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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」 WMQ

まさに風薫る五月。
サラッと爽やかな一日でした。こういう日はクラシック音楽を聴くのが楽しい!
ソファに深く腰を下ろして聴いていると、実に心地よく、次第にウトウトと・・・・・。
何という贅沢。これ、王侯貴族の気分ですか・・・・(^^ゞ。

さて、今日は室内楽を。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」。
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団の演奏。
(演奏団体の名前が長すぎて、このDoblogではタイトル欄に入りきらない・・・・ Wiener Musikverein Quartett ・・・ということでWMQと略してエエんかな?)
1990年9月、ウィーンでの録音。タワーレコード発売の廉価盤全集からの1枚。

ラズモフスキー1番は、英雄交響曲だろう。
勇壮な開始、ヒロイックな主題、理想を追い求める真摯な音楽。
少々押しつけがましいところもあるが、それがまたベートーヴェンだわなぁ。でも、この真面目さからは、純粋な魂、懸命な青年の声(青年といってもこのとき作曲者は35才くらいのはずだが)が聞こえてくる。

演奏は素晴らしいのひとこと。

第1楽章の緊密なアンサンブルが印象的。合奏の息が合うと、こんなに澄みきった響きになるのかと思う。実に透明で、爽快な音。
録音の良さもあるのだろうが、突き抜ける高音と胸にしみる低音とが綺麗にブレンドされ、得も言われぬ美しい響きになっている。

ウィーン・ムジークフェラインSQの採るテンポは自然で、いきり立ったところがない。フレージングも伸びやかで心地よい。ウィーン的な柔軟さと、現代的な切れ味を併せ持った演奏とでも云おうか。
ライナー・キュッヒルのヴァイオリンは、天馬空を行く闊達さ。巧い。綺麗。ポルタメントもヴィヴラートもうっとりする。

第2楽章の理屈っぽさも、このSQで聴くと楽しい。音が透明だからかな。

第3楽章では、痛切で清冽な哀しみが奔る。二つのヴァイオリンの泣きの表情は美しい。それにもまして、ヴィオラの渋さがイイ。忍び泣き。
アンサンブルはここでも素晴らしく、4つの楽器の余韻が同時に消えてゆくときの美しさは、壮絶ですらある。

終楽章は中期ベートーヴェンの潔さ。
激しく熱く、時にしんねりむっつり、いかにもベートーヴェンかな。演奏に歌があるのもイイ。名演と思う。


録音は抜群。弦楽四重奏曲で、これだけの音を聴かせてくれたら大満足。
余韻が美しく、大変気持ちがエエです。
だからウトウトしてしまったんですかいなぁ・・・・・・・・。



AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/12/2007 06:29:09 おはようございます。ラズモフスキー第1番は第2番第3番とともに昔は私も好きで良く聴いておりました。最近聴いてなかったので、聴いてみたいと思います。LPはブダペストSQ盤、CDはアルバンベルクSQの全集を持っていますが、今はLPレコードを聴く環境がないので(つまりプレーヤーが壊れたまま)、アルバンベルク盤で聴くしかありませんね。mozart1889さまは、LPを聴く環境があるとのことで、うらやましいですね。青春時代の聴いた時と同じレコードを聴いて今はどう感じるのかを本当は知りたいのですが、なかなか行動が伴いません。
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コメント

ラズモフスキー四重奏曲はどれいいですね。意気軒昂のカッコよさがあって。WMQは持っていませんが、よさそうですね。
私はズスケ(ベルリン)QとアマデウスQで聴いています。声高になりすぎず、じっくり聞かせる前者。カンタービレが美しい後者。どちらも座右においております。

こんにちは。御無沙汰しております。

ラズモフスキーの第1番は、確かにこの季節にはいいですね.......理屈っぽいところも、ベートーヴェンらしくてよろしいかと(笑)
ウィーン・ムジークフェライン四重奏団のこのシリーズ、音が良いですよね。「いい録音」という奴ではなくて、「音がいい」という感じで。気持ちいいですよね。


>ひろはや 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ラズモフスキーを初めて聴いたのはイタリアSQの2枚組LPでした。廉価盤だったんです。その後アマデウスやアルバン・ベルクSQを聴いてきました。最近購入のこのWMQは音が素晴らしく聴きやすかったですね。

LPはいつか処分しようと思いつつ、ズルズル所持し続けたのが良かったのでしょうか・・・・今も置き場には困っているんですが、もうここまで来たら死ぬまで付き合おうと思っています。
でも、CDの方が聴きやすい(簡便で音が良い)とも思います。

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
カペーにベルリンSQ、そしてボロディン・・・・全て未聴なんです。
僕も聴いてみたいです。とりあえず、ズスケのベルリンSQあたりから・・・・。
スメタナSQのは良かったです。DENON全盛期の録音がまた素晴らしいですよね。

>hsm 様
おはようございます。コメント感謝です。ありがとうございました。
同じ曲を聴いていらっしゃる方のコメント、嬉しいです。

>シューマンが第2楽章を聴いて
「ベートーヴェンはどこにでもころがっているようなモチーフを使って、
それを世界一の音楽に仕立てる」という意味のことを言ったそうです。

なるほどなぁと思います。ホンマ、ベートーヴェンはモチーフの使い方、集め方が上手だったんだと思います。

ズスケSQ、聴いてみたいとずっと思っています。評判イイですよね。早く入手したいです。

>hiromk35 様
おはようございます。いつもお世話になります。
hiromk35さんもズスケSQですか・・・・・ホンマに、ズスケSQを愛聴されている方、多いですね。
これは何としてでも聴いてみなくちゃイカンですね。

アマデウスやアルバン・ベルクSQの、品良く歌うベートーヴェンもスキでありました。

>Verdi 様
おはようございます。コメント感謝です。ありがとうございました。

>いい録音」という奴ではなくて、「音がいい」という感じで。気持ちいいですよね。

ああ、そうです、そうです。そういう「音」です。とても聴きやすく、心地よい録音です。気分が良くなります。
WMQの演奏、モーツァルトのボックスもイイ音で聴けました。

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