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モーツァルトのディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334 カラヤン/ベルリン・フィル

春三月とはいえ、弥生の風は冷たかったですな。
日中の陽射しは春たけなわなんですが、風が強かった・・・。

今日はモーツァルトです。

ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1987年4月、ベルリンでの録音。DG盤。
カラヤンは1960年代に同じDGにこの曲を録音しているので、再録音盤になる。

カラヤンは、モーツァルトと同じオーストリアのザルツブルクの生まれ。
だからモーツァルト指揮者かというと、そうでもない。オペラは4作しか録音していないし(ただし、録音したものは傾聴すべき演奏と思う)、交響曲も後期の名曲程度。あれほどのレパートリーを誇りながら、ピアノ協奏曲の伴奏録音も、殆どない。

でも、セレナードやディヴェルティメントは気に入っていたのか、このK.334を初め、難解も録音しているのが嬉しい。何しろ、カラヤンのモーツァルトはゴージャスで壮麗、豪華絢爛なものだから。
(だからカラヤンのモーツァルトはキライだ、と云う人も多いだろうけれど)

このK.334は、最も有名なディヴェルティメントの一つだと思うが、カラヤン/BPOで聴くと、ムード満点で、贅沢な雰囲気一杯。高級レストランで、上等なワインを飲みながらフルコースの料理を楽しんでいるような気持ちになってくる。

BPOの美しさは無類のもの。磨き上げられた美音と均質なアンサンブルで、極上の美しさ。
響きがやや厚ぼったいのと、リズムが少し重いのが特徴で、だからこそゴージャスな雰囲気が漂う。妖艶な美女が微笑みながら、モーツァルトの案内をしてくれているような感じ。もう少し軽快で爽やかな響きでもイイかな・・・とも思うが、そうなると、この妖しいまでの美しさは後退してしまうかもしれない。

聴きごたえがあるのは、やはり有名なメヌエット。
第2楽章の変奏曲では曲想の描き分けが見事だし、第4楽章のアダージョではまとわりつくようなストリングスが実にエロティック。
カラヤンのモーツァルトらしい、艶っぽいものであります。

録音は、デジタル録音のカラヤン共通の、響きの重さがあります。
やや詰まった感じ、高音のヌケがもう一つあればと思います。
残響は少し人工的な感じもしますが、デジタル時代に入っての1980年代のDGは、こういう音づくりだったように思います。


AUTHOR: さすらい人 DATE: 03/12/2007 07:55:14 私も同じディスクを聴いています。ウィーンフィル室内合奏団やフィルハーモニアQ.ベルリンの精緻な演奏と較べると、響きで聴かせるモーツァルトという感じがします。
17年間スターリングで聴いており、耳に馴染んでしまっている所為か、響きの重さを逆に楽しんでいます。その中で様々に語られる楽器の表情が、なんとも味わい深いものだと思っています…。一般的なモーツァルト演奏とは少し異なるとは思いますが、この演奏も私は好きです!
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コメント

やはり私はLPですが、これはいいですね。特別気に入っている箇所は
冒頭のフワーと柔らかく出るアウフタクトが独特です。 同じく第一楽章ですが、終り近くでヴァイオリンが高音から低音まで広い音域・・・多分3
オクターブ近く・・・を一気に急降下するところなんです。
両方とも聞かせ所が巧いカラヤンらしいと思います。

モーツァルトのディヴェルティメント、大好きなんです。 記事を読んで余計聴きたくなりました。 

ところで苦戦した挙句、やっとリンク集ができました。 リンクさせていただきました♪

とっても勉強になるブログなので・・。

K..334は大好きなディヴェルチメントです。シャンドール・ヴェーグの指揮でよく聴いています。

カラヤンのモーツァルトは悪口を言われるほどには悪くはないと思います。特にDECCA時代に入れたジュピターなぞ、今聴いても光彩陸離、威容もあるし、ふっ切れた爽快感もあり、なんべん聴き返しても飽きません。・・・ということは「名演」といってよいであろう、と思うのです。

>さすらい人 様
こんばんは。いつもお世話になります。
このディヴェルティメント第17番は、小編成のオーケストラで演奏するものと、室内楽でやるものとがあるんですが、どちらも好んで聴いています。ウィーン室内合奏団のも素晴らしい演奏でした(DENON盤)。
小編成オケ盤では、カラヤン/BPOやボスコフスキー/ウィーン・モーツァルト合奏団、パイヤール室内管などをよく聴きます。特にカラヤン盤はとりわけ雰囲気豊かで、ウットリするような感じです。響きは少し重いんですが、この磨き上げられた美音の魅力、たまりません。

>よし 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
カラヤン/BPOの60年代盤、先日入手しました。デジタル録音盤と比較すると、響きが爽やかで俊敏な動きが特徴と思いましたが、基本的なところは同じですね。
BPOの豊かな響きには、エロスの香りがあると僕は思っています。妖艶な美女の音楽とでもいいましょうか・・・。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
おっしゃるとおりですね、旧盤の方が軽快で爽快だと思います。「湖に映った森のような響き」・・・・なるほどなぁと思いました。
K.334は、小編成のオケでも室内楽でも楽しめる音楽ですね。ボクも若い頃からの愛聴盤です。メヌエットだけでなく、変奏曲も味わい深いですし、聴きどころが多いと思います。
ありがとうございました。

>丘 様
こんばんは。コメント感謝です。
そうです!冒頭のアウフタクト!。僕も同感です。
もう、冒頭から魅了されてしまいます。あれは、カラヤンならではと思います。すごい指揮者だなぁと改めて思います。
3オクターブの下降のところ、思わす聴き直してしまいました。
ありがとうございました。

>mattina 様
こんばんは。リンク等、ありがとうございました。感謝です。
ココ、勉強・・・・にはならんです。僕はド素人ですので、間違いもあちこちで犯しているのではないかと心配しています。
「クラシック音楽の絵日記」と云うべきかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。

それにしても、モーツァルトの機会音楽はエエですね。セレナードもディヴェルティメントも、ホンマに楽しいです。

>hiromk35 様
今晩は。コメントを有難うございました。
カラヤン/VPOの「ジュピター」、まさにhiromk35さんのおっしゃるとおりですね。キングの1300円廉価盤LPで今も聴いています。カラヤンがVPOと組んでDECCAに録音した1960年前後の演奏は、どれも素晴らしいと思います。
シャンドール・ヴェーグも大好きです。爽快な演奏、心の中まで涼しい風が吹き抜けてゆくような気持ちよさが好きです。
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカも好演してますね。

こんにちは。
 カラヤンのモーツァルトは、EMIへの録音が結構好きです。後期交響曲とか、管楽の為の協奏曲とか。
 この晩年の録音になったセレナーデもいいですが、最近の私の「カラヤンのモーツァルト」は管楽協奏曲集です。カール・ライスターとか、ローター・コッホとか、ジェームズ・ゴールウェイとか、ベルリン・フィル内で済ませちゃいました~、あ、5曲まとめてサン・モリッツで夏のバカンス中にちゃっちゃっと8日で録っときましたから~、という、よくよく考えると恐ろしい録音............



>Verdi 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
カラヤンのEMI録音のモーツァルト、今や超廉価盤ですね。新居浜のタワーレコードで、後期交響曲・管楽器協奏曲集いずれも2枚組1000円ていどでした。何たる時代でしょうか。
ベルリン・フィルの強者で聴く管楽器の協奏曲集、これは素晴らしいです。ウィーン・フィルのメンバーの曲集と、双璧の出来具合ですね。

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