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ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 シェリング(Vn)・ヘブラー(Pf)

春の雨です。
少し気温が下がりましたが、やさしい雨でした。
昔、小椋佳が「春の雨はやさしいはずなのに」という歌を思い出しましたな。春の雨の日の黄昏時は風情がありました。

さて、今日はベートーヴェンの青春の曲。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品12の2。
ヘンリク・シェリングのヴァイオリン、イングリッド・ヘブラーのピアノ。
1978年1月、スイスのラ・ショード・フォンでのアナログ録音。フィリップス原盤の全集からの1枚。

ベートーヴェン初期の曲を聴く楽しみは、こういう曲を聴いているときに特に感じる。
頬が火照るような青春の情熱、新しいものをつくろうとする野心、向上心などが音楽の行間から聞こえてくる。響いてくる。
このヴァイオリン・ソナタ第2番も、そういった若きベートーヴェンの心が伝わってくる佳作と思う。

第1楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。
メロディアスな音楽ではないのだが、弾むような若々しさと覇気があふれてくる。シェリングのヴァイオリンはもちろん、ヘブラーのピアノが実に雄弁で迫力がある。

第2楽章はアンダンテ・ピウ・トスト・アレグレット。
旋律が美しくロマンティック。ヴァイオリンの高音の強さは、時に青春の哀しみや憧れを伝える。
しなやかでよく流れるヴァイオリンだが、そこはシェリング、端正な姿勢を崩さない。格調高いヴァイオリン。
ヘブラーのピアノもシェリングをよく支えているが、時々、フォルテの迫力で前にズンと出てくるのは面白い。

終楽章はアレグロ・ピアチェヴォーレ。
喜びと希望に満ちたロンド。シェリングは端然としつつも、気持ち良く歌ってゆく。音は克明で、カッチリした感じ。彼の真摯で端正なところは、いつ聴いても良いなぁと思う。


録音が素晴らしい出来。
アナログ最末期の名作です。
ヴァイオリンとピアノのバランスが絶妙で、響きも全く美しい。ヴァイオリンは中央やや左、ピアノがやや右にクッキリと定位して、残響もさすがに美麗。
たしか、1980年度レコードアカデミー録音部門賞を受賞したのだった・・・・・と思い出します。
いや、全くの名録音。


AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/ DATE: 03/28/2007 20:41:43 ごぶさたです。
しばらくエントリーが無いなと思いながら私も風邪で伏せっていましたがお父上がお亡くなりになられたとは存じませんでした。お悔やみ申し上げます。大規模な法要のご様子なのでお疲れの出ませんように。音楽を聴きながら故人を偲ぶのも良い供養だと思います。モントゥーの田園は持っていませんがヨフッムのを聴いてみようと思います。これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。
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コメント

(先の文面取り消し)思えばこのブログを読むようになってから、ブック・オフでポツポツだったクラシックCDの購入が、ヤマチクでボックス・セットを次々と_と様変わりしてきました。相変わらず聴く時間は多くはないのですが。で、先のベートーベン全集をどうするか、思案中というところです。激安価格と「限定生産」_信憑性はともかく、このフレーズに弱いんですよね。皆さんのご意向など、うかがってみたい気もしますが_ではまた。

今晩は、ヘブラーは中学生のときモーツアルトのK..331、ドーナツ盤を少ない小遣いで買い、シェリングは中学校音楽の授業でメンデルスゾーンVn協奏曲を聴かされて知りました。後年、シェリングが、日フィル・渡辺暁雄と、一晩にベートーヴェンとブラームスの協奏曲を演奏したコンサートを聴くことができました。アンコールのバッハ・パルティータ、楽しげに演奏していました。サービス精神に溢れたプロフェッショナルでした。

>よし 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
嬉しく思います。
葬式は疲れました。いやはや、喪主なんて1度で十分だなと思いました。

ヨッフムの「田園」、これはエエです。何とも遅いテンポで進んでいきます。颯爽とした田園が好きな方には勧められないんですが、僕はゆっくりめの演奏が好きなので、ヨッフム盤はよく取り出します。

>Summy 様
おはようございます。早速反応していただき、恐縮です。
小椋佳は、高校の頃、兄の影響でよく聴きました。「彷徨」や「残された憧憬」、「ほんの二つで死んでゆく」、「帰っちゃおうかな」・・・・LPでよく聴きました。「彷徨」は傑作だと思います。ギターで弾き語りしながら、よく歌いました。今は僕の腕も錆びつきましたが・・・・・(^^ゞ。

リビングステレオ・・・・これはどうしてもゲットしてみましょう。クライバーを上回る・・・・というだけでもすごそうですね。まさに、弾丸ライナーでしょうか。

>shibera 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
僕もヤマチクでしばしばまとめ買いをします。例のベートーヴェンのセット、欲しいですね。ただジンマンの交響曲全集がダブります。ダブってでも安いんですが・・・・どうしようかなと思案中です。ジンマンの交響曲は面白かったんですが、感動が続かない感じもしました。
シュレーダーのVnソナタは聴いたことがないんですが、古楽器版もいちどは聴いてみたいです。あ、横山のピアノ・ソナタも聴いてみたいですね。
EMIのズーカーマンのVnソナタは「春」と「クロイツェル」を持っています。響きの綺麗なイイ演奏でした。

>ドレドレ 様
おはようございます。コメント感謝です。
シェリングは最も好きなヴァイオリニストです。真摯で誠実な演奏がたまりません。
「日フィル・渡辺暁雄と、一晩にベートーヴェンとブラームスの協奏曲を演奏したコンサート」・・・・・ああ、懐かしい名前。そして2曲の名曲を聴ける幸福・・・・・ドレドレさんが羨ましいです。
シェリングの実演は聴けませんでした。まだ弾けただろうにと思う年齢で死んでしまったですね。素晴らしいヴァイオリンでした。

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