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シューベルトの交響曲第9番ハ長調「グレート」 レヴァイン/シカゴ響

昨日のホルスト「惑星」レヴァイン盤では、沢山のコメントを頂戴しました。
ありがとうございました。TBも嬉しく思いました。
さすがにあの「惑星」のスゴイ録音は、多くの方々がご存じですね。もっとも、演奏とレヴァインとについては好みが分かれるんじゃないかと思います。

さて、今日もレヴァインです。これも愛聴してきました。

シューベルトの交響曲第9番ハ長調「グレート」。
ジェームズ・レヴァイン指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1983年7月11日の一日録り、シカゴのオーケストラホールでの録音。ラヴィニア音楽祭での演目だったようだ。

これは懐かしいCDで、初めて買った「グレート」のCD。輸入盤仕様、今思えば大枚の3500円。何度も書くが、昔のCDは高かったなぁ(今は、これ1000円盤でしょうか)。

オーケストラが抜群の技術を駆使し、レヴァインがそれを統合して素晴らしい歌の交響曲に仕立て上げてゆく。発売当時は、録音も良くて、一聴して驚喜した思い出の1枚。

第1楽章の序奏部からレヴァインは中庸のテンポ。主部に入っても心地よい穏やかな(といって遅くはない)テンポで音楽が進んでゆく。レヴァインは、いたずらにスケールの大きい演奏を目指さず、端正で柔和な佇まいの交響曲にしてゆく。いわば等身大のシューベルト。ただ、オケがスゴイので、音楽の規模は自然に大きくなっていく感じ。
弦も管も実にバランス良く鳴っている。レヴァインは気持ちよくオケに奏させる職人的な指揮者だと、この盤を聴いて思ったものだ。

第2楽章はシューベルトの歌があふれる。特に良いのは管楽器で、品の良い歌が続く。そして、弦楽セクションからは、見事なアンサンブルの中から時々ハッとするような瑞々しい歌が響いてくる。とてもデリケート。
ショルティ/CSOのコンビ、あの力業では、こうはいくまいなと思いつつ。

第3楽章、レヴァインの自然なテンポはここでも変わらず、息づかいが実に気持ちよい。迫力や強靱さには欠けるかもしれないが、何よりレヴァイン天性の明朗な歌があってイイ。彼の音楽は常に前向きで明るい。やはり、アメリカンというか、楽観主義者というか、そういうところが随所に出てくる。

終楽章はシカゴ響の力が素晴らしい。圧倒的なクライマックスで、しかも名技の連続。「天国的に長い」などなんのその、このブラスの威力、ストリングスのしなやかさを聴いているだけで楽しい。飽きない。

録音がまた良い。不満なし。
1970年代後半から1980年代にかけて、DGがシカゴ響と録音した演奏は、名録音多し。アバドのマーラー、ジュリーニの9番交響曲シリーズなど、名作揃い。演奏も録音もエエものが多いと思います。

<「グレート」も大好きで、沢山エントリーしてきました>
◆レーグナー/ベルリン放送響
◆スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
◆ワルター/コロンビア響
◆デイヴィス/ボストン響
◆ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
◆ジュリーニ/シカゴ響



AUTHOR: ピースうさぎ URL: http://blog.goo.ne.jp/prabbit/ DATE: 02/17/2007 08:49:27 おはようございます。
レヴァインの「ザ・グレート」はLPで持ってます。

明快な演奏でその前に聴いていたヴァント/ケルン放送響の厳しい演奏とはあまりの違いにびっくりした記憶があります。
聴き比べは楽しいですね。
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コメント

>ピースうさぎ 様
こんにちは。いつもお世話になります。
レヴァイン盤はLPですか。さすがです。僕は多分新譜が買えず、CD化されるまで待っていたんだろうと、おぼろげに覚えています。
ヴァントはBPOとのライヴ盤しか知らないんですが、峻厳な演奏でしたね。未完成との2枚組で、そちらもスゴイ集中力を要求される演奏でした。

>天ぬき 様
こんにちは。コメント感謝です。
三井啓の本、持っていたはずなんですが、見あたりません。
「豊かで柔らかい音」が確かにしてます。ショルティの時に比べると、シカゴ響がふっくらしている感じです。

ベームのシューベルト交響曲全集はCD初期に購いました。ベルリン・フィルのガッチリしたサウンドが印象的な演奏でしたね。
ありがとうございました。いつもお世話になります。

>ドレドレ 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
ケンペ/ミュンヘン・フィルの演奏、あれも良かったですね。ソニーの廉価盤LP1300円のを持ってます。長いこと聴いてきました。
CD化されたので、すぐに買いました。「メタモルフォーゼン」も素晴らしい演奏でした。ついでに買った、ネルソン・フレイレとのグリーグ/シューマンのピアノ協奏曲が、期待以上に良かったです。
ケンペは、ホンマにエエ指揮者でした。もう少し長生きして欲しかったですね。

>ケンペ/ミュンヘン・フィルの演奏、あれも良かったですね

アッ、失礼しました。当然、すでにお聴きですよね。フレイレとの協奏曲
シリーズ、話題にあまりならなかたようですが、イイですよね。
チャイコフスキーもあったかな。録音も派手でなく、すばらしいです。
シューマン・グりークはこの1枚が自分にとっては、Bestです。


私もこのCDを持っていますがレヴァインが振るシカゴはショルティとVPOよりウィーンらしい音が出るようです。私のベストはベームですがケルテスとVPOはウィーンのオーボエがチャーミングでしたね。

>ドレドレ 様
今晩は。
あ、失礼なんてこと全然ないですよ。僕はケンペ/ミュンヘン・フィルの演奏が好きな方がいらしてくれて、とても嬉しかったです。
フレイレのグリーグ・シューマンは、ドレドレさんのベストですか。僕も、とてもイイ演奏だなと思いました。情念がこもっていて、うねるような昂奮がありました。
そうそう、録音もエエですよね。1970年前後のもので、35年も前なのに、素晴らしい録音だと思いました。同好の方がいらして、嬉しいです。
ありがとうございました。

>よし 様
今晩は。コメント感謝です。
そうですね、レヴァインがシカゴ響を振ると、柔らかく美しい、ウィーン・フィル的な音が出ますね。
ケルテス/VPOも名盤!同感です。「未完成」も好きです。オーボエの魅力、確かにあの音は良いですね。
ケルテス盤を聴きたくなりました。未完成とのセットで1000円盤ですね。

こんばんは。レヴァインづいてますね(笑)。
このディスクの発売時、誰かは失念しましたが評論家がジャケットのレヴァインの風貌がシューベルトを想わせる云々と書かれていたのが記憶に残っています。言われて見ればそう見えてしまうから不思議。
後年の彼に見られる様な粗雑さ、強引さやオケを鳴らし過ぎるような事も無く、いい意味での軽さとパワーが楽しめるディスクだと思います。無尽蔵に湧いて出てくるような楽興、「こいつは天然か?」と思わせる様なナチュラルさ&しなやかさ。マーラーの9番を頂点にして、この頃のレヴァインは大好きな指揮者でありました。

>花岡ジッタ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
レヴァインづいてます・・・(^^ゞ。レヴァインの明快な音楽、嫌いじゃありません。わりあい、好きなんです。
さて、「ジャケットのレヴァインの風貌がシューベルトを想わせる云々」・・・僕も覚えています。あれ、レコ芸で諸井誠あたりが云ってたんじゃないかなと思います。懐かしいですね。ホンマ、よく似てます。
「こいつは天然か?」と思わせる様な・・・・全く同感です。マーラーの9番はだいぶ後になって聴いたんですが、これもサラサラと明るいマーラーでしたが、フィラデルフィア管のゴージャスさもあって、素晴らしい9番だったと思います。

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