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グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 ゲザ・アンダ(Pf) クーベリック/ベルリン・フィル

爽やかな風、爽やかな空、いい休日でした。
・・・・・にもかかわらず、終日自室にこもって在宅業務であります。
トホホ・・・・。
そういうときは、音楽であります。音楽は沢山「ながら聴き」しましたな。

その中で良かったのは、
グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 作品16。
ゲザ・アンダのピアノ独奏、ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルの演奏。
1963年の録音、DG盤。
懐かしいCDであります。1300円LPグラモフォン・スペシャル(MGWナンバー)で聴いていたものを、CDの廉価盤で買い直した物。それでも当時は2800円の定価がついていた(レギュラー盤は3500円もした時代でありますな)。
CD時代になって、音が良くなったなぁと実感した記憶がある。


第1楽章のオケの伴奏が素晴らしく良い。深々としたフレージングで、望郷の思いを誘うような伴奏。とても抒情的で、先頃聴いたクーベリックのスラヴ舞曲集にも通ずる情感が漂う。美しい旋律を美しく歌わせた名演。スケールも大きいし、オケがまた素晴らしく巧い。フルートやホルンの響きが魅力的。
アンダのピアノは清潔で純粋。一音一音を丁寧に弾いてゆくもので、ゴツゴツした肌触りのところと、柔らかく滑るようなところと、鮮やかに弾きわけている。聴いていて楽しい。ニュアンスも多彩でテクニックも万全。クーベリックとの呼吸もピタッと合っている感じ。

第2楽章もオケの序奏が美しい。この弱音の楚々とした響きはグリーグの美質だが、クーベリック/BPOはその美しさを余すところなく表出してみせる。素晴らしいと思う。ロマン派の音楽を振らせたら(特に国民楽派)、やはりクーベリックは上手い。
そこに滑り込んでくるアンダのピアノが、また純白に輝いて綺麗なこと。真珠の光がこぼれるような感じ。左右のスピーカーの間から、その光が見える・・・・・ような錯覚に陥る。ホンマに綺麗。

終楽章はアンダのピアノの多彩さが聴きもの。意識的にテンポを揺らして、実にメランコリック。そしてロマンティック。前の2つの楽章では抑え気味だったアンダの情念が、ここで表に出てきているようで面白い。オケもよくついていて、壮大なフィナーレを迎える。


録音から40年以上。
でも、聴きやすいエエ音してます。
長いことレコードで聴いてきたものなので、演奏そのものは愛着深いです。
その愛着が、録音の古さを忘れさせる・・・・というより、古さが懐かしさを誘う感じです。
若い頃、一生懸命聴いていた自分を思い出すような・・・・・面はゆさと云いますか。



AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/14/2007 07:36:53 おはようございます。
グリーグのピアノ協奏曲は昔から好きな曲です。ご紹介のCDは持っていませんが、私の手元には、リヒテル(P)とマリナー指揮=アカデミー室内管のCDと広上淳一指揮でNorrkoping S.O.(ピアノはLove Derwinger)の輸入盤、最近ではレイフ・オヴェ・アンスネスのピアノでドミトリ・キタエンコ指揮のベルゲンフィルのCDを持っています。
70年代のミュージカル映画が華やかなりし頃、グルーグをモデルとした『ソング・オブ・ノルウェイ』を観て、グリーグ作曲の清々しい曲の数々に夢中になった思い出があります。その時、『ソルヴェイグの歌』を知って感激した覚えがあります。
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コメント

>天ぬき 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
いやもう、泣けるようなコメント!
だって、「皇帝(クライバーン)、チャイコフスキー(クライバーン)、そしてグリークはアラウ/ドホナーニ」・・・まさに往年の名盤、懐かしさに涙がこぼれるようなレコードたちですよね。
アラウはデイヴィスとの再録音盤もありますが、ドホナーニとの演奏もよかったですね。HMVで発見されたとのこと、よかったですね。
フォンクのモーツァルトも・・・・・・・到着が楽しみですね。

こんにちは。
おお、懐かしい!
アンダのグリーグのコンチェルト、刷り込み演奏です。
カップリングはお約束のシューマンでした。
モーツァルトのピアノ協奏曲もアンダで刷り込まれた曲が多いです。
良い演奏から入門できて幸運だったと思います。

グリーグのピアノ協奏曲は、僕もルプーの演奏で楽しんでいます。
DECCAの録音がロンドンレコードに移籍した頃、1800円のミドルプライスで再発された時に買いました。
ころころと玉を転がすような、ピアノの音色が美しいですね。

こんばんは、
グリークって、生きていた当時から、人気があって、「この流行作曲家は
50年もすれば忘れ去られる」と予想した評論家がいたとか。ドッコイ、
深くて濃いヒンヤリ・ムードは、一度聴けば忘れられないです。シューマンとのカップリングが多いですが、グリーク演奏の出来のほうが気になってしまいます。ケンペ・フレイレ盤、マタチッチ・リヒテル盤を愛聴しております

>木曽のあばら屋 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
木曽さんは、アンダが刷り込みですか。LP時代は(今もですかね)、グリーグとシューマンの協奏曲はお約束のカップリングでしたね。
このアンダ盤をはじめ、ルプー、リヒテル、ツィマーマン、ルービンシュタイン、アラウ・・・・結構手元にあるものです。

アンダのモーツァルト、DG盤の全集を欲しいなぁと思っています。財布との相談ですね・・・・。

>Summy 様
おはようございます。コメント感謝です。
奇遇ですね、僕もSummyさんと全く同じLP1800円盤を買いました。
キングからロンドンが独立して、最初の発売時に1800円限定盤を沢山出しました。その中の1枚ですね。
懐かしいです・・・・その頃、僕はクラシック音楽に入門したんです。

ですから、ルプー盤は今も別格の一枚です。

>ドレドレ 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
そういえば、フレイレ/ケンペ盤がありました。先日購入して、音の良さにビックリしました。1960年代末頃の録音のはずなのに、実にイイ音でした。

グリーグのヒンヤリした音楽、北欧の冷涼な空気を感じさせる音楽は、やはり独特の個性ですね。忘れ去られるどころか、今後とも人気の作曲家だろうと思います。このピアノ協奏曲と、ペールギュント、抒情小曲集・・・だけでも生き残ると思います。

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