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ハイティンクのチャイコフスキー ~~ 交響曲第5番

これも古く懐かしいCD。いつも古いので、申し訳ありません。
また、このブログには、マニアックなCD・レコードは出てきません。
そういうCDをボクは持っていません。
普通のCDショップや中古屋さんに当たり前に並んでいるものだと思います(最近は、クラシック売り場は縮小の一途をたどっていますが)。
普通に購入して、普通にその日に楽しんで、「あぁ、エエなぁ・・・」と思うCDのことを書いてます。
寄る年波のせいか(^^ゞ・・・・どうしても過去に目が向いてしまいます。
懐かしいCDが多くなります。新譜を最近購入しないので、これも申し訳ありません。


で、ハイティンクのチャイコフスキー/交響曲第5番。
演奏は手兵アムステルダム・コンセルトヘボウ管。録音は1974年のアナログ録音、ハイティンクのチャイコフスキー全集の第1弾である。マンフレッド交響曲を含むLPでの全集は廉価盤で発売されたので(1980年頃、夏と冬のボーナス・シーズンには、各レコード会社は売り上げ増を当て込んで、ボックス物を廉価で発売したものだ。これはそのひとつ)、今も愛聴している。後期3大交響曲集は、CDでも買い直した。ジャケットは、CDのものだ。

コンセルトヘボウ管の「音」が良い。決して華やかなものではなく、暗くもない。「ほの暗い音」というのが良いかもしれない。豊かなホール・トーンとともに、渋く落ち着いた音が、何とも言えず心地よいのだ。
ハイティンクの指揮も、最近特にお気に入りである。「何も足さず、何も引かない」・・・ウイスキー会社のCMのコピーみたいだが、ハイティンクの指揮は、まさにそうなのだ。必要にして十分。チャイコフスキーの書いた楽譜を、そのまま格調高い演奏に純化してゆく。
構成はしっかりしており、端正で破綻がない。妙な感情移入もないので、音が感傷的に堕することもない。ホ短調のこの曲、浪花節よろしく「泣ける」ような演奏にすることは簡単だろう。しかし、ハイティンクは、常に志し高く、気品ある演奏を繰り広げる。

聴きどころは、第2楽章の管楽器。冒頭ホルン・ソロの、たっぷりとした響き。これも、派手な音色ではなく、渋くほの暗い音色。余韻は豊かで、ホールの奥へゆっくりと消えてゆく。録音は1974年とは思えない瑞々しさ。CDで聴くと音場も奥行きが十分に感じられるものだ。オーケストラが並ぶ奥の方から、ホルンのソロが渺々と響くのである。これが大変に美しいのだ。
第4楽章の開放感も素晴らしい。コンセルトヘボウ管のアンサンブルが全くゆるむことなく、終楽章を盛り上げてゆく。もちろん、ハイティンクの指揮はここでも格調高い。阿鼻叫喚・大騒ぎで盛り上げるのではなく、チャイコフスキーの曲自体の素晴らしさを十全に語るという姿勢で盛り上げてゆく。これは大人の演奏であり、ロシア臭さ・土俗的粘っこさはない西欧的な演奏であると言えそうだ。


ハイティンクの演奏、年々、好きになっております。
また、そのうちにハイティンクのことを書くようになると思います。
ブルックナー、マーラー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス・・・・・ああ、いわゆるシンフォニストの作品・・・・・、ハイティンクの録音多いですから。


※さて、チャイコフスキーのことですが・・・・。
参考までに、ここには、5番の楽譜についての記事(おさかな♪さんのブログ)があります。



AUTHOR: おさかな♪ URL: http://blog.so-net.ne.jp/osakana2005/ DATE: 05/12/2005 16:27:11 mozart1889さん
いつも、わざわざ記事の中におさかな♪リンクを書いてくださって、ありがとうございます。
>たっぷりとした響き。これも、派手な音色ではなく、渋くほの暗い音色。余韻は豊かで、ホールの奥へゆっくりと消えてゆく・・・
すばらしい表現ですね!(うっとり。。。)
ハイティンクさんのお名前、覚えました。いろいろな指揮者さんがいるんですね。
今日はちょっと業務が立て込んでいて、コメントが遅れていますがごめんなさい。(笑)
また遊びにきま~す☆ 取り急ぎお礼まで♪
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コメント

>yurikamome122 様
コメント有り難うございます。ハイティンクのクリスマス・ボックス、あれも良いです。録音も落ち着きがあって、渋い。フィリップスに復帰して録音再開してくれないかと思っているんですが・・・。ハイティンクもいつの間にやら高齢になりましたし・・・。

mozart1889-san へ

こんばんは!
TBありがとうござ!
ハイティンクの演奏は、メリハリがあってとても好きです。
愛聴のレコードは、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲で、アムステルダム・コンセルトヘボウを振ったものです。1979年に録音した時のオリジナル原盤を使用した復刻盤(PHILIPS)です。

mozart1889-san へ

こんばんは!
コメント、ありがとうござ!

ムラヴィンスキーとチャイコフスキーは、切っても切れない関係ですよね!
本当にすばらしい演奏です。
4・5・6番が収録されたCDを持ってはいますが、やはりレコードに手が出てしまいます。

>yuhoto 様
ハイティンクのチャイコフスキー交響曲全集、LPで持っています。マンフレッド交響曲も入っています。フィリップスらしい名録音ですね。
ムラヴィンスキーはもう絶対の定番。アンサンブルが鉄壁で、音楽は男の哀愁が漂っています。イイですよねぇ。

mozart1889-san へ
(1)
こんばんは!
コメント、ありがとうございます。
そして、お久し振りです。長期出張から帰られたんですね!

さて、このレコードについてですが、
1979年の録音とのことですから、5年の猶予を考えると mozart1889-san が全集を購入された時期と符合しそうですね! 新しいカートリッジで聴くと、余計美しいのではないでしょうか?

(2)
ところで、フイリップスの復刻盤シリーズの音質は、 mozart1889-san のレコードの音と少し違うような気がします。
透明感についてはフイリップスそのものですが、全体の響きはどちらかと言うとバリバリです。
管楽器の突き抜けるような高域の伸び、オルガンの重低音、コントラバスの厚み等々、どれを上げても素晴らしく音抜けが良いんです。弦楽器については、柔らかい響きと左右に拡がるワイド感は抜群です。でも、フィリップス特有の音質ではありません。

(3)
既投稿のヴィヴァルディの「四季」(フイリップス)で書いたことですが、これの旧盤と復刻盤を聴き比べると、やはり、復刻盤の方がバリバリです。おそらく、オリジナル・ソースに何らかの処理をしているからだと思うのです。
だからと言って、CDのような硬質な音ではないので嫌いではありません。でも、聴く時はついつい旧盤の「四季」になってしまいます。
こうして書いているうちに、旧盤のハイティンクを聴ける mozart1889-san が羨ましくなってきました。

>yuhoto 様
ご無沙汰でした。7月は長い出張と猛暑の中の肉体労働で、かなり参りました(^^ゞ。
ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏、大好きなのですが、yuhotoさんがエントリーされているチャイコフスキーもエエですよね。
そうなんですか、ボクの持っているマンフレッド交響曲は音が良いんですか。今度じっくり聴いてみます。CDの方が便利なのでついついCDを聴いてしまうんですが。
四季もLPと両方持っているんです。時間があるときに、音の違いを聞き比べてみますね。

チャイコフスキー作曲、交響曲第5番

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良い事も悪いこともあった1日。気温も心も寒かったが。でもあまりに沢山の方からのメールは嬉しかった。今日の1曲はB.ハイティンク指揮のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団でチャイコフスキーの5番。美しいホールトーンに広がる春の花曇りのようなふわっとしたオケからアタックの強い爆発的な演奏をしている。ホールを豊にならすための遅めのテンポが恰幅の良さにつながるが、ややもたれるか。脂身だらけのカツに片栗粉で伸ばしたカレーをかけた昔の学食で食べたカツカレーを想い出す。

チャイコフスキー/交響曲 第5番

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楽聖を思わせる、交響曲"第5番"にして"運命の動機"。とはいえ、チャイコフスキーの独特のロマンティックで親しみやすい世界や、陰影のついた色々な表情が散りばめられていて、とても魅力的な曲だと思います...

6月のお薦め愛聴盤(8)

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ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルによるチャイコフスキーの交響曲第5番!
たまには、レスポンス特性に優れたレコードでじっくり聴く拘りがあっても!
Tchaikovsky
Symphony No.5 op.64
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Jewgenij Mrawinskij (Conductor)
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SMG-2070チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調、作品64
第1第4楽章
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チャイコフスキー作曲交響曲第5番

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  E. スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団 1993
 冬といえばロシアということで上記のCDを聴いてみました。
 この曲は何はさておき二楽章に触れておかなければならないと思います。
 何はさておきの理由は、私がホルン吹きだからです。(ろくでもないけど)...

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