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モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番 フランチェスカッティ(Vn) ワルター/コロンビア響

連休明け。
何となくどんよりした気分で仕事再開でありました。そして、蒸し暑かったこと!
初夏の爽やかさよりも、梅雨時の湿気を思わせる陽気でした。
カエルの合唱も日本の夏ですが、この湿度も日本の夏であります。

さて、今日もモーツァルトです。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216。
ジノ・フランチェスカッティのヴァイオリン独奏、、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏。
1958年のステレオ録音、CBSソニー盤。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は全部で5曲。いずれも1775年に作曲されている。この時モーツァルト19歳。どれも、青春の爽快さを感じさせる名作だと思う。おそらく、モーツァルト自身が独奏者となってザルツブルクで弾いていたのだろう。

この3番も、青春時代のモーツァルトの爽やかさがよく出ている佳品。若々しく清らかな美しさが伝わってくる。

フランチェスカッティのソロが全く美しい。珠玉の美しさ。
鮮烈とか輝かしいというより、上品に光を反射する真珠のような美音と云うべきか。
技巧も万全で、第1楽章のカデンツァなどはため息が出るほど綺麗。

ワルターの伴奏がまた素晴らしい。
柔らかく温かく、ふっくらとしていて実に心地よい。母性的な温かさ。第1楽章の序奏部からして、ホッとする感じの管弦楽になっている。
この時ワルター82歳。19歳の音楽を、あの老大家・名指揮者が誠実に指揮しているだけでも涙が出そうな話だが、第2楽章のアダージョの美しさなど、得も言われぬ風情だと思う。
間もなく最期のときを迎える大指揮者の名演と思う。

ベテラン同士の音楽だけに、全編が味わいに満ちた名演だと思うが、特に第2楽章は優美で情感豊か。ロマンティックな解釈だと思うし、今の耳で聴くと様式的にチト古いのかなとも思うが、この感情細やかな演奏は代え難い魅力。
指揮もソロも素晴らしい。


録音は、いまから半世紀前のものとは思えないくらい良好であります。
オケの柔らかさも、ソロの美しさもよく録れていると思います。
良いコンビでありました。


AUTHOR: yuri DATE: 05/08/2007 14:40:14 こんにちは。
私もブログを拝見してからCDでもう一度、聴いてみました。
ほんとに爽快で思わずハミングしたくなるような曲ですね。
モーツァルトの曲から、いつも元気を貰っています。
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コメント

>yuri 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
モーツァルトのこの曲、爽快ですね。ああ、「ハミングしたくなる」という気持ち、よく分かります。
僕も元気をモーツァルトからもらいます。
朝、気持ちよく聴いてから仕事に出かけるのもエエです。

>天ぬき 様
こんばんは。コメント感謝です。いつも有難うございます。
僕も、ヴァイオリン協奏曲は古いソリストで聴くことが多いです。
フランチェスカッティもいいですが、グリュミオーこそ定盤かもしれませんね。
あの美音もたまらない魅力でしたし、モーツァルトの軽やかさ・華やかさが十分に発揮された名演奏でしたね。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。
シュナイダーハンも懐かしい名前ですね。
ヴォルフガングという名前も共通、彼のヴァイオリン協奏曲も素晴らしい演奏でした。BPOの弾き振りだったですね。

「若いモーツァルトが天空を翔けめぐる」・・・・そうですね。若書きというより、天をかける名曲だと思います。同感です。

フランチェスカッティにブルーノ・ワルター!これは魅力的な組合せですね。バスをきかせたワルターの柔軟な指揮の上を、フランチェスカッティの美音が軽やかに駆け巡る!想像しただけで「何かいいことありそうな」気分がしてきます。大好きなモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番、セル+スターンの力強いコンビとはまた違った味わいでしょうね(^_^)/

こんばんは。

バイオリン協奏曲の愛聴盤は、オイストラフ&BPOの引き振り盤です。
あまり、モーツアルトのバイオリン協奏曲は聴かないのですが、どの曲もチャーミングで素適だと最近感じるようになりました。
オイストラス父がヴィオラ、息子がバイオリンの協奏交響曲もなかなか楽しく聞いてます。

>narkejp 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
フランチェスカッティの爽快なヴァイオリンにワルターの暖かい伴奏・・・・といった感じの演奏でした。
スターン・セルという魅力的なコンビもありましたね。これは未聴なんです。これもCBS盤だったと思うんですが、聴いてみたいですね。
セルの清潔な伴奏が想像されます。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメント感謝です。ありがとうございました。
オイストラフ親子の演奏もありましたね。これ、どこかにあったはずなので、探してみたいと思います。最近、整理が出来ていなくて、CDを取り出すのも時間がかかります(^^ゞ。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は3番と5番トルコ風を聴くことが多いです。

こんばんは。
この演奏、気になって近所の図書館で借りてきて聴いてみました。
なんともロマンティックなモーツァルトですね。
もっとも僕はワルターのモーツァルトは大好きなので、全然問題なしです。

録音は確かに良いです。
僕の借りたのはマクルーア監修のものなので、なおさらなのかもしれません。
暖かく伸びやかで、フランチェスカッティの美音を堪能できます。

この広島県立図書館は、オペラと20世紀音楽のコレクションが膨大で、そこそこCDショップでは太刀打ち出来ないほど。
ショルティ/VPOの「サロメ」、ベーム/ベルリン・ドイツ・オペラの「ヴォツェック」、ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポランのベルク、ストラヴィンスキーの協奏曲集も借りてきました。

こういう曲目はなかなか買い切れないので、大変に有難いのです。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ジョン・マクルーア監修のリマスタリングCD、音がイイようですね。フランチェスカッティの美音が楽しめそうですね。
それにしても、広島県立図書館、エエですね。ライブラリーとしてそこまで所蔵しているのはスゴイです。充実していますね。
羨ましいです。さて、僕の住む西条市には・・・・・・??
クラシック音楽はマイナーなので、そこまでは無理のようです。そもそも図書館がなかなか充実しません。

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