スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホルストの「惑星」 カラヤン/ベルリン・フィル

初夏の爽やかな気候が続きます。
クラシック音楽を聴くのに、実に気持ちいい季節ですね。
そして、ワタシは連日のようにLPを聴いています。
久しぶりに、レコード・プレーヤー TRIOのKP880Dが大活躍しております。

で、今日はホルストの組曲「惑星」。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1980年の録音のDG盤。デジタル初期、カラヤンが精力的に自己のレパートリーの再録音に取り組もうとしていた時代だった。
今日は、その当時発売のLPで。

ジャケットがカッコイイが、演奏もカッコイイ。
カラヤン/BPOの全盛期、スタイリッシュな演奏が鮮明なデジタル録音で聴ける幸福。CDでは硬さが感じられるデジタル時期だが、レコードで聴くとそんな感じはない。クッキリと隅々まで見通しの良い録音で、ふだんカラヤン録音ではかぶり気味の低音もスッキリして実に心地よい。

「火星」がしびれるほどカッコイイ。凄まじい迫力、音圧なのだが、演奏は実に端正。特に弦楽セクションが柔らかい響きなのが印象的。LPレコード特有の柔らかさかも。低音を支えるヴィオラやチェロの響きは特に良い。

「金星」は優美そのもの。磨き上げた美しさ。カラヤンらしい、耽美的な演奏だが、少し化粧臭い感じもあり。高級クラブの妖艶な美女・・・・といった感じかな。でも、イヤらしさはないし、ここまで徹底してくれると、文句なし。
ソロ・ヴァイオリンは誰なのか、艶やかで鮮やか、細身の美しさを満喫できる。ソロで登場する管楽器も、どれも惚れ惚れするほど美しい。
カラヤンの採るテンポもゆったりで、いやまことに心地よい。極上の音楽。

「水星」も鮮やかな表現。色彩的できらびやか。ヴァイオリン・セクションの細かな動きも味わい深い。繊細で美麗を極める演奏ぶりが印象的。

「木星」は快速テンポ。颯爽として、胸のすく格好良さ。中間部の名旋律は、もう少しゆっくりの方が良いんじゃないかとも思うが、カラヤンは淡泊に通り過ぎてゆく。
ホルンの合奏は強烈だが、カラヤン/BPOのコンビで聴くと、その中に優美さが響く。さすがだなぁと思う。

「土星」からB面へ。不気味さよりはエレガントな神秘性が漂う演奏。弱音がデリケートで美しい。優しく包み込むような、繊細なカラヤンの指揮。
この曲は、演出巧みでお話上手なカラヤンが、最も得意とするところかもしれない。

「天王星」でのティンパニ。革の震えが見えるほど生々しい録音も素晴らしい。
「海王星」の遙かな響き。これは、宇宙の彼方へ遠ざかってゆく錯覚か。合唱も神秘的。

録音は前述の通り素晴らしいです。
LPレコードは、大音量で聴いても疲れません。
包まれるような暖かさ、柔らかい音響を楽しみました。
これ、今やホンマの贅沢ですね。


<自己リンクであります>
●レヴァイン/シカゴ響
●ラトル/ベルリン・フィル
●ボールト/ロンドン・フィル
●佐渡裕/N響
●マゼール/フランス国立管
●マリナー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管


AUTHOR: yuri DATE: 05/22/2007 09:44:24 mozart1889さん、こんにちは。

LPとCDの音は、そんなに違うんですね。
御自宅で生の演奏を聴かれている感じでしょうか?
LPを一枚も持っていない私としては、羨ましい限りです。
スポンサーサイト

コメント

こんばんは。
『惑星』は、プレヴィン&ロンドン響のレコードと同じメンバーのDVD・オーディーオしか所有してません。
レコードジャケットの『日食』の写真に魅せられての購入でした。ボールトのレコードジャケットと迷いましたが・・・。
カラヤンは、VPOとのDECCA録音が広くこの曲を世に知らしめたと何かで読んだ気がします。晩年のBPOとの耽美的演奏、聴いてみます。

>yuri 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
CDとLP、そんなに違いはないですし、CDの方が音が良いのも沢山あります。LPでは詰まった感じの音なのに、CDになると高音が良く伸びて瑞々しいという録音も沢山ありました。
どちらもナマの音とは違います。ナマ以上のものはないと思われます。

でも、LPの方が音が柔らかかったり、ふっくら、トロッとした感じの音になることが多いような気もします。我が家の装置では、ズシッとくる低音はLPが上です。

装置によって違うのだとは思うんですが。。。。スミマセン、偉そうなこと書きました。LPを処分しようかなと思いつつ、勿体なくて出来なかった、だから今もたまたま持っていた・・・だけの話なんですが(^^ゞ。

>木曽のあばら屋 様
こんばんは。コメント感謝です。ありがとうございました。
カラヤンの「惑星」はDECCAのVPO盤とDGのBPO盤の2つだったと思います。(他には知りません)。
VPO盤も良かったですね。録音も当時としては抜群だったと思います。
BPO盤は、デジタルでの再録音で、発売当初話題になったですし、オーディオ・ブームの時代でもあって、「惑星」の録音が相次いだ時期でもありましたね。
懐かしい話です。
ありがとうございました。

>Summy 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
メータ/LAPO盤も良かったですね。メータが若々しく絶好調だったLAPOの時代ですね。DECCA録音も抜群でした。
マゼール/フランス国立管盤は、ソニーの録音も良く、マゼールらしい、なかなかエグイ演奏だったと思います。
これもよく聴きました。
実演経験がありません。是非、ナマで聴いてみたいです。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。
プレヴィン盤は、日食のジャケット、覚えています。でも、持っていません。ボールト/LPO盤を持っています。LPをジャケ買いしました。あるべりっひさんとは逆ですね。
カラヤン/VPO盤こそ、この曲を世界に広めた名盤、僕もその記述を読んだことがあります。それまでは、マイナーな曲だったそうですね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。