スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ベートーヴェンの交響曲第9番 「合唱」 ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ

今年も押し詰まってきました。サボっいてた年賀状をようやく書き始めました。
年賀状を書いていると、年の瀬を実感します。
第九の季節ですね。今日は第九を聴きましょう。

取り出したのは・・・・・。ブロムシュテット盤でした。

ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調 作品125 「合唱」。
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
録音は1985年3月30・31日の両日。
これは、第2次大戦末期の1945年に英軍の空襲によって破壊されたドレスデンのゼンパー・オパーが、戦後40年を経て再建されたのを記念した演奏会のライヴ盤。いわゆる、こけら落としの演奏。


もう第1楽章の冒頭から、演奏者たちの思い入れが感じられる、やるき満々、熱気十分の演奏。
祝典的なこの曲にふさわしく、活気ある出だし。オーケストラも意欲に溢れ、金管などバリバリ吹いているのが気持ちよい。尤も、そこはドレスデン・シュターツカペレ、音が突出することはなく、まろやかな響き・素晴らしい融け合いで聴き手に迫ってくる。
テンポは速めで元気一杯。ブロムシュテットの「第九」には、全集のスタジオ録音盤もあってイイ演奏だったが、勢いではこちらライヴ盤が上だろう。
ピアニシモのところでは、ピリピリした空気が伝わってきて、緊張感が何とも云えない。
第2楽章は、ふくよかなアンサンブルが素晴らしい。綺麗やなぁ。よく揃って、しかも響きは甘い水蜜桃のよう。潤いがあって、まろやかで、口に含むと爽やかな甘さが広がる・・・・・。
この楽章、ティンパニがイイ。ガシガシ叩いている。ベートーヴェンの祝祭曲だし、こけら落としのお祝いだもの、このくらいやってくれにゃ。
ブロムシュテットのテンポは中庸で、音楽の運びは端正なもの。弦楽器の刻みが精確で、よくコントロールされている。

第3楽章は美しいアダージョ。真摯で誠実、心洗われる想い。木管の優しい音色に、程良くブレンドされたストリングスの響きがまたイイ。
過去をゆっくり振り返りながら、思いをめぐらしているかのよう。聴いていると、こちらも感情移入してしまい、目頭が熱くなってくる。辛かったことも、嬉しかったことも、過去には沢山ある。みんな、ホンマに人生色々たったろう。そんなことを想いