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R・シュトラウスのアルプス交響曲 ショルティ/バイエルン放送響

初夏の風が心地よい休日でした。
まさに緑風、水が入った田んぼを渡ってくる気持ちよさ。
当地、伊予西条は南に霊峰石鎚を望むことが出来ます。これが今日は実に美しい。
雪の石鎚もエエんですが、初夏の緑の石鎚山もいいものです。

そこで今日はR・シュトラウスのアルプス交響曲。
(石鎚山は標高1982メートル。アルプスほどの高峰ではありませんが)

ゲオルク・ショルティ指揮バイエルン放送交響楽団の演奏。
1979年のデジタル録音。DECCA原盤のレコードで今日は聴きましょう。

珍しくショルティがバイエルン放送響を振った1枚。
演奏は光彩陸離たる名演。豪華な音響と、男性的なガッツに溢れた演奏であって、スカッと爽快な感触が残る。
輝きに満ちたオーケストラだが、陰影・隈取りも濃い。さすがショルティ、表現の幅は広いと思う。
ただし、情感がこもっている風の演奏ではなく、屈託なくオケが鳴っている。これもいつものショルティだろう。
オーケストラ・トレーナーとしても超一流であったというショルティが、手兵のシカゴ響で培った腕力を発揮して、とこどんバイエルン放送響をドライブしてゆく。

オケがそれに応えて抜群の上手さ。筋肉質の引き締まったフォルムで、シャープなアルペン・シンフォニーになっている。

演出も巧み。R・シュトラウスの作曲技法がスゴイのはもちろんだが、アルプスの自然のさまが目に見えるような演奏。
DECCAの録音がまた見事で、今聴いても素晴らしい音響で再現されれゆく。

バイエルン放送響の起用が成功していると思われる。
シカゴ響で聴くと、明快でスポーツマン的な音楽になって、響きがその分、硬質になるのだが、バイエルン放送響の美波ドイツ風のブリリアントな音色とふっくらとした響きの柔らかさ、良い方向に働いていると思う。

特に弦楽セクションが柔らかくてよろしい。
金管群は、もう、この交響曲だから終始クッキリしているが、ストリングスが実にイイ味を出していると思う。
トータルでは、男性的な筋肉質の音楽とはいえ、ショルティにしては驚くほど円満でふくよかな、風格豊かな演奏になっていると感じる。

今も素晴らしい音で聴けるDECCAの名録音。
アナログLPで聴いたせいか、その柔らかさが印象的でありました。
CDでは硬質なショルティの、円満さが面白いですな。



「アルプス交響曲」の自己リンクです
★プレヴィン/ウィーン・フィル
★インバル/スイス・ロマンド管
★ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管



AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/20/2007 06:03:14 おはようございます。
アルプス交響曲は私も大好きで、夏の暑い盛りに聴くと、一種の清涼剤となってくれるような音楽ですね。ショルティのは未聴ですが、手元のCDは4種類。プレヴィン/ウィーンフィル、カラヤン/ベルリンフィル、ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン、そしてハイティンク/コンセルトへボウで、どれも気に入っております。
これから、これらCDを取り出して、CD三昧しよう!休日の幸せですね。
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コメント

>よし 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
今日は四国は快晴です。初夏の涼しい風が田園を吹き渡っています。
「アルプス交響曲」日和です。
僕も、今日はプレヴィン/VPO盤で聴いてみようかと思います。

R・シュトラウスのこの交響曲、初めは取っつきにくかったんですが、慣れると、まあこれ以上ないくらい見事な管弦楽法ですね。すごいオーケストレーションだと思います。

R・シュトラウスは最近フリッツ・ライナーの演奏で聴くことが多いのですが、このアルプス交響曲は録音していないようです。

我が家にあるこの曲は、ズビン・メータがロス・フィルを振った物。
1975年アナログ末期の素晴らしい録音で、シュトラウスの音響美を満喫することができます。

僕の持っているのは英デッカのCDですが、今では国内盤が千円で入手できるのですね。
いい時代になったものです。

>Summy 様
おはようございます。早速のコメントを有り難うございました。
メータ/LAPO盤、僕も1000円盤で買いました。きっと、Summyさんと同じものですね。実は買っただけで、まだ聴いていません。
積ん読ならぬ積んCD状態です。イカンですね。

