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ブラームスのピアノ協奏曲第1番 ニ短調 アシュケナージ(Pf)・ハイティンク/ACO

ここのところ、気温が高く、朝のジョギングも心地よいですな。
長袖Tシャツに薄手のウィンド・ブレーカーを羽織って走るんですが、実に快適。走り始めが寒くなく、走っている最中でも汗だくになって気持ち悪いことはない(夏場はこれがシンドイ)ので、ジョギングには今が一番良い季節かもしれません。

さて、ここのところLPばかり聴いております。
独特の柔らかさがイイです。針音やサーフィス・ノイズが気にはなりますが、(A面、B面をひっくり返すのも面倒ではあるんですが)、トロッとしたふくよかな音の心地よさは、CDではなかなか味わえません。

今日は、ブラームスのピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15。
ウラディーミル・アシュケナージのピアノ独奏、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1981年5月、コンセルトヘボウでの録音。DECCA盤。

これ、同じくコンビでのピアノ協奏曲第2番(オケはウィーン・フィル)との2枚組で、1984年発売3500円とある。年末にレコード各社がボーナス目当てに発売した廉価盤。人気のあるレギュラー盤を2枚組にして買わせてしまおうという魂胆。でも、その魂胆が有り難かった。こういう2枚組LP、我が家には沢山あって・・・・。

さて演奏。
オーケストラが分厚くふくよかで、実に逞しい。
冒頭の序奏部のカッチリしたティンパニの強打、重厚な低弦、豊麗になるトゥッティ。オーケストラの響きが申し分なく素晴らしい。ハイティンクの手綱さばきも見事なもので、盤石の安定感がある。

そしてそこに滑り込んでくるアシュケナージのピアノが、また美しさの極み。
DECCAの録音も素晴らしいのだろうが、本当にアシュケナージのピアノは綺麗だと思う。クリスタルグラスのような、硬質で透明、ややクールな響きがたまらない。
ただ、ブラームスの第1協奏曲なので、アシュケナージは意識的に響きを重く厚くしているような感じもする。彼のショパンやモーツァルトで聴ける独特の軽みよりも、このブラームスでは熱さ、重さ、ずっしりとした重量感を出そうとしている感じ。

さすがに高音の抜けは美しい。アシュケナージらしい音。ホールの天井へ向かって、どこまでも上ってゆくような高音の冴え冴えとした響きは、アシュケナージ固有のものだ。

オケの美しさでは、終楽章に極めつきのところあり。
終楽章の弦楽合奏だけのところ、奥行き深く、柔らかく、ゾッとするほど美しい瞬間がある。ピアノが弾いていない場面でも、こんなに美しい音楽をブラームスは書いた。そのことを聴き手に教えてくれるハイティンクの棒、やはりこの人、端倪すべからざる指揮者だと思う。

録音は今も最上級。
DECCAの録音に、僕は何の不満もありません。
美音の洪水に包まれました。


AUTHOR: hiromk35 DATE: 02/08/2007 17:45:57 ブラームスのP恊は大好きな曲の一つで、CDやらLP取り混ぜていろいろ聴いています。
いつだったか石〇〇気で、若い頃のレオン・フライシャーの演奏を見つけて、これも気に入っています。オケはセル/クリーヴランドO のEPIC盤ですが、オケに呑みこまれそうになりながら頑張っているフライシャーのケナゲな姿が想像されます。「ケナゲ」に弱い私なのでした。
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コメント

>天ぬき 様
今晩は。コメント感謝です。
秋葉原の散策は石丸電気でしょうか。僕も秋葉原・御茶ノ水のコースは好きです。ディスク・ユニオンもありますしね。僕は四国の田舎者ゆえ、年に一回、行けるかどうかですが。
ポリーニのブラームス2番協奏曲は、アバド/VPOとの演奏を持っています。イタリアンの明るさ、真っ青な空のような演奏で、冒頭のホルンも美しく(ローラント・ベルガーでしょう)、大好きな演奏です。ツィマーマンがバーンスタインと協演した演奏も、豪快なのに繊細、面白く聴けますね。

この曲のこの演奏は、オーケストラのフレージングがとっても印象的で、さすがハイティンクと思わせるところであります。
あのキビキビした序奏を聴くとレニーの演奏はちょっと脂肪分大過ぎにきこえてしまいます。
あのキビキビなシリアスにナルシスティックで幻想的なピアノが素敵でありますが、聴きながらちょっと赤面してしまうときもあります(笑)。

>yurikamome122 様
こんにちは。TBをありがとうございました。
ブラームスのピアノ協奏曲は名盤が多いと思いますが、僕はこのアシュケナージ盤を取り出すことが多いです。ポリーニ、ブレンデル、ツィマーマン、ギレリス、オピッツ、コワセヴィッチ・・・いくらでもありますが、好みはアシュケナージです。ハイティンクの指揮が絶妙で、オケもACO・VPOの好演で聴けますしね。

ブラームス作曲、ピアノ協奏曲第1番

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 医者が病名を聞かないと教えてくれないというのはやはり不安だよ。でも行って安心、重病ではなくて良かった。もうひき始めてから3週間くらいたつからね、少し不安だった。それにしても寒すぎ。
 今日もやっぱりブラームス作曲、ピアノ協奏曲第1番。稀代の美音家ウラジミール・アシュケナージのピアノ、ベルナルト・ハイティンク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。
 曲の出だしから怒濤のような分厚いオケが、ものすごいエネルギーで戦っている。と、急に静まり、ブラームスお約束のナルシストの登場。ヤツ一人...

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