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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番ト長調 マレイ・ペライア(Pf)・ハイティンク/ACO

すっかり春の陽気。四国はうららかな良い天気でした。
相変わらず仕事は激務ですが、職場の窓からふと眺める景色は、春の風情。
銅山峰に霞がかかってます。

さて、しばらくオーケストラ曲ばかり聴いていたので、今日はコンチェルトをいきましょう。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番ト長調。
マレイ・ペライアのピアノ独奏、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1984年10月の録音。ハイティンクにしては珍しい、CBSソニー原盤。これは、ペライアの専属だからですな。

ペライアのピアノは滑らかで柔らかく温かい。
窓から射し込んでくる早春の陽光のような暖かさ。
ハイティンク/ACOの伴奏がまた実に良い。ふっくらとして、包容力があって。

第1楽章はアレグロ・モデラート。幾分速めのテンポで進んでゆく。
ペライアのピアノは出だしから非常に美しい。透明感があるのに、冷たくはなく、優しく温もりがある。聴き手の心を安らかに、幸福にさせる音。そして、一つ一つの音が粒立ちよく響く。
ふっくらと炊きあがったご飯の、お米一粒一粒が湯気を出してキラキラしながら立っている・・・・あんな感じの音。懐かしいような、優しいような、母性を感じさせるような音が実に良い。

ハイティンク/ACOの伴奏は職人芸。手堅い。
ハイティンクはベートーヴェンのピアノ協奏曲を数多く伴奏・録音している。このペライアとの全集だけでなく、かつてはクラウディオ・アラウとACOで、ブレンデルとはLPOで、アンドラーシュ・シフとはSKDで。何と、4種の全集録音を果たしている。いや、全くのベテラン。

第2楽章はアンダンテ・コン・モート。
ペライアのピアノはデリカシーの塊。このピアニストの弱音は聴きごたえがある。ピアニシモの方が雄弁。ニュアンス多彩で、色彩感もある。音は静謐そのものなのに、何と多くのことをペライアは伝えるのだろう。悦びや哀しみ、憧れや傷心・・・・いろいろな感情が伝わってくる。

フィナーレはロンド・ヴィヴァーチェ。早春にふさわしい明るい音楽。
ペライアの華麗なピアニズムを堪能できる楽章。冗舌の一歩手前で止める品の良さ。高音のヌケが素晴らしく、聴いていて実に気持ちよい。
ハイティンク/ACOの伴奏は、ペライアにそっと寄り添い、室内楽的な精緻さで支えてゆく。アンサンブルの良さは第1楽章から一貫しているのだが、特に終楽章では緊密感がある。ハイティンクの筋の通った指揮で、この名演奏が支えられているのが分かる。


フィリップス・トーンとは違ったコンセルトヘボウ管の響きが楽しめる録音です。
ペライアのピアノはとても綺麗に捉えられていますし、ホールの余韻も楽しめます。
フィリップスより少し明るめの音、色づけは淡彩画ふうの感じ。
品の良い好録音と云えるでしょう。



AUTHOR: 天ぬき DATE: 02/20/2007 10:31:29 おはようございます
私事で恐縮ですが風邪をひきました。今年は暖冬なので油断したようです。さてペライアのピアノっていいですね。奥ゆかしくって気品があって特に4番にはぴったりと思います。
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コメント

>Verdi 様
おはようございます。いつもお世話になります。
この冬はホンマに温かいですね。暖冬なんてもんじゃないです。
四国はすっかり春になってしまった感じです。
ベートーヴェンの4番協奏曲、「王女」というのはエエですね。ボクは大好きです。春になると聞きたくなります。
コメント感謝です。ありがとうございました。

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