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モーツァルトのセレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 ワルター/コロンビア響

暖かい春の一日でした。職場の暖房が必要なかったくらい。
午後から風が強くなって、これも春の風でした。
もっとも、今日からは寒くなる予報ですが。

さて、今日は少し(かなりか?)古い演奏を。

モーツァルトのセレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏。
1958年、ハリウッドでの録音。CBS盤。

何と柔らかいモーツァルト。
春の暖かい陽射しを浴びたモーツァルト。「モーツァルトはピンク色」とはドラマ「のだめカンタービレ」での言葉だが、確かにこれはピンクのモーツァルトだ。
冒頭の有名な旋律が流れ始めた瞬間、わが部屋の空気が変わったような気がした。

テンポは基本的にやや遅めで、ゆったりしたもの。そして伸縮自在。
適度にルバートがかかって、演出も巧み。リズムは克明だし、旋律線もハッキリしている。しかし、全体がソフト・フォーカスの写真のような、暖かく穏やかな雰囲気に満ちている。これぞ巨匠の芸であり、「ワルターのモーツァルトは温かい」と云われる所以だろう。

第1楽章の初めから、羽毛のように軽く優しいモーツァルトの音楽がが展開する。ふわふわと優しく、頬を撫でるそよ風のような演奏。テンポは遅いのだが、伸び縮みもあって味わい豊か。

第2楽章はさらにゆったり感が増す。しっとりと濡れたような感じでストリングスが弾いているのだが、その表情には微笑みが浮かんでいる。ポルタメントがかかっているのかな、音を伸ばしながら徐々に消えてゆく時の余韻がすこぶる美しい。ロマンティックな感じさえする。

第3楽章はスッキリと爽快。
終楽章はゆったり感が戻って、音楽の歩みは静かに着実に進んでゆく感じ。メロディラインがとても綺麗で、アンサンブルは愉悦感に富んでいる。楽しそうに演奏しているのが伝わってくる。
そうだよな、ワルターの指揮でモーツァルトが弾けるんだから、嬉しいだろうなぁ・・・と思う。

確かに、これ、一時代を画したモーツァルト演奏であります。終始、優しい表情のモーツァルトでありました。
久しぶりに取り出してみて、懐かしさ一杯になりました。
こういう素敵な演奏を聴いて、僕は育ってきたんであります。

録音からそろそろ50年。
そんなになるのなかぁ・・・・そんな昔とは思えないほど新鮮な音がします。ジョン・マックルーアの素晴らしいリミックスが効いているのでしょう。
エエ音で聴けます。


ここのところアクセスが1000件を越えます。ビックリしています。
お読みいただきありがとうございます。初めての方は、どうぞよろしくお願いします。
それとも、何とかリーダー、検索ロボットの見回りが増えたのかな?


AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7 DATE: 02/24/2007 08:19:40 朝からこんな懐かしいワルター盤の録音を読ませてもらえるとは
うれしいですね。ジャケットのワルターの顔写真はソフト・フォーカス
でおおらかなやさしさが。 私も今日はこれを取り出しましょう。
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コメント

>丘 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
ワルターのモーツァルトは往年の名盤、懐かしく聴き直しました。
ああ、昔のモーツァルトはこんなに典雅で柔らかかったなぁと思い出しています。
レコードをCDで買い直して今は聴いてます。

>天ぬき 様
こんばんは。いつも有難うございます。
新宿のトガワ・・・は知りません。新宿はコタニによく寄っていました。中古盤だと、もっぱら御茶ノ水のディスクユニオン、数寄屋橋のハンター、銀座のモール名盤堂、永福のアンドー楽器・・・・このあたりでしょうか。
学生の頃は、よく行きました。僕はクラシック音楽に目覚めるのが遅かったので、主に大学生の頃でした。

>ensemble 様
こんばんは。コメント感謝です。
昔よく聴いたレコードを取り出すと、青春の思い出が一緒に蘇ります。ワルターのこのCDもそうですし、ensembleさんが先日エントリーされていた「やまがたすみこ」も同じですね。懐かしいです。
アクセス1000件といっても、さあ、検索ロボットとかじゃないんでしょうか。
それとも、巷間、クラシック・ブームになっているんでしょうか?
四国の田舎ではそのブームはあまり感じません・・・・・(^^ゞ。

ワルターのモーツァルトは、若い頃に、もう極めつけの定番のような扱いでした。廉価盤もありませんでしたし、某評論家が神格化していましたので、高値の、いや、高嶺の花だったような(^_^;)>poripori
でも、ふっくらとやわらかなモーツァルトもいいものですね。アイネ・クライネ・ナハトムジークは、ワルターによく似合うように思います。

