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マーラーの交響曲第4番 ト長調 シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管

若葉風の中、松山への出張でありました。
道中、桜三里の緑が目に眩しかったこと!エエ季節になりました。

その車の中で聴いていたのがシャイーのマーラー。
イイ演奏だったので、帰宅して改めて聴き直しました。

マーラーの交響曲第4番 ト長調。
リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管の演奏。
ソプラノ独唱はバーバラ・ボニー。
1999年9月、アムステルダム・コンセルトヘボウでの録音。DECCA盤。

たっぷりと歌うマーラー。
フレージングが深く、旋律線が十分に歌われてゆく。マーラー独特の対向旋律も注意深く処理されていて、知・情・意のバランスがとれている演奏。
旋律には慎重でデリケートな扱いをしている感じで、その上で、よく歌ってゆく演奏と云うべきか。

そしてコンセルトヘボウ管の音色がとても綺麗。DECCA録音のせいか、コンセルトヘボウ管にしてはやや明るめのトーンで、融け合いが見事。
個々の楽器の響きは鮮烈で、シャープな音がするのだが、全体の音楽として聴くと、実によく融け合っている。このへんが、コンセルトヘボウ管の美質だろうな。

全楽章とも、シャイーの繊細な歌とオケの美しさにほれぼれするが(録音も抜群で、オーディオ的な快感もある)、特によいのは第2楽章。
ホルンやソロ・ヴァイオリンのダイナミックな響きは格別だし、歌も良い。

静謐な第3楽章ではアンサンブルが素晴らしく、弦楽セクションの響きが全く美しい。

第4楽章でのボニーの歌唱はさすがに見事。リートの歌い手らしい表現力。声も発音も綺麗。清潔でキリッとした歌いぶりが好ましい
言葉を大切にし、情感豊かに盛り上がり歌唱であって、コンセルトヘボウ管との息もよく合っている。シャイーの合わせ方が上手いのかな。(協奏曲ではないけれど)

1999年の録音なので、まあ最新のスゴイ音で聴けます。
DECCA録音の素晴らしさはいつものことですが、特に、このシャイーのマーラー全集は音が良いです。
その鮮烈さは圧倒的。
快感であります。


AUTHOR: ひろはや EMAIL: hirohaya@yellow.plala.or.jp DATE: 05/09/2007 06:02:41 マーラー大好きです。シャイーのマーラー全集は持っていませんが、聴きたくなりました!
私は、ハイティンクでクリスマスマチネー盤とコンセルトへボウでの全集、クーベリックの全集、テンシュテットの全集、バーンスタインの80年代の全集(4番はコンセルトへボウですね)、古いところでメンゲルベルク(これもコンセルトへボウ)、アバド(ウィーンフィル)などで4番を聴いています。
連休が終わって、月曜から仕事。しばらくCDを聴いてませんが、今夜は早く帰って、ハイティンクから聴きますかね。
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コメント

ありがとうございます。
ハイティンクのBPO再録音盤は持っていません。現在手に入るのでしょうか。聴きたいですね。

先日はお励ましの言葉どうもありがとうございました。仕事の関係で10年来タイのバンコクに住んでおります。
生活は何不自由なく快適ですが欲しいと思ってるCDが簡単に入手できなかったりコンサートが日本に較べて極端に少なかったりというのが贅沢な悩みではあります。
この全集も前から目星をつけてるんですがこちらでは手に入りません(T_T)。次回帰国の際にでも買おうと思ってます。
全集ではガルティーニ盤とインバル盤を持っており4番はどちらもいい演奏だと思います。
しかしそれにも増して近年出たテンシュテットのライブ盤がお気に入り。あ、ライブ盤といえばバルビローリとアバドのやつもよかったなあ。

すみません。ガルティーニじゃなくてベルティーニでしたね。苗字とごっちゃになってしまいました。
失礼いたしました。

>ひろはや 様
こんばんは。
ハイティンク/ACOのマーラー4番(デジタル再録音盤)は、ひょっとしたら廃盤になっているかもしれません。HMVのサイトで見つかるかどうか・・・分かりません。
Yahooのオークションには今出ていますね。1400円スタートというのは、少し高いような気もするんですが・・・・・・。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g56552439
です。

>シャム猫 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
バンコク在住でしたか。10年とは長いですし、大変ですね。クラシック音楽のCDやコンサートが少ないのは、好きな人には辛いですね。帰国できるときに「買いだめ」しなくちゃいけないですね。
ベルティーニ盤はポップの歌唱が素晴らしく、大好きな演奏ですし、インバル盤はワンポイント録音で話題になった演奏したね。素晴らしい録音で感動したものです。
この二つともエントリーしております。

ライヴ盤はあまり持っていないんです。バルビローリはスタジオ録音の5・6・9番をよく聴きます。テンシュテットの全集以外では5・6・7番のライヴを持ってます。スゴイ演奏でした。今度アバドを聴いてみようと思います。

