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ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調 「合唱」 アバド/ウィーン・フィル

寒波襲来。
四国山系に初雪。石鎚山も頂上部が雪化粧。冬らしくなりました。

さて、今年も残すところあと2日。押し詰まりました。
今のうちに、つまり今年であるうちに、第九を聴いておこうと思います。
では・・・・・。

ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調 作品125 「合唱」。
クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィル・ウィーン国立歌劇場合唱団の演奏。
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
エスタ・ヴィンベルイ(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)
マルヤーナ・リポフシェク(アルト) の独唱。
1986年5月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。ライナーには<ライヴ・レコーディング>と記してあるが、聴衆がいる様子はない。バーンスタインが当時盛んに行っていたやり方の<ライヴ>だろうと思う。

第1楽章の冒頭、ピアニシモからフォルテの爆発まで、ダイナミック・レンジが広い。録音良好だ。アバドらしい繊細で精妙な演奏だが、フォルテの迫力は十分。ただ、それまでの第九演奏に比べると、このアバド/VPOの演奏はやや軽く感じられたことを思い出す。
テンポは初めのうちはゆったりとしているのだが、徐々に速くなって熱を帯びてくる。ウィーン・フィルは、さすがにスマート。アバドの棒にしなやかな反応を示している。

第2楽章も力強さとしなやかさを兼ね備えた演奏。ウィーン・フィルの弦が輝かしく、また潤いもあって美しい。アバドの演奏はデリカシーに富んでいて、精妙そのもの。ただ、その分、スケルツォ裸子荒々しさに欠けるかな。でも、美しいことこの上ないしなぁ。

第3楽章アダージョ・モルト・エ・カンタービレ。たっぷりとしたテンポ。ゆっくりした足取りで進んでゆく。フレージングも息が長く、まさにカンタービレ、実によく歌う演奏になっている。アバドの爽やかな歌。イタリア人気質の歌。
第4楽章の前に、すでにこの楽章が、美しい歌に満ちている。ベートーヴェン晩年の至高の歌だと思う。

終楽章は4人の独唱と合唱が一体となった祝典的なフィナーレ。
特にイイと思うのは、バリトンのプライ。ホンマにエエ声している。アバドとはロッシーニ歌劇の録音で馴染みの仲。ここでも素晴らしい歌唱。プライの第九は珍しいんじゃないかと思う。
ラストの合唱が美しい。
ああ、年の瀬に聴く「合唱」はやっぱりエエもんです。

今年もいろいろなことがありました。
こうして、落ち着いて年の瀬を迎えられる幸福。有り難いことです。


さて、第九は沢山聴いてきました。自己リンクであります。

■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレのライヴ盤

■ワルター/コロンビア交響楽団

■ベーム/ウィーン・フィル

■ショルティ/シカゴ交響楽団

■バーンスタインの「自由の第九」

■サイモン・ラトル/ウィーン・フィル

■カラヤン/ベルリン・フィル(デジタル録音)

■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管(ライヴ)



AUTHOR: shibera EMAIL: shibera@sepia.plala.or.jp DATE: 12/30/2006 09:58:26 こんにちは。今年もあと2日、第九を聴くなら賞味期限直前といったところですが、まだ賀状も出していない始末で_最近では時間に余裕がなく、年に新しく1枚購入して聴くのがやっとという状況が続いています。今年はブックオフの出モノ(ソニー音源の名曲全集が大量処分されていた)中、2枚800円でワルターを購入しました(他に田園、グレート、ブラ4等)。いずれもLP時代に聴いた記憶があり、ワルターがこの値段なら買わなきゃソンソンとばかりニヤついて_。(以下次項へ。)
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コメント

今、FMでトリスタンを聴きながら、コメントします。
アバドの第9は数種ありますが、このウィーンフィル盤は、最高だと思います。
一番普通に、第9してますから。
歌手は、私としては、最高のメンバーだと思います。でもほとんど、物故してます・・。
そして、クリムトのベートーヴェン・フリーズのジャケットが素晴らしすぎです。

こんばんは。
今年も結局、あまり好きでない『第九』を聴きました。
でも、新たな発見ありでちょっと良かったかなと思っています。

アバドのベートーヴェンは、このウィーンPOとの録音が好きです。特に『クリムト』のジャケットでLP揃えたいですね。部屋に飾っても最高です。

それでは、良いお年を!!

>yokochan 様
おはようございます。コメント感謝です。
そうです、そうです、クリムトのベートーヴェン・フリーズのジャケットが良かったですね。演奏はもちろんイイんですが、ジャケットも素晴らしかったのでついつい欲しくなるCDでした。
アバドにはこの後BPOとの第九録音が2つありますが、結局、このVPO盤が良かったなぁと思っています。
ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
クリムトのベートーヴェン・フリーズのジャケット、良かったですね。なるほど、LPで飾るのもエエですね・・・・(って、LPは出ていたんでしたっけ・・・)。
この年末はバタバタしていて、ゆっくりと第九を聴けなかったんです。ちょいと残念でした。
それでは、よいお年をお迎えください。

アバドとウィーンフィルのベートーヴェン、発売直後に3番と6番を正規盤で購入したあと、公私共に超多忙モードに移行してしまい、中断してしまいました。音楽の自然な流れという点で、お気に入りです。「第九」も魅力的です。いやぁ、それにしても、この「第九」リスト、壮観ですね!
今年一年、コメント・トラックバックをありがとうございました。新年が良い年でありますように、お祈りいたします。

>narkejp 様
こんにちは。コメントを有難うございました。大晦日、忙しいですね。
アバド/VPOの全集は、もう20年近く前になるんですね。早いものです。アバドはBPOとも再録音しましたが、VPOとの演奏の方が良く歌って響きも素晴らしいので、よく聴きます。BPO盤は少しキツイです。
このシリーズはジャケットも格好良かったのが印象的でした。

こちらこそ、1年間お世話になりました。山形は寒いでしょう。
よいお年をお迎えください。

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
私もこのアバド=VPO盤、愛聴しています。また昨年末には、バーンスタイン=VPOのエアチェックテープを聴きました。70年代末から80年代にかけて、数多くの印象深い第九の録音が出てきました。それらの中でも、アバド盤は取り立てて強烈な印象はありませんが、曲全体が素直に体の中にしみこむようで、何度でも聴けてしまいます。

>stbh 様
あけましておめでとうございます。こちらこそ、本年もよろしくお願いします。

そうですそうです、アバド/VPOの第九は、ホンマ、素直の聴けますね。
stbhさんのおっしゃるとおりです。録音も良いし、VPOの音も良いし、強烈なインパクトはないもしれませんが、ふと気がつくと取り出していることが多いんです。
それにしても、1970年代から80年代は、第九の名演奏が多くありましたね。このごろ、少し淋しいです。

アバド、ウィーン・フィルの「第9」

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実は・・・アバドも好きなんです。写真追加(9月23日)

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