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ベルリオーズの幻想交響曲 デュトワ/モントリオール交響楽団

暖冬だそうです。雪が降らない、雪がない・・・・。
四国はもともと殆ど雪が降らない土地柄なのでピンと来ませんが、確かにこの数日もヌクいですな。
この調子で、夏も暑かったら大変に困るように思うんですが。う~む。

さて、今日の音楽はベルリオーズです。
狂気の音楽。
でも、今日の演奏はあまり狂っていないです。エレガントな狂気とでも云いますか・・・・。

では。

ベルリオーズの幻想交響曲 作品14a。
シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団の演奏。
1984年5月、モントリオールの聖コスタッシュ教会での録音。DECCA原盤。

磨きに磨き上げた美音の連続。
実に耽美的な演奏で、出てくる音が全て美しいので、聴いているうちに感覚が麻痺してゆくような錯覚に陥る。あまりの美しさに、カラダ全体が蕩けてしまいそうな感じ。

そして、DECCAの極上録音が花を添える。教会での録音を生かして、奥行き・高さに優れ、残響も実に豊か。20年以上昔の録音とはとても思えない。現役バリバリの、素晴らしい録音。

グロテスクさは感じられない。「断頭台への行進」や「ワルプルギスの夜の夢」でも、実に美しい。オーケストラの迫力は十分だし、音響的な快感があるのだが、それがとても美麗で、怪しげなところやドロドロしたところがない。音楽のフォルムはラストまで崩れず(いや、後半からラストに至るほど音楽がキリッとしてくる感じ)、スタイリッシュでカッコイイのがデュトワ流なのだ。
終楽章の、例の骸骨の踊りのようなコル・レーニョの部分でさえ、不気味さがなく、整然とした感じ。これ、稀有の個性。デュトワはカッコイイのだ。

モントリオール響のアンサンブルはほぼ完璧。フランス的に洗練されたとでも云うべきか、明るく爽やかで、とてもカラフルなオーケストラ。
第1楽章の「夢と情熱」など、エレガントで、深窓のご令嬢の登場といった感じ。上品な演奏で、響きも実に優美。情熱的というよりは、クールな感じさえする。

第2・第3楽章ではベルリオーズのオーケストレーションの妙味が、モントリオール響の好演で、存分に発揮されている。ワルツなど実にクリアな響きで、夾雑物なし、一点の濁りもない音。こういう響きこそ、デュトワが望んだところだろう。
全体的なスタイルはオーソドックス。そして、音楽の運びは実にクリアでクールでシャープ。名演奏と思う。

発売は昭和60年。
この年のレコードアカデミー賞録音賞受賞の名演盤。
懐かしくなってしまいましたが、今も十分に現役盤でしょう。

※幻想交響曲も沢山聴いてきました(自己リンクです)
○デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
○ハイティンク/ウィーン・フィル
○チョン・ミュンフン/パリ・バスティーユ管
○カラヤン/ベルリン・フィル(1964年盤)
○アバド/シカゴ響
○ブーレーズ/クリーヴランド管



次男坊のセンター試験も無事に終了。地理Bと物理が少し難しかったようです。
英数は簡単、国語と化学はあんなものだろうとは次男の弁。偉そうに・・・と思いつつも、まあほどほどだったようで。



AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/genki/ DATE: 01/24/2007 08:25:20 おはようございます

デュトアの演奏はエレガントで大好きです。
ハイティンクはオケがエレガントすぎて燃えないのがもどかしいですがこれも美しい演奏ですね。私のベストはアバドです。LPですが録音も含めて最高の幻想です。
息子さんお疲れ様でした。親にとっても気疲れする季節ですね。
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コメント

>ヒロノミンV 様
今晩は。いつもお世話になります。
デュトワの辣腕、おっしゃるとおり、どんどん楽団員を辞めさせてますね。だからでしょうか、響きがとても新鮮、デュトワの考えたとおりの演奏になっているような気がします。見事な幻想交響曲ですね。
ヒロノミンVさんはセンター試験世代でしたか。ボクは一期二期時代の遺物であります(^^ゞ。
次男坊は飄々として呑気なもんです。2次試験の勉強をそろそろ始めなくちゃと云いつつ、「そろそろ」が2日間経過しております。ヤレヤレです。

こんにちは。
デュトワのは、そんなにいいのですか。
これは、聴きたくなってしまいました。
私は、ミュンフンの大ファンなので、当然「ミュンフン/パリ・バスティーユ管弦楽団」のものをいつも聴いています。
今年の5月にミュンフンは名古屋に来てくれ、「幻想」を聴かせてくれます。
ミュンフン/東京フィルの「幻想」も聴きに行きましたし。
他の「幻想」を知らなさ過ぎますね(恥)。

ちなみに、私も共通一次世代です。


>のすけの母 様
今晩は。いつも有り難うございます。
チョン・ミュンフンの幻想交響曲は、熱に浮かれたようなオーケストラが素晴らしい演奏を展開してますね。情熱と精妙さとが高度に融合したホンマモンの名演と思います。
デュトワのは、クールでエレガントな美しい演奏だと思います。チョイと美人過ぎて、澄まし顔すぎるところもあるかな・・・・・

チョン・ミュンフンの実演。楽しみですね。
東フィルとの実演も聴いてらっしゃるなんて、羨ましいです。

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