先日バーンスタイン/NYPのマーラー全集を中古でゲットして以来、またまたマーラー熱が再燃しています。
この4番はmixiのマイミクの方が日記で取り上げたものだから、影響されて我が家の在庫を片っ端から聴いてみました。
やっぱり、セル/クリーブランドの演奏が素晴らしく良いです。
曲全体に明るい陽光が射し込んでる感じで、ラスキンのソプラノも可憐で美しい。
録音は、セルのものとしては極上の部類に入ります。例の1300円LPです。

ハイティンクの演奏は、1967年の最初の録音を持っています。
ソプラノはアメリンクです。
コンセルトヘボウの音は、いつ聴いても美しい。

そして今日は、アバド/VPOの3番を中古LPでゲットしました。
当時5200円、今日買ったのは480円(笑)

こんばんは!
マーラー、大好きです。どの曲も『歌謡性』に満ちていて、つい口ずさんでしまいます。

私の4番は、・・・。ハイティンク&アメリンク、ライナー&デラ・カーザ、ワルター&シュワルツコップ、etc。たくさんありすぎます。最近になって『いいな』と思うのは、ウェザーメストでしょうか。マーラーのト書きを実践して見せた楽天的な明るい演奏です。

>Summy 様
こんばんは。コメント感謝です。いつもお世話になります。
やはり、Summyさんご推奨はセルですか。これ、ラスキンの歌唱もエエ出来ですよね。
アメリングの歌ったハイティンク盤は未聴なんです。ネットでは世評高いようです。聴いてみたいです。
ああ、そして3番のアバド/VPO盤!5200円時代を知っている人間にとっては、480円とは万感胸に迫ります。僕はその5200円盤で所持しておりました・・・・・泣けます。
バーンスタイン/NYP盤の4番は、グリストの歌が素晴らしいです。最高の歌唱と思います。この人はフィガロのスザンナなども巧かったです。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。
僕もマーラーは大好きで、全集で何種類も揃えてしまったクチです。

さて、
「ハイティンク&アメリンク、ライナー&デラ・カーザ、ワルター&シュワルツコップ、etc。たくさんありすぎます」とのことですが、僕はその3枚とも聴いたことがありません。イカンですね。
ワルター盤あたりから探してみようと思います。
ありがとうございました。

ベルティーニ盤もインバル盤もすでにエントリーしてたんですね。失礼しました。
先ほど検索して読ませて頂きました。演奏の肝を的確に表現されてる文章だと思いました。
第4楽章の独唱はベルティーニ盤はルチアポップだったんですねえ。忘れてました。
とういかマラ4の第4楽章は自分にとっては鬼門というか苦手にしてて今までどれを聞いてもしっくりきません。うーん、自分の感性が鈍感なせいかなあ。
ルチアポップといえばまず真っ先にヤナーチェクの利口な女狐の物語のタイトルロールを思い出します。
指揮はマッケラスでオケはウイーンフィル、デッカの素晴らしい録音でした。ポップの女狐もとても可愛くチャーミングな歌唱でしたねえ。

ワルター&シュワルツコップ。
『ワルター&VPO フェアウェル・コンサート』の名前でワルター協会から発売されていました。マーラー4番の他に、シューベルトの8番(と私は呼びたい:未完成)、他にマーラーのリートが3曲です。1960年のライブ録音モノラルです。

>シャム猫 様
おはようございます。コメント感謝です。
ヤナーチェクの「利口な女狐の物語」、ポップがタイトルロールだったんですね。これは忘れていました(というより、持っていません)。
マッケラスは当時さかんにヤナーチェクの歌劇を録音していましたね。「レコ芸」を読んでいると賞賛の記事とロンドン・レコード(DECCA)の広告がよく出ていました・・・・・・レコード・アカデミー賞も獲りましたね。
思い出します。懐かしいです。

ありがとうございました。

>あるべりっひ 様
おはようございます。重ねての情報、ありがとうございました。
ワルター/VPOのシューベルト「8番」未完成・・・・・これも聴いてみたいですね。
未完成は8番です。グレートは9番です。
その方が断然しっくり来ますね。今も僕はこの番号で表記しています。
ヘ(^o^)/

こんばんは。
行きつけの中古屋さんで、シャイーの「巨人」が安く出てたので買ってみました。
いやぁ、凄い録音ですね。楽器のひとつひとつが粒立ち、素晴らしい解像度です。
ただマルチマイク録音の弊害か、奥行き感にむらがあり、時として特定の楽器が突出して聞こえることがあります。

ただヘッドフォンで聴くと気になりませんので、我が家のスピーカーの位相管理に問題があるのかもしれません。

比較して小澤/BSOの新録音を聴いてみましたが、こちらはさすがフィリップス録音。各楽器がまろやかに溶け合い、耳に優しい好録音です。
若い頃なら断然デッカ録音に軍配を挙げたでしょうが、最近はどちらかというとフィリップス録音の方が落ち着いて聴けます。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
シャイーのマーラー・シリーズはスゴイ録音ですね。あまりの鮮烈さにビックリします。

でも、おっしゃるように
>ただマルチマイク録音の弊害か、奥行き感にむらがあり、時として特定の楽器が突出して聞こえることがあります。

これ、僕も感じました。マルチ録音だからでしょうね。
その点では、フィリップスの柔らかくまろやかな、自然な感じの録音はエエですね。ボクも大好きです。

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