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モーツァルトの交響曲第41番 「ジュピター」 セル/クリーヴランド管

おはようございます。
昨日のクーベリック盤、世評高い理由が分かりました。素晴らしい演奏でした。
コメントも沢山頂戴しました。ありがとうございました。皆さん絶賛の演奏、1000円盤は安いです。どうぞお買い求め下さい。

さて、ここのところ、モーツァルトばかり聴いています。
(今日もまた「ジュピター」です。レパートリー狭くてスミマセン。)

モーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」。
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏。
1963年10月、クリーヴランドでの(おそらくセヴェランスホールでの)録音。
CBSソニーのセルの1300円廉価盤シリーズからの1枚。カップリングは35番「ハフナー」。

このコンビの演奏を聴くたびに書いているのだが、まったく鉄壁のアンサンブル。
アインザッツが素晴らしく、スパッと切れ味良く音楽が進んでゆく。これを聴くのは快感であります。

第1楽章は小気味の良い演奏。そして、男性的な逞しさを感ずる演奏でもある。
テンポは快速でグイグイ前に進んでゆくし、骨太の迫力も十分。
セルのモーツァルトへの信頼、自分のオーケストラへの確信も感じさせる感じで、決然としたところが孤高的ですらある。
モーツァルトはかくあるべし、とでも言いたそうな演奏。自信満々に曲が進んで、その風格に包まれてしまう。

第2楽章はひたすらに優美。そう、モーツァルトは美しい。比べるものがないくらい美しい。交響曲最後の作品になって、モーツァルトはこんなに美しい音楽を書いたのだ・・・・とセルの演奏を聴いていて実感した。
研ぎ澄まされた合奏からは、その移ろいゆく美しさが、キラキラと輝きながら次々にこぼれ落ちてくる。精妙で誠実な演奏だからこそ、無常幽玄の美を語るよな味わいがある。
弦楽器と木管との繊細な会話も、ため息が出るほど美しい。このあたりは、クリーヴランド管の腕の見せ所(聴かせどころ)かもしれない。

第3楽章は下降音階が印象的なメヌエット。ここでもセル/クリーヴランド管のコンビは精緻な演奏を繰り広げる。弦楽器はなお一層デリケートな響き。

そして、快速なフィナーレ。速い。すこぶる速い。確信に満ちて、しかも颯爽としている。そして、セルにしては豪快な演奏。
クリーヴランド管の能力全開、そのパワーが熱さを呼んで、熱気溢れる演奏となった。
管楽器など大活躍で、迫力満点。特に金管の強奏とそれを支えるティンパニの強打がスゴイ。熱い。
ああ、セルは冷静冷徹な指揮者じゃない、熱く逞しい名指揮者だったと、これを聴いて思わずにいられない。

録音は我が家では貧しいです。残響が少なく乾いた感じがします。
カートリッジの限界か(DENONのDL-103Dを使用)。

(でもSummyさんによれば、最近のリマスタリングのDSD盤は音がエエそうです)

ただし、名演奏は録音の良否を越えます。
このレコードも、初めは「パッとせん録音やなぁ」と思っていたら、どんどん演奏に引き込まれて、最後は録音などどうでもよくなりました。
名演奏は、録音など関係ないんです。
(でも、エエ音で聴きたいという気持ちもあって・・・・煩悩は尽きません)


AUTHOR: yuri DATE: 05/02/2007 14:58:56 こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。
こちらのブログを拝見させて頂いて、とてもわかりやすく読みやすく親しみを感じました。
クラッシク初心者なのですが、モーツァルトが大好きで交響曲41番もCDで良く聴く一曲です。
これからも、お邪魔させて頂くと思いますが、どうぞ宜しく御願い致します。
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コメント

こんにちは。
セルの演奏がエントリーすると音が話題になるようです?
ワルター、クレンペラー、モントゥー、ライナー等には優秀な音で残されたCDがあるので、なんでセルの録音は、と思ってしまいますがmozart1889様のおっしゃる通り 「名演奏は録音の良否を越えます。」 

hiromk35様があげられたカザルスの演奏、一番衝撃を受けた演奏であり大好きな演奏でもあります。それからクーベリック・バイエルン放響の気品ある深い響きのCDもお気に入りの一枚です。



>yuri 様
こんばんは。初めまして。ようこそおいで下さいました。

モーツァルト、僕も大好きです。HNに頂いてます。
特にジュピターは、最高の交響曲、なかでも終楽章が圧倒的に素晴らしいと思います。

コメント嬉しく思います。当方、いつまでも素人のクラシック音楽好きです。
今後ともよろしくお願いします。

>hiromk35 様
こんばんは。いつもお世話になります。

なるほど、TREBLEを少し上げて、スイートな感じ・・・・今度試してみたいと思います。尤も、我が家の場合は針交換が先かなと思っています。しばらく換えていないんです(^^ゞ。

さて、ホンマにセル/クリーヴランド管の演奏は素晴らしいと思うんですが・・・。
カザルス/マールボロ管の演奏も、凄まじいほどの熱気でしたね。荒っぽい演奏だとは思うんですが、覇気があって壮烈な感じが印象的でした。
カラヤン/VPOの演奏も好きです。

>天ぬき 様
こんばんは、コメント感謝です。いつも有り難うございます。

セルにカザルスにクーベリック・・・・ああ、名演奏のオンパレードですね。
どれも素晴らしく、甲乙つけがたいです。
カザルスの情熱、クーベリックの気品・・・・エエですね。
セルの完璧な再現も。

ジュピターそのものも素晴らしい曲ですし、聞き比べる楽しみも多いですね。

LP時代もCDになってからも、とにかく良く聴いている演奏です。あまりセルばかり聴いているので、他が増えない典型的な曲です。クリップス、ベーム、レヴァイン、アバド、スゥイトナー、とあることはあるのですが、クリップス以外はあまりちゃんと聴いてません。
“名演奏は録音の良否を越える”、そのとおりと思います。もちろん、もしも、もっと良い条件だったらとは思いますけど。最新の盤の音も気にはなりますが、そこにこだわるよりは未知の演奏や曲に触れる機会を増やしたい、しかしこの曲くらいは凝っても良いかな?と煩悩は突きまじ、です。

こんばんは。
僕はセルのモーツァルトって、昨年まで聴いたことが無かったのです。
昨年、例の1970年日本公演ライヴを入手し、40番を聴いて以来、すっかりとりこになってしまいました。
それまでモーツァルトと言えば、「ワルターとそれ以外」という感じでしたが、セルの日本ライヴは凄かった。まさに息を呑む演奏でした。

このジュピターも良いですね。これまでどちらかというと苦手な曲でしたが、この演奏はティンパニーのリズムが小気味よく、あっという間に終楽章になってしまいます。
音質については、我が家の装置はセルの録音は大変良く鳴るので、特に不満はありません(笑) 

DSDマスタリングのCDは、本当に音質が良いです。
こちらにセルの録音についての考察があります。
http://www.yung.jp/szell/php/szell9.php?id=6&title_id=szell

こんばんは。
この演奏は、もしかしたらどこかでコメント書いたような気がしているのですが、それほど有名というか、いい演奏だと思います。
初めて聴いたときのインパクトはmozart1889さんの書かれている通りでしたね。
私は高校生のとき、知人宅にて聴いたのですが、特に終楽章にはやられました。
こういうのを「どっかへ連れていかれる」演奏って言うんでしょうね。
ほんと、すばらしい演奏です。

>e g u c h i 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
セルのジュピターはLP時代からの愛聴盤です。というより、今もLPで聴いています。DSD盤の音が良さそうなので、買い直そうかと思いつつ、財布の中身と相談中です。
煩悩は尽きませんね・・・・・・・(^^ゞ。

僕はジュピター大好きなので、
eguchiさんのおっしゃるクリップス、ベーム、レヴァイン、アバド、スゥイトナー・・・・みんな好きです。クリップスは最近凝ってます。


>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
セルのジュピターはティンパニの強打が効いていますね。他の演奏に比べて、大きな音が印象的で、それが推進力や迫力になっていると思います。
DSD盤・・・そんなに音がエエですか。これ、聴いてみなくちゃイカンですね。欲しいなぁ・・・・・。財布と相談します。

>親父りゅう 様
おはようございます。コメント感謝です。
セルのジュピターの終楽章、凄まじい演奏ですね。
「どっかへ連れていかれる」演奏・・・・・いや、まさにその通りだと思います。感動的で、また昂奮する演奏でした。
今も1300円LPを愛聴しているんですが、これだけ素晴らしい演奏だと、イイ音になっているというリマスタリング盤が欲しくなりました。

コメントを有難うございました。いつもお世話になります。

おはようございます。出遅れましたが、私もコメントを。セルとクリーヴランド管の「ジュピター」、1300円盤LPをカセットにダビングして、通勤で聴いていました。ここしばらく聴いていませんでしたので、しばらくぶりに取り出して聴きました。いいですねぇ!
>確信に満ちて、しかも颯爽としている。そして、セルにしては豪快な演奏。
ほんとにそのとおり。季節も良いし、音楽も良いですので、コーヒーが格別に美味しく感じます(^_^)/

>narkejp 様
こんにちは。いつもお世話になります。
良い季節になりましたね。まさにクラシック音楽鑑賞にピッタリの爽快な季節です。コーヒーが美味いですね。
特にセル/クリーヴランド管を聴きながら飲む珈琲のうまいこと!
ジュピターは最高です。
1300円盤を大事に聴いてきました・・・・・・DSDリマスタリング盤の評判がとても良いので、買い直したいなと思いつつ、財布と相談です。
コメントを有難うございました。感謝です。

mozart1889様 こんちには
 ご無沙汰しております。私もセル氏の「ジュピター」は大好きです。

 この曲を聴きたいと思うとき、真っ先に思い出すのがベーム氏のBPO盤とセル氏の音盤です。特に気持ちが凹んだ時、このセル氏の演奏はいい刺激になります。
 終楽章のダイナミックな演奏。こんな演奏は、二度と聴く事が出来ないと思えるほどの迫力。迫力の点で似ている演奏にアーノンクール氏の「ジュピター」も好きですが、やはりセル氏の演奏には・・・そんな感じで聴いてます。

>みー太 様
おはようございます。コメントを有難うございました。こちらこそ、ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
「ジュピター」は大好きなんですが、おっしゃるように、ベーム/BPOも素晴らしいですね。造形感というんでしょうか、ギリシア彫刻のような均整のとれた造形が素晴らしいです。
セル盤は終楽章が圧倒的で、この熱さはなかなかの聴きものと思いました。

アーノンクールのこと、ベームは相当嫌っていたようですが、聴き手としては面白いですよね。ベームも良いですし、アーノンクールもイイです。特にACOとの「ジュピター」はエエですね。

こんばんは。

セルのジュピターは、ほんとに良いですね。
LP時代にとても気に入っていて、いやというほど聴きましたが、おしゃるとおり高音がきついし、どんしゃり的でいつも悩んでいました。
このLPを何とかいい音で聴こうと努力したことが、部屋のチューニングを含めて随分オーディオの勉強になったかもしれません。(笑)
ただ、最新のリマスタリング盤もそうですが、CDになってからかえって聴きやすくなったような気がします。

でも、音の問題を飛び越えて、スタイリッシュな方向を標榜しているセルが懸命に自分の中のロマンティックな感情と戦っている姿に私は感銘を覚えます。
第3楽章のテーマに戻る時の一瞬のルバートもその片鱗かと思っています。


>romani 様
おはようございます。コメントを有難うございました。

>スタイリッシュな方向を標榜しているセルが懸命に自分の中のロマンティックな感情と戦っている姿に私は感銘を覚えます。

おっしゃるとおりですね。セルは情熱の指揮者だったろうと思うんですが、音楽の造形は常に上品で端正であろうとした指揮者でもあると思うのです。感動的なジュピターです。第3楽章のルバート、聴き返してみようと思います。40番ト短調の第1楽章でも、独特のルバートがありました・・・・・・そんなことを思い出しました。

高音がきつくてドンシャリ・・・・セルのLPでは今も悩みます(^^ゞ。

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