天ぬきさん、横レスで失礼します。
新宿のトガワとは青梅街道にあった店でしたっけ? 私も昔、西荻窪に住んでいた頃、会社の帰りにちょくちょく途中下車して、押し合いへしあいしながら掘り出し物を探しました。去年、新宿に用事で出かけたついでに店を探してみたのですが、どうやら消え去ってしまったようです。残念です。

>narkejp 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ワルターのモーツァルトはまさに極めつけでしたね。おっしゃるとおり、ソニーには廉価盤がなくて(オーマンディとセルばかりで)、中古LPをよく買っていました。1980年代に入ったCD直前の時に、1500円盤が大量に出ましたっけ。暖かいモーツァルトで、今日的ではないかもしれませんが、大切に聴いていきたいなと思います。
ありがとうございました。

hiromk35さん、ご親切にありがとうございます。
なくなりました。。。地上げの波にさらわれましたかね?
クライバーンの皇帝、ケルテスの新世界、バーンスタインのシェーラザード
その他随分お世話になりました。当時中古で1000円前後、ラーメンが60円位で食べられ国鉄(JR)の初乗りが10円だった時代ですから中古といえども貴重品でした。 大学に入ってからは有楽町のハンターに一番行きました。そこでの一番の買い物はフルベンの運命の初出盤でした(DG)

この演奏は「ミラベルの庭園にて」というヤツの中に入っていたものですよね。これはNYPとの同じタイトルのものがあり、私はっもっぱらそのNYP盤で楽しんでおりました。このアルバム、ワルターの思い入れを感じるのですが如何でしょう?。
そうそう、ワルターのモーツアルトも私はNYPとのものを取り出すことが多いです。

>yurikamome122 様
今晩は。コメントを有難うございました。
ワルターのモーツァルトはNYP盤もありましたね。モノラル録音なので、僕はついつい敬遠してしまい、今も持っているのはコロンビア響との演奏だけです。「ミラベルの庭園にて」は懐かしいですね。LPでよく聴きました。
ワルターといえばモーツァルトと定評のあった時代にクラシック音楽をポツポツ聴き始めましたので、今聴いても愛着がありますね。

mozart1889 さん ご無沙汰です。
チョット『放浪の旅』??に出ておりました。音楽から遠ざかっていたため、今は音楽に飢えた狼に近い状態です。(笑)
ワルターのモーツアルト好きです。ソニー盤を愛聴していたのですが、米コロンビア盤を入手し目から鱗・・・、印象が相当変化しました。
CD当初、マックルアのプロデュースで発売されたCDがオリジナルに最も近いと思います。オケの腕前は別として、ワルターの演奏はどれも厳格な演奏と思います。後期交響曲もソニー盤とは、相当印象が違いました。
NYPのモノ盤も名演で録音もいいですよ、広がりが無いだけと思えば演奏に集中できます。

>あるべりっひ 様
おはようございます。ご無沙汰しておりました。お元気ですか。
ワルターのCDは、マックルーアのリミックスによるCD初期のものが最ももとの音に近いとはよく云われていますね。80年代のCDが、それに当たるのでしょう。SONYのさまざまな新しいリミックスのは音が悪いらしいですね。
NYPの演奏は、yurikamome122さんもご推奨でした。今度聴いてみようと思います。
ありがとうございました。

ワルターの演奏は、12~3年前にLPを処分して以来、全く縁がなかったのですが、先日モーツァルトの選集を入手、久しぶりに聴いて感激しました。
時に緊張感に満ち、時に優しく、時にはデモーニッシュに…。フレーズ毎に変化する表情の絶妙さ…。こんなモーツァルトって、昨今聴いたことがありませんでした!加齢と共に音楽が聴けるようになってきただけに、LPを処分してしまった事、かえすがえすも無念に思えます。

>さすらい人 様
今晩は。コメントを有難うございました。
おっしゃるとおり、まことワルターのモーツァルトは「フレーズ毎に変化する表情の絶妙さ…」ですね。このセレナード13番だけでなく、後期の交響曲集なども、大変美しく暖かく優しいモーツァルトで、僕は大好きです。
このごろ、こういったモーツァルトは聴けなくなりました。

さすらい人さんと同じ頃、僕もLPをどうしようかと考えていました。94~5年の頃でした。
四国にはLPを買い取ってくれそうな業者が見あたりませんでしたので、今もそのまんまにしています。LPは増えませんが、処分も結局出来ませんでした・・・・。

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