せっかくの好天気、四国山脈を眺めながら、メータ盤の封を切ってみようと思います。
有り難うございました。感謝です。

おはようございます。
アルプス交響曲は殆ど聴いていないのですが曲名を聴くと反射的に思い出すのがウルトラシリーズです。
滝の場面のメロディー
セヴン、セヴン~ セヴン~~
ウルトラセヴンの主題曲はこのパクリだった!

お粗末なコメントでスイマセンm(__)m
ムラビンスキーのCDを1枚だけ持っています
ホルン協奏曲のほうは結構聴くのですが。。。

>天ぬき 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
僕もこのアルプス交響曲を初めて聴いたときに、ウルトラセブンの主題歌の冒頭を思い出しました。これが原曲かと思いました。

トシがばれますね・・・・あはは(^^ゞ。
でも、ウルトラセブンこそ、ウルトラマン・シリーズの最高傑作と今も思います。間もなく放映40周年ですね。懐かしい番組です。
怪獣シリーズは好きですよヘ(^o^)/

おはようございます。

以前、石鎚山に一番下からてくてく歩いて登ったことがあります。
鎖で登るところもありましたね。
しんどくて高山植物を見る余裕はありませんでしたが、
頂上に着いた時の達成感は今も覚えています。

アルプス交響曲のスコアには、
エアロフォンの使用が好ましいみたいなことが書かれているそうですね。
長い音を保持するため、管楽器の唄口に空気を送り込むための足踏み空気ポンプだとか。
そのような装置は使っているというのを聞いたことありませんが、
それだけ不可能に近いロングトーンがあるということなのでしょうか。

こんにちは。
この曲よしさんとmozart1889さんもおっしゃるとおり私も取っ付きにくかったです。というか苦手にしてました。
初めて聴いたときなんてうるさい曲なんだと思いました。
特に金管と打楽器の強奏時の耳を劈くような音がいかんともしがたかった。
時を経てケンペ&SKD盤を聴くに至って先の考え方が変わりました(余談ですがこの曲ブロムシュテット&SKDが録音してないのが残念)。
以前感じられた金管と打楽器のうるささが感じられなく逆にそれらがまろやさを帯びた魅力的な音だったからです。
でも今CDで聞くと音質面でちょっと不満を感じます。
しかし近年理想の盤にめぐりあいました。シュタイン&バンベルグ饗が1988年に録音した盤です。
強奏時のうるささがなく曲の雄大さも余すところ無く表現し音質も良いという三拍子揃った良盤でした。

>hsm 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
石鎚山は鎖の登りもあって、なかなかシンドイ登山ですよね。1982メートルと、東日本の高峰に比べてそう高くはないのですが、結構大変な登山だと思います。信仰も厚い御山です。

エアロフォンというのは知りませんでした。スコアについてはよく分からないのでスミマセン。でも、アルプス交響曲は管楽器が大活躍しますから、なるほどと思うお話ですね。持続音多いですものね。

>シャム猫 様
おはようございます。コメント感謝です。
アルプス交響曲をしばしば聴くようになったのは、トシを取ってからです。若い頃はなかなか親しめませんでした。
ケンペ/SKD盤はエエですね。品が良いです。無理ない自然さもイイです。大好きな演奏です。
返す返すも、ブロムシュテットがDENONにSKDで録音してくれなかったのは、他の素晴らしいR・シュトラウスを聴くにつけ、全く残念ですね。

シュタイン/バンベルク響盤は、レコード店で見かけて、そのうち買おう(ブルックナーのロマンティックもありました)と思っていたら、見かけなくなってしまいました。廉価盤だったのに・・・・・今度見つけたら買います。
ありがとうございました。

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