スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エルガーのチェロ協奏曲ホ短調 作品85 デュ・プレ(Vc) バルビローリ/ロンドン響

穏やかな冬の日でした。
さて、仕事納めです。息子たちも高校の冬季補習も今日まで。
大阪の長男も帰ってきましたので、明日から年越しの準備でもしましょう。

さて、今日はエルガーのチェロ協奏曲ホ短調 作品85。
ジャクリーヌ・デュ・プレのチェロ独奏、ジョン・バルビローリ指揮ロンドン交響楽団の演奏。
1965年8月、デュ・プレ20歳の録音。

デュ・プレの哀しく、情念のこもったチェロを何にたとえよう?

第1楽章など、悲痛な叫び声。魂のきしむ音が聞こえてくる。
朗々と響くチェロの歌の中から、哀しみが溢れ出てくる。

第2楽章は哀しみの間奏曲。

第3楽章のアダージョは、エレジーそのもの。
よく歌い、よく鳴るデュ・プレのチェロが全く素晴らしい。スケールも雄大で、一杯になった感情がこぼれてくる。
バルビローリは、若いデュ・プレをしっかりとサポートしつつ、惻々とした情感を伝える。涙こそ見せないが、後ろ姿で泣いているような風情がたまらない。

そして、終楽章に入ると、管弦楽の豊かな伴奏を相手に一歩も引かないチェロが凄まじい。圧倒的な力、迸る感情。これ、ホンマに二十歳の乙女の演奏かいな。
たった一挺のチェロで、オケ全体を睥睨し、ひれ伏せさせるような強烈さ。
むせび泣き、すすり泣き。湿度の高い演奏。

デュ・プレは、多発性硬化症で若くして他界した名演奏家。
最初は取っつきにくいエルガーの晩年の大作だが、デュ・プレで聴くと、心にジンと響いてくる。凄いチェロやなぁ。

この人、長生きしたかっただろうなぁ・・・。
もう少し長生きさせたかったなぁ・・・・・。
もう少し元気で生きていたら、どんな演奏をしたんじゃろうなぁ・・・・。

そんなことを思って聴いておりました。


AUTHOR: 吉田 URL: http://beethoven.blog.shinobi.jp/ DATE: 12/30/2006 00:47:26 こんばんは。
デュプレのこの演奏は、情念の濃さが爆発したような演奏で、触るとやけどしそうな熱い音楽です。
この直後に死病にとりつかれるというエピソードを抜きにしても、この演奏のボルテージの高さは不変です。
あまりにすごいので、ごくたまーに、びくびくしながら聴いています。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。