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シベリウスの交響曲第2番ニ長調 ベルグルンド/ヨーロッパ室内管

BISのシベリウス作品集を購入してから、この冬はシベリウスを沢山聴いてます。

今日は、シベリウスの交響曲第2番ニ長調 作品43。
パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏。
1997年10月、オランダでの録音。Finlandia原盤。

僕にとってのシベリウスの交響曲第2番は、彼の代表作であって、クラシック音楽を聴き始めた頃から親しんできたもの。
作曲の時期は第1番とさほど離れていないらしいのだが、何となくチャイコフスキーっぽかったりドヴォルザークやブラームス的なところがある第1番に比べると、この第2番は純粋のシベリウス音楽になっているように思う。

ベルグルンド/ヨーロッパ室内管の演奏は、凍りつくような、クールで澄みきった響きが印象的。曖昧なものとか妥協とか、甘えとか、一切の余計なものを排して、徹底した純粋さを追求したような音楽になっている。
シベリウスを演奏するのに、余分なものは要らない、脂肪はどんどんそぎ落とせ・・・とでも云っているかのよう。ベルグルンドの指揮には、妙な思い入れや演出もないし、テンポも殆ど揺らさない。ひたすらシベリウスの音楽を忠実に再現したら、こういう贅肉のないスッキリした演奏になってしまった・・・という感じか。

第1楽章は北欧のヒンヤリとした空気の中にいるような音楽。透きとおったアンサンブルの美しさは弦楽合奏の極致かもしれない。オケはやや編成を大きくしているのか、室内オーケストラの薄い響きではない。ただ、アンサンブルがキッチリしているので、透徹した感じがする。非常に上手いオケだと思う。水が澄んでいるので、湖の底が見えてしまうような演奏とでも云おうか。

第2楽章の響きも渋い。派手にならず、北欧の自然をそのまま写し取って再現したような感じの、澄んだ響きが心地よい。ここでもオケの音響は混じりっ気なし、蒸留水のような透明感。すごいアンサンブルだと思う。ここまでやってしまって、ベルグルンドはこの先どうするのかと心配になるくらい。
管楽器も甘さを抑えて、やはりクール。テクニックは抜群と思う。この演奏は甘くロマンティックに響かせないところに特徴がある。

第3楽章はトゥッティのあとの静寂がスゴイ。こんな寂寥感は、ベルグルンド盤で初めて味わうもの。凄みのあるゲネラルパウゼ。
だから、その後の木管群の響きが哀愁に包まれて、大変に味わい深い。

フィナーレは音量も上がって強靱な合奏が聴ける。しかし、見通しの良い響きは相変わらず。金管も活躍するが、熱くなりすぎないのがシベリウス的でよい。
コーダでのクレッシェンドは圧巻。全ての楽器が実によく鳴っているとともに、ラストまでクールさを失わないのが素晴らしい。

録音はここ最近のものゆえ、極上であります。
ダイナミックレンジ広大、特にピアニシモが美しく、空気感がたまらないですな。
シベリウスの心の中、内的な風景まで聞こえてきそうな、澄んだ録音。


今日は土曜日。
今日からセンター試験であります。
次男坊は昨日から松山へ。道後に宿泊しております。
早速、道後温泉に入ったとか。イイ湯だったと・・・・。
センター試験が目的なのか、道後温泉が目的なのか・・・・・いやはや。



AUTHOR: ピースうさぎ URL: http://blog.goo.ne.jp/prabbit DATE: 01/20/2007 10:21:51 息子さんのセンター試験、もう始まっている頃くらいですね。
私は共通1次の最後の年と、よくわからないセンター試験の前の試験と2回受けています。(1浪なので)

受験生だった時を思い出しますが、かなり精神的に参っていた時でもありました。

息子さんにGood Luck!
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コメント

>misa 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
4月に演奏会ですか。頑張ってください。シベリウスの交響曲は、木管が大事な働きをしますね。ご活躍、お祈りします。
バーンスタインのは重量級のシベリウス2番ですね。ニューヨーク・フィルとのは豪快ですし、晩年のウィーン・フィルとの演奏はマーラーのような粘りがある面白い演奏だったと思います。
寒いですが、お仕事頑張ってくださいね。

mozart1889さん、こんにちは。TB送らせていただきました。
いつも拝見しております。
ベルグルンドのヨーロッパ室内管との録音は、私も好きでいつも聴いています。
1~7番の全てが完璧な演奏で、私の中ではシベリウスのスタンダードといえばこのCDです。

>ushinabe1980 様
こんにちは。コメントを有難うございました。
TBも頂戴しました。有難うございます。
ベルグルンド/ヨーロッパ室内管盤は本当に精密で、妙な思い入れがないだけに、シンプルにシベリウスの素晴らしさが伝わってきます。
純粋、混じりっ気なしのシベリウス。響きも爽快で気持ちいいです。

こんばんは。

シベリウスの2番は色々な表現があって面白いですね。

今日はベルグルンドを聴きましたが私のはボーンマス響版です。
割とすんなり演奏しており、最初に親しんだ演奏でもあります。

個人的にニ長調の曲が好きです(この曲、ブラ2、マーラー9とか)

この曲も出だしが好きです(弦楽器の刻みからオーボエが登場する部分)。

因みに私たちアマチュアのオケでは(下手なのでせめて)出だしの5分に命を懸けます(最初が一番肝心みたいです)。あとは集中力がないせいか割と適当な演奏になってしまいます。




>ニョッキ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ベルグルンドは、都合3回、シベリウスの全集を録音してますね。まさにスペシャリストだと思います。
ボーンマス響との1回目、未聴なんです。ヘルシンキ・フィルとヨーロッパ室内管のは持っているんですが、2回目は豪快さもあり、3回目は磨き上げて余分なものは削ってしまった感があいrます。
僕は素人なのでよく分からないんですが、これ、実演でやるとなると、大変なんでしょうね・・・・・。
ニョッキさんのコメントで、その辺がよく分かります。有り難うございました。

[シベリウス]寒い日にはシベリウスを・交響曲全集

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朝晩は寒さを感じるようになってきた。 気候に肌寒さを覚えるようになると、シベリウスの季節だ。 ジャン・シベリウス(1865年12月8日-1957年9月20日)はフィンランドの作曲家だ。 私はシベリウスが好きだ。 シベリウスの交響曲を聴いていると、癒されるというか、とても落

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