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ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調 スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ

3連休の目標は3日で30㎞の走破。
まあ、走破といっても、トコトコと歩かない程度でジョギングするだけなんですが、距離を伸ばしていくと、なるほど体重は落ちます。今月に入って距離を伸ばし始めたら、途端に2㎏減。この分で頑張れば、5月の連休までに5㎏くらい落とせるかもしれませんな。(少々のリバウンドも含めて)

さて、今日もLPをノンビリ取り出して。

ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調作品90。
オトマール・スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレの演奏。
1981年8月、東ベルリン(当時)のイエス・キリスト教会での録音。DENON原盤。

DENONの録音が見事で、発売から25年を経た今も素晴らしい音で聴けるベートーヴェン。
B&Kのマイクを使用して、その録音の良さが、全集一枚一枚の発売ごとに話題になったレコードでもある。
LPの中袋(ポリ袋)がフタつきの立派さ。当時、殆どの国内メーカーがちゃちなポリ袋だったこともあって、DENONからはLP制作の愛情が伝わってきたものだ。さすがにレコードプレーヤやカートリッジを製造販売していたメーカーだと思う。今も銘機が多い。

さて、演奏は質実剛健で実直素朴なベートーヴェンが聴ける。
テンポは中庸からやや遅め。速度を上げることを重視していない演奏と云えるかもしれない。

第1楽章など、実に落ち着いた演奏。
第7交響曲は、曲そのものが持つ異様さ(作曲者の精神の高揚というか、テンションの高さ・鼻息の荒さのような・・・)のためか、リズムとスピード感で駆け抜けてしまう演奏が多いように思う。スウィトナーは、そういう方向で演奏させない。着実、堅実な足取りのベートーヴェンをつくってゆく。響きも比較的渋め。派手な音響にならないのが、スウィトナー流だと思う。
ベルリン・シュターツカペレの音も、充実しきって素晴らしい。やや暗めの音色で、暖かくふっくらとした響きを前面に押し出しながら、音楽の中身ははち切れんばかり。
伝統的なスタイルの中に、現代的な洗練を加えたベートーヴェンという感じ。
一聴、型にはまった古風なベートーヴェンとしか思えなかったのだが、聴き返すほどに味が出てくるような、面白い演奏でもある。
確かな手応えというか、静かな感動というか・・・・阿鼻叫喚で終わってしまうベートーヴェンとは一線を画す、着実な演奏だと思う。

教会の音響が実に心地よい。
木管の倍音の美しさ。ヴァイオリンの高音がスーッと消えてゆく、その余韻の美しさ。
それらに包まれる安堵感。ゆっくり腰掛けて、左右のスピーカーからの音響に身を浸すのは実に快感です。

今も、最も良い音で聴けるベートーヴェン全集。
CDでの全集は廉価盤化され、5000円で買えてしまう時代です。


<ベートーヴェンの交響曲第7番 自己リンク>
■クーベリック/ウィーン・フィル
■ムーティ/フィラデルフィア管
■ティーレマン/フィルハーモニア管
■マッケラス/ロイヤル・リヴァプール・フィル
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■コンヴィチュニー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
■オクトフォロスの9声部ハルモニー版
■ガーディナー/オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク




AUTHOR: yurikamome122 URL: http://yurikamome.exblog.jp/ DATE: 02/12/2007 08:37:22 これは美しい録音でした。教会の豊かなホールトーンを可能な限り拾った、それでいてディティールが疎かにならないB&Kのマイクの威力は絶大でした。
 確かこのマイクを使った録音はこの前に発売された5番が日本では初出だったと記憶していますが、7番でもそれはそれは美しいものでした。
部屋に拡がるパースペクティヴの見事さはそのリアリティーが音楽をうたかたではなくまさに目の前にもののように再現しましたよね。
 オーケストラもプロセイン風の響きが、私のこの曲のデフォルトである同じ東独のドレスデンのシュターツカペレをブロムシュテットが指揮したものとはまた違った味わいを出していましたが、これもまた捨てがたいものです。
↓に続く
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コメント

おはようございます
これは最初に買ったCDです。
銀座の山野楽器のレジカウンターに置いてあったのを見つけ買ってしまいました。3800円でした! CDプレーヤーはまだ買っていなかったのですが・・・ 7番では録音も含めて一番曲に身を任せて聴ける演奏がスィトナーのものと思います。ただ最近手に入れたカイルベルト/バイエルン放響(オルフェオ盤)の1967年のライブ盤が録音もよくて私のお気に入りになりました。未聴でしたらお勧めしたいです

スィトナー氏は東ドイツ崩壊後絶望して音楽活動から身を引いたと読んだことがあります。
グローバル化して効率優先の社会には個性あるオーケストラもなくなっていくようです
ウィーンフィルも今では日本製の楽器を使っているとか?

>yurikamome122 様
こんにちは。コメント感謝です。
スウィトナーのベートーヴェン、B&Kマイクは、そうです、「運命」から用いられたんでしたね。あれは、とても話題になりましたし、実際に音が良くて、家庭で鑑賞するのに何の不満もない好録音盤でした。
そして、SKBの音がプロイセン風というか、しっとりと落ち着きがあって質実・素朴な音だったのが印象的でした。今は、なかなか聴けない音かもしれません。
思えば、東独のオケの音、SKBもSKDもゲヴァントハウス管も。エエ音してましたね。

>hiromk35 様
こんにちは。いつもお世話になります。
スウィトナーはNHKホールで何回か聴きました。もう20年以上も前ですね。東独崩壊後、全く指揮をしなくなっているようですが、遺された録音が沢山あって、モーツァルトの交響曲集やベートーヴェン・シューベルト・シューマン・ブラームス・ドヴォルザークの全集は、大切に聴いていきたいと思います。
スウィトナーの情報は、天ぬきさんが教えてくれました。ありがとうございました。

>天ぬき 様
こんにちは。いつも有難うございます。
CDは3800円!・・・・そうですそうです、この涙が出るような昔のことをご存じの方と、こうしてお話しできるのは嬉しいです。
若い士には、あの高かった時代、理解してもらえません。

CDプレーヤーは20万円以上しました。僕は結婚式の時、妻にお色直しを1つ我慢してもらって(当時、お色直しの衣装代は1回25万円)、DENONのDCD-1800Rという名機を買いました。

カイルベルト盤、探してみます。ありがとうございました。

こんばんは。
この頃のスイトナーは、ディスクがリリースされると必ずレコ芸推薦になるような人気がありましたよね。
このベートーヴェンの全集は、ほんとに温かく格調たかい音楽でした。
今日のBS2の特集で、スイトナーのリハーサルとブラームスの3番も放映していました。
もう一度でいいから、彼の指揮・彼の音楽を実際に味わってみたいですね。(引退した今となっては夢のような話ですが・・・)

>romani 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
スウィトナーの人気、高かったですね。特にこのベートーヴェン全集は、1枚1枚の発売ごとに『レコ芸』の推薦特薦でした。奇をてらわない、正攻法の演奏だと思うのですが、だからこそ息長く聴けるのかなと思います。

BS2観ました。スウィトナー、シュタイン、サヴァリッシュ・・・・N響の懐かしい名指揮者たちでした。昔、埼玉に住んでいて、しばしば彼らのナマを安席で聴いてました・・・・・・。

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