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ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調 アシュケナージ(Pf)・ハイティンク/コンセルトヘボウ管

2月になって、ようやくこの冬初めての雪。
午後の気温が2℃。寒かったですね。午後3時頃、新居浜の山手では吹雪でありました。夕方にはすっかり溶けてしまいましたが、一時、心配になるくらい降りました。

こういう寒い日にはラフマニノフを。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18。
ウラディーミル・アシュケナージのピアノ独奏、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。
1984年9月、アムステルダムのコンセルトヘボウでの録音。DECCA盤。

これぞ名演。
発売から20年、いまだにこれを凌駕する演奏には出会えていない。
ソロ良し、伴奏良し、録音良し。協奏曲として、これ以上望めようかと思えるほど、必要なものが揃っている演奏と思う。

アシュケナージが弾くラフマニノフは、もう自家薬籠中のものであって、安定感抜群。徹底的に美しく、クリアなピアノ。モコモコしたところが全然ない、爽快なテクニック。ああ、この人は、ラフマニノフを演奏するために生まれてきたんじゃないか・・・と思わせるくらい。
テクニックはもちろんだが、研ぎ澄まされたクールな音色がまたイイ。ロシアの冷涼な空気が漂う。

ラフマニノフの協奏曲だと、陰々滅々、気が滅入るような暗い演奏をするピアニストもいるが、アシュケナージで聴くと、冷涼さはあるものの、暗鬱な雰囲気はあまりない。アシュケナージの個性は、だいたい前向きで楽観的なところだろう。だから、聴き終えた後の感動が、サッパリと心地よい。

特に良いのは第2楽章。
この楽章のやるせない情念や憂鬱を、アシュケナージはクールなリリシズムで弾き通す。淡泊な運びのようで、よく練られた表現で、ニュアンス一杯。じっくり聴いていると、うんうんと頷きたくなるような表現が続く。

ハイティンクの指揮するアムステルダム・コンセルトヘボウ管も素晴らしい。重厚なロシア風の強烈な音もあれば、弱音に得も言われぬ情感が漂う。残響も含めて、弱音部のデリカシーはたまらない。美しさの極みだろう。第2楽章の静謐な表現は、全く素晴らしい。終楽章でも、ホールが鳴り響くような豪快さが実に良い。

録音は今も最高水準。
クリアなピアノの響きの美しさ、生々しさ。そして重量感たっぷりのオーケストラが見事に融合している。音場は広大、奥行きも左右の広がりも十分で、特に音のダイナミックレンジが大きい。
素晴らしい録音であります。




AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 02/02/2007 07:09:27 おはようございます。当地もようやく雪が降りました。一面、真っ白な世界にはやがわりしました。おっしゃるように、冬はラフマニノフなどロシアものを聞きたくなります。アシュケナージさんは、小柄な体格ですので、手もそう大きくはないと思うのですが、どうやってあの名演を残しているのでしょうね。素人考えでは、ラフマニノフやプロコフィエフは大男で手も大きく、がばっと広げるとオクターブ以上がらくらくと届くように思いますが、アシュケナージの場合は別な秘密がありそう。演奏家もたいへんです。音楽ファンは、自宅で、あるいは通勤の車の中で、謹んで拝聴いたします。
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コメント

>花岡ジッタ 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
アシュケナージ/ACOのラフマニノフ! 良かったですね。今も僕の定盤です。
おっしゃるとおり、ハイティンクのラフマニノフ全集がないのは残念ですね。あれほど、交響曲の全集魔なのに、不思議ですね。
アシュケナージとのピアノ協奏曲で聴いていると、DECCAレーベルで、ハイティンクの全集を聴いてみたいものです。

アシュケナージはLPもCDでも一枚も持つて居ません。ポピュラー名曲ばかりで、しかも他の名演には及ばないと思つて居たからでせうか?

ラフマニノフのLPも買つたことがありません、CDになつてからOlympicでM.リンパニーのロシア物の録音が出たのでやつと買つたくらいです。

ラフマニノフはパガニニ変奏曲が好きです。これは子供の頃古いLPでフリッチャイの指揮で最近亡くなつたスヰスの女流M.ウェーバーの録音を良く聞いてたせゐでせう。

今思ひ出しましたが、アシュケナージのLPではスクリャービンのソナタを持つて居たやうな気がします - でも殆ど聞いたこともなかつた。

こんにちは
1976年にジーナ・バッカウアーのピアノ、アラン・ロンバール指揮ストラスブール管弦楽団のレコード(エラート盤)を聴いて以来、わたしにとってはこれがスタンダードになってしまいました。今はその後に出たCDで聴いています。
もちろん他の盤もいろいろと聴いていますが、たまたま出会い頭の幸運?がそうさせてしまったのでしょう。

>あがるま 様
今日は。コメントを有難うございました。
アシュケナージは、僕がクラシック音楽を聴き始めた頃がピアニストとしての全盛期(最も録音が多かった時期)だったので、何枚も購入してしまいました。音がもの凄く綺麗で、DECCA専属だったので録音も素晴らしいんです。ポピュラー名曲路線だったのも、ミーハーの僕には良かったのかもしれません。ラフマニノフやベートーヴェン、ブラームス、モーツァルトの協奏曲は今もよく聴きます。好きです。
あ、パガニーニの主題による変奏曲も、アシュケナージ盤を愛聴してます。最後のテーマが綺麗ですね。何かのコマーシャルにも使われていましたね。

>EGUCHI 様
こんにちは。コメント感謝です。
バッカウアーにロンバール、懐かしい名前ですね。1970年代に活躍の二人だったでしょうか。ストラスブール・フィルも懐かしいです。このごろ、あまり録音を見かけませんね。
出会い頭の一発、僕にはアシュケナージだったようです。アルゲリッチもポリーニもブレンデルも好きですが、アシュケナージでピアノ音楽、ピアノ協奏曲の楽しみを知ったので、今もよく取り出します。

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