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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番 ハ長調 レーゼル(Pf) F・P・フロール/ベルリン響

高校の卒業式は、雲一つない見事な快晴。
爛漫の春でありました。青春の旅立ちでありました。
また新しく若者の季節が始まりました。

そこで、今日はベートーヴェンの青春のコンチェルトを。
明るく若々しく、瑞々しい精気に濡れた、素敵なピアノ協奏曲であります。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15。
ペーター・レーゼルのピアノ独奏、クラウス・ペーター・フロール指揮ベルリン交響楽団の演奏。
1991年、東ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。

ドイツ・シャルプラッテンの録音のせいか、ピアノもオーケストラもしっとりと落ち着いた響きで捉えられている。よく云う「いぶし銀」の響き。このレーベルの音は、派手ではないが、渋く落ち着いて聴けるのが良い。聴き疲れもしないので、自然な録音と云うべきなのかもしれない。
聴きやすいといっても、ムード音楽のような、エコーの利いた安直さではなく、また、これ見よがしの(聴きよがしというべきなのかな?)ところがなく、勤勉で実直、温厚篤実な録音であり、また演奏もそういう感じで好ましい。

レーゼルのピアノは、豊麗で柔らかく、しかも適度の湿気がある心地よさ。そして、残響も夢見るように美しい。教会録音の特徴だと思うが、例えば、第1楽章のカデンツァなどホンマに綺麗。第2楽章冒頭のソロなども、ハッとするほど美しい。ニュアンス一杯で、特に響きの余韻がたまらない。

フロール指揮するベルリン響も真剣な演奏ぶり。
この楽団は、ザンデルリンクが振ったチャイコフスキーの後期交響曲集(DENON)やシベリウス(独シャルプラッテン)、ブラームス(カプリッチョ)などの交響曲全集でおなじみなのだが、フロールが振ると、やや響きが明るい感じ。ザンデルリンクの重厚さに比べると、爽快、軽快と云っても良いだろう。
このピアノ協奏曲第1番ハ長調は、ベートーヴェンの初期作品だから、その古典的な佇まいには、ベルリン響の演奏はふさわしい響きと思えるし、。ハイドンやモーツァルトに通じる、こういうしなやかで軽やかな響きで聴きたいと思う。

第3楽章は聴きごたえあり。
レーゼルの弾むようなピアノに、ベルリン響のストリングスが柔らかく絡んでくるところなど絶品。その肌触りは、木綿の素朴な質感。自然の感触。シルクタッチではないのだが、実直で滋味あふれる響きが何とも好ましい。

録音は1990年代デジタルだが、アナログっぽい柔らかさがイイ。
解像度が低いのかな、フワッとした感触は好みであります。
ドイツ・シャルプラッテンの音らしい録音です。


AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/genki/ DATE: 03/02/2007 08:14:50 ご子息のご卒業おめでとうございます。
さて、ベートーベンの1番は私の大好きな曲ですが軽やかな演奏がいいですね。シャルプラッテンの録音が会うでしょうね。
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コメント

>天ぬき 様
おはようございます。コメント感謝です。
バックハウス/イッセルシュテット盤もアルゲリッチ/シノーポリ盤もイイですね。ボクも大好きです。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、5曲3枚組と手頃なセットになるので、ついつい買ってしまいます。ペライアやグルダ、アシュケナージにルプーなども気に入っています。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 レーゼル

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まさにドイツの音楽 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 レーゼル、フロール&ベルリン交響楽団

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