリーヴラントってことでこのLPを買ったのだったかな。

 何年か前にカサドシュの録音がまとめてCD化されて、幾つかの録音を持っています。中でもドビュッシーの独奏曲はいいですね。私の中ではギーゼキングとカサドシュが何故か「同年代」で対置されていて、何処となく色気があるような気がするのがカサドシュ、みたいな聞き方をしています。そういやルービンシュタインのを聞いた後でこれを聞いて、確かにある種色っぽいなと思ったような。

 件のシリーズでは、スカルラッティやラモーあり、バルトークあり、自作自演あり(これは......(^o^;)、なかなかの多芸多才ぶりで、改めて面白いピアニストだなと思い返したのでした。


>narkejp 様
こんばんは。コメントを有難うございました。いつもお世話になります。
久しぶりにこのコンビの演奏を聴いて、やっぱりエエなぁとおもっているところです。1300円盤のLP、廉価盤でお世話になりました。

「オマエが指揮者に転身してくれて助かったヨ」「アッハッハ、ソリストは頼むよ」・・・・・・いや、ホンマにそんな感じの演奏でした。セルはピアノの名手でしたが、伴奏させても名人でしたね。味わい深い演奏でありました。

>yuri 様
こんばんは。コメント感謝です。パソコンのご心配をいただき、ありがとうございました。
何とかデータは取り出せましたので、仕事は出来ます。HDDの換装で週末は久しぶりにOSのセットアップでも楽しもうと思います。

モーツァルトのこの21番、第2楽章はクラシック音楽に親しむ以前から知っていました。有名曲ですね。
でも、いつ聴いてもその美しさにほれぼれとします。
yuriさんのおっしゃるように、「ピアノの音色に身体ごと引き込まれる感じ」・・・・・ホンマやなぁと思います。
ありがとうございました。

>丘 様
こんばんは。いつもお世話になります。
丘さんもカサドシュ盤で21番を・・・・・・同好の方がいらしてくれて嬉しいです。セルの伴奏もエエですし、クラシック音楽を聴き始めた頃はこのLPが安くて買いやすかったです。なつかしい名盤です。
ああ、ヘブラーやルプーも懐かしいですね。
21番は実に名曲ですし、名演盤も沢山あると思います。

僕はグルダ・アバド/VPO盤も好きです。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有難うございました。いつもお世話になります。
天ぬきさんのバレンボイム盤は、EMIのイギリス室内管の弾き振りですね。バレンボイム若かりし頃の名盤だと思います。
指揮者としても才気煥発の演奏を繰り広げるバレンボイムですが、若い頃最も輝いていたのは、このモーツァルトのピアノ協奏曲全集ではなかったかと思います。

そういえば、昔は試聴させてくれましたね。神田のミューズ社なんかが、そうだったと思います。

> e g u c h i 様
こんばんは。いつもありがとうございます。
セルの伴奏がエエですね。透きとおるような美しい協奏曲になっているt思います。
「短くも美しく燃え」であまりに有名な第2楽章、今も大好きです。
両端楽章も晴朗で心地よいですね。

映画はアンダ盤だったようですね・・・・→シャム猫さんによります。

>シャム猫 様
こんばんは、いつもお世話になります。アンダ情報、ありがとうございました。
僕は映画を見ていないんですが、アンダ盤なら・・・・・エエでしょうね。
彼がのちにウィーン響との弾き振りで録音した20番21番は本当に素晴らしい演奏でした。
カーゾンの21番は聴いたことがありません。カーゾンはブリテンと録音した20番27番が素晴らしかったので、是非聴いてみたいです。

>Verdi 様
こんばんは。コメントを有難うございました。いつもありがとうございます。
カサドシュのドビュッシー・・・・・未聴なんですが、イイでしょうね。色気があるなんて聞くと、是非、これはその演奏を聴いてみたいです。
僕はカサドシュというとモーツァルトの協奏曲くらいしかよく知らないんです。あまり偉そうなことは言えませんが、色気があるというのは、何となく分かるような気がします。
今度探してみたいです。
ありがとうございました。

セルが登場するとずいぶん反響が大きいですね~。私もセル・ファンの一人です。よろしく。カサドシュ/セルのモーツァルトはマイ・ベストのひとつですが、気分を変えたいときにはアンネローゼ・シュミット/マズア盤やバレンボイム/イギリス室内管盤もよく聴いています。

CD復刻ではSONYの"HERITAGE"

セルの話題を求めて次のブログもときどき眺めています。もっぱらROMですが ^-^! 。
http://www.ka1.koalanet.ne.jp/~yamatyan/
http://www.asahi-net.or.jp/~fq3k-hsmt/szell/szell00.htm

コメントを書いていて、キーを間違えておしたら中断してしまいました。すみません。補足です。

CD復刻ではSONYの"HERITAGE"シリーズは耳あたりのよい音がしますね。DSDとは傾向がまったく違う、太めで豊満な感じです。いまのところフライシャー/セルでブラームスのピアノ協奏曲No.1と2、ハイドンの交響曲集の二点しか持っていませんが・・・。どなたかこれ以外にも情報をお持ちでしたらゼヒ教えてくださいませ。


>>シャム猫さん
お知らせ、ありがとうございます。映画のはゲザ・アンダですか。悲劇を絵に描いたようなラブストーリーの映画でした。あえてもう一度見ようという気は起きませんが、ラストシーンに流れる第二楽章は、やはり記憶に残っています。
演奏の方は、カザドシュ以外では、ラ・ローチャ、リパッティなども聴いています。

mozart1889さん、すみません 場所をお借りしました。

HERITAGEシリーズは音がよいとの評判ですね。
先日買ったEU製2枚組の、ドヴォルザーク7、8,9番、シューマン交響曲全集は、HERITAGEと同じマスタリングのようです。
音質は大変に良好です。

さて、本日から中四国九州のショップが一同に会して、広島駅地下広場で中古市が開催されてます。
1枚280円のLPを12枚ほど買い求めてきましたが、セルの録音も何枚か。
・ゼルキンとのブラームスP協奏曲1、2番
・ハイドン 交響曲92、94番
・ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲、ヒンデミット「ウェーバーの主題による交響的変容」
・マーラー「子供の不思議な角笛」、シュワルツコップ、F・ディースカウ(EMI)

我が家では、セルのLPは大変よく鳴ります。

>hiromk35 様
おはようございます。コメント感謝です。HP情報もありがとうございました。

HERITAGEシリーズは、音がエエんですね。是非聴いてみたいですね。
最近仕事が忙しく、レコード店に行っていないんです。ストレスたまります(^^ゞ。
たまにはレコード店で物色しておかないと、体調に悪いですね。フライシャーのブラームスでも探してみます。
ありがとうございました。

>e g u c h i 様
おはようございます。
どうぞご遠慮なく、ナンボでもお使い下さい。僕も参考にさせてもらっています。助かります。
ありがとうございました。

>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。
沢山LPを買ってらっしゃいますね。羨ましいです。Summyさんのところの装置がエエんでしょうね、セル/クリーヴランド管の演奏がよく鳴るのは、ホンマに羨ましいです。
我が家ではイマイチなんですよね・・・・・でも、LPはまずまずかもしれません。
さて、休日、何を聴きましょうか。

Summy様
>先日買ったEU製2枚組の、ドヴォルザーク7、8,9番、シューマン交響曲全集は、HERITAGEと同じマスタリングのようです。

耳よりな情報、どうもありがとうございます。よろしかったらCD番号など教えていただけません?

Mozart様。横っちょからこの場を拝借させていただきましてどうもすみません。


>hiromk35さん
URLにHMVの紹介ページを貼っておきます。

アナログ盤を最高のコンディションで聴いている感じがします。
録音時期を考慮すれば、素晴らしい音質だと思います。

エッセンシャルシリーズより明らかに上ですね。
あと、GreatPerformancesシリーズで出ている、ブラームスの1番、チャイコフスキーの5番も良い音質でした。

Summyさん

EUR盤の情報ご提供、どうもありがとうございました。


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