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ブラームスのセレナード第1番 ニ長調 ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

暑い一日でした。
四国一帯は真夏日。新居浜では光化学スモッグ注意報が出ました。
陽射しがきつかったですね。久しぶりの注意報でした。

さて、今日もコンセルトヘボウ管の演奏を聴いています。
ただし、録音は昨日のDECCAではなく、本家オランダのフィリップスで。

取り出したのはブラームスのセレナード第1番 ニ長調 作品11。
ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1976年、コンセルトヘボウでの録音。フィリップス原盤のブラームス交響曲全集からの1枚。

ブラームスのセレナードは2曲とも25~6歳の作品で、彼としては幸福な時期(デトモルトの宮廷で宮廷楽団の指揮をしたり夫人たちにピアノを教えたりという)にあたり、その心情がこの曲にもあらわれて、伸びやかでくつろいでいる感じや、牧歌的で穏やかな表情がうかがえる。

何より興味が尽きないのは、このセレナードが、ブラームスの本格的なオーケストラ曲になっていることだ。ブラームスはなかなか交響曲を書かなかったので、この曲はその準備段階に当たるわけで、聴き手としては、面白く聴けると思う。

さて、ハイティンクは絶好調。
録音で聴く限り、1970年代半ば以降、ハイティンクは自信に溢れていったと思う。アムステルダム・コンセルトヘボウ管との意思の疎通も十分で、演奏は格調高く風格豊かなブラームスに仕上がっている。

アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音も極上の美しさ。実に渋いブラームス・トーンであって、柔らかい残響とともに、若きブラームスの新鮮なロマンを表出して余すところがない。

そういえば、この時ブラームスはフォン・ジーボルト嬢と熱愛中だったという。伸びやかで初々しい抒情が漂うのは、そのせいかもしれない。
中でも美しいのは、第3楽章。ホルンのみのアンサンブルのところなど、惚れ惚れするほど美しい。センチメンタルな響き、メロディにコンセルトヘボウ管の渋さがまた何と合うことか。いやはや、綺麗。

録音はアナログ全盛期の、大変美しいもの。
フィリップスらしい、またACOらしい、柔らかなブラームス。
極上の一枚であります。



AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/10/2007 07:13:31 今回のCDは、私も愛聴しております。大変素晴らしいですね。もともと私がハイティンクを好きになるきっかけがブラームスの交響曲でした。ボストン盤や最近のロンドン響盤もいいですが、コンセルトヘボウは格別ですね。
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コメント

>丘 様
こんにちか。コメント感謝です。有り難うございました。
確かに、この曲は交響曲作曲の事前練習のような趣があります。岡三のおっしゃるように、いくつかを省いたら立派な交響曲になってしまいそうですね。
それにしても深みのあるエエ音だと思います。
アムステルダム・コンセルトヘボウの音響の勝利かもしれませんね。

こんばんは。
このセレナードはすっかり忘れた存在でした(^^ゞ
一時期は交響曲よりも聞き易くて?随分と聴いていたのですが。。。
早速、今日聴きました。(多分10年ぶりくらい?)
後年の交響曲への習作?まあ違うのでしょうけどブラームスとしては
爽やかで伸びやかなな作風、特にホルンが随所で印象的に使われている感じがしました。

こちらにお邪魔させていただくと、忘れていたものを思い出させてもらえて
感謝です。
ハイティンク盤は持っていないのでケルテス・ロンドン響のCDで聴きました。

1970年代のハイティンク/コンセルトヘボウはよく聴きました。
優秀なフィリップス録音もあって、深々として味わいのある演奏に思えました。
それまではデッカの鮮烈な録音が好きだったのですが、奥行きと艶のあるフィリップス録音に傾倒しはじめたのが、70年代中頃からです。

ワーグナー、チャイコフスキー、ドビュッシー、マーラーなど、どれを取っても素晴らしい音響美を堪能することが出来ます。

>天ぬき 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ブラームスのセレナードは、交響曲の習作という感じがしますが、さすがに大作曲家、完成度は高いですね。
おっしゃるように、特にホルンが印象的ですね。まろやかで伸びやかな音色を聴いているだけで幸福になります。

ケルテス盤も有名な演奏ですね。レコードで持っていたような気がするんですが、整理が悪いので見つかりませんでした・・・・・探してみようと思います(^^ゞ。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
1970年代のハイティンク/ACOは、実に素晴らしい録音を遺してくれていますね。
Summyさんの挙げた中では、特にドビュッシーとチャイコフスキーが大好きです。今もLPで愛聴しています。ドビュッシーは秋葉原の石丸電気のバーゲンで購入した蘭フィリップス盤で、大変音が良いです。
輸入盤は音がイイんだなぁ・・・・・と実感したLPでした。

こんばんは!先日はコメントを頂戴しありがとうございました。ブラームスのセレナード、数枚所有しておきながら今まで交響曲作品の陰に隠れて聴かずじまいでしたが、この日のブログがきっかけで、この週末にようやく聴く事が出来ました。ガリー・ベルティーニのウィーン響(オルフェオ)というちょっとマイナー盤?ですが、ベートーヴェンの田園のようなのどかさや、後のブラームスの交響曲に垣間見られるようなフレーズもあって秀作ですね。ハイティンクは確か今度シカゴ響のポストに就任でしたね。シカゴ響がどんなサウンドに進化していくのか楽しみです。遅ればせながらドラティのスラブ舞曲、ようやくエントリーしました(^^;

>れお 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ブラームスのセレナードは、彼が交響曲を書くのが遅かっただけに、そして管弦楽曲があまり多くないだけに、貴重な作品化と思います。
のどかな、穏やかな雰囲気がエエですね。
ベルティーニは先年亡くなりましたが、いい指揮者でした。ウィーン響とだと、やわらかい演奏になっているのかしら。

ドラティのスラヴ舞曲集、これは名演ですね。大好きです。
ありがとうございました。

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