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ショパンの夜想曲集 クラウディオ・アラウ(Pf)

伊予路では桜満開の週末です。
もうすぐ若葉の季節、ここのところ寒かったんですが、気温も少し上がってきました。

今日は器楽曲です。

ショパンの夜想曲集。
クラウディオ・アラウのピアノ独奏。
1977年~78年の録音。フィリップス盤。

アラウが弾くと、骨太のショパンになる。そこがイイ。
他の演奏家と比べると、ゴツゴツとしたところもある。ナヨナヨしたり、女々しくなるところがない。男性的で、内に強さを秘めたショパン。

イキでイナセでダンディなショパンでもある。背中で泣いて、顔では微笑んで・・・・そんな美学が伝わってくる演奏。
感情移入過多のショパンではなく、適度な思い入れと節度のあるピアニズムが実に良い。アッサリ系の演奏なのだが、演奏の底の方に、清冽な、美しい抒情が流れてゆく感じ。

僕は若い頃、アラウのショパンを聴いて、もう少し情熱的にやってくれてもイイかな・・・と思ったものだが、トシを取ると嗜好が変わってくるもので、アラウのショパンが肌に合うようになった。
ベタつかず、甘すぎず、ハーフ・ビターのチョコレートのよう。今も沢山ある砂糖菓子のように甘いショパンより、ずっとイイ。

著名な変ホ長調のもの、作品9の2などは、もう貫禄の表現。適度なルバートに上品なピアニズム、端正な造形。
これは大人のショパンだなぁ。酸いも甘いも味わい尽くした、人生の達人のショパン。
もちろん、ショパンのサロン風のところもしっかり残して弾いているのも、さすがにアラウ。

録音から30年を経過しても、素晴らしい音で楽しめます。
70年代以降のフィリップス録音には、ホンマにハズレがありません。
アラウのピアノには芯があって、残響もしっとりと柔らかく、ノクターンにはピッタリだと思います。


若い頃は、よくショパンを聴きました。
ノクターンなど、ホンマによく聴きました。
あの独特の甘い旋律と美しい和音は、今も青春の響きであります。
雨が降るとき、あるいは若葉の季節が近くなると、ショパンを聴きたくなります。
オジンのノスタルジーですかな。


AUTHOR: 天ぬき DATE: 04/08/2007 09:59:21 おはようございます

ショパン、ノクターンの美しくて憂いに満ちたメロディを聴くと甘すっぱい青春時代が思い浮かんできます。
ご多分にもれず最初は作品9-2、フランソワの演奏でした。
アラウはモーツァルトやベートーベンはよく聴きますがショパンは未聴です。でもなんとなく想像できます、背筋のぴんと伸びた滋味あふれふた演奏なんでしょうね?
個人的にはいま遠山慶子女史のもの選ぶことが多いです。
ベーゼンドルファーによる気品ある演奏が気に入ってます。
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コメント

数あるショパン演奏の中でも、作曲者の心の深奥を表現した超一級のものではないでしょうか。中でも、Op.48-1の演奏は、私にはとりわけ感動的なものだと思います。


>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ショパンの夜想曲は、青春時代によく聴きましたので、今も当時が思い出されます。作品9の2など、ホンマによく聴きました。
遠山慶子女史の演奏は聴いたことがないのですが、フランソワの演奏はよく聴きました。懐かしいですね。
ありがとうございました。

>ドレドレ 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
アラウのモーツァルトは聴いたことがないんです。晩年、フィリップスに何枚か録音していますね。世評高いのに、いまだ聴いたことがないんです。
今度CDショップに行ったときに、探してみようと思います。
アラウのショパンは、ピアノの音がエエんです。落ち着いて深みがあって懐が深い感じ・・・・・。良いなぁと思います。

>hiromk35 様
こんばんは。コメント感謝です。
あ、hiromk35さんもターンベリーですね。僕はDIATONEからターンベリーに換えて、ピアノの音がとても良くなりました。ホンマに心地よくピアノ曲を聴けますね。
アラウのシューベルトやベートーヴェンもボツボツ聴いていきたいと思います。

ただ、hiromk35さん、僕はオーケストラ曲が好きで、器楽曲・室内楽曲はあまり聴かないんです。このごろ、トシのせいか、以前よりは聴くようになりましたが、なかなかエントリーできません。お許しくださいね。

>さすらい人 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
アラウのショパンは、このごろよく聴きます。落ち着いた雰囲気で、味わい深い表現だと思います。
若い頃は感情移入する演奏が好きだったのですが、最近はもっぱらアラウです。
ところで、Op.48-1については全く同感です。同好の方がいらしてくれて、嬉しく思います。ありがとうございました。

我が家にはなぜかショパンのアルバムが殆ど無いのです。
たぶんアルゲリッチの演奏が一枚だけ。
ピアノが聴きたくなると、ラヴェル、ドビュッシーか、ジャズのピアノ・ソロに手が伸びてしまうようです。
バッハはかなり好きなのですが、キース・ジャレットの演奏で聴くことが多いですね。

これからショパンやシューマンも聴いてみようかなぁ。

こんにちは。

 アラウー!!ヘ(^o^)ノ <大喜び

 アラウもそうですが、ある種のピアニストが弾くショパンというのは、独特の魅力があるように感じてます。「らしく」弾くのでなく、十分な馬力できちんと弾く、それだけで十二分に音楽的、という。ロールスロイスでドライブしたらこんな感じなんだろうか?というイメージです.......どんなだ(^^;

 モーツァルトもいいですよ。ちょっと上記のイメージに通ずるものがあるかも知れません。



>Summy 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
僕は若い頃ショパンが大好きで、沢山買いました。アシュケナージのものが多いんですが、この頃はアラウのピアノで聴くことが多いです。
(シューマンはあまり聴かないんですが・・・・)
ラヴェルやドビュッシーも持っていますが、頻繁に聴く方ではありません。ジャズは全く・・・・・・(^^ゞ。
フランスのピアノ音楽は、オシャレだなぁと思うことが多いんですが。

>Verdi 様
おはようございます。コメント感謝です。
ロールスロイスでドライブ・・・・・・なるほど、言い得て妙ですね。
アラウのショパンには、余力があって、ホンマに楽しんで弾いているところもありますし、聴いていると心地よく、気持ちが豊かになってきます。
緊張を強いられないのもエエですね。

アラウのモーツァルトは要チェックですね。今度探してみます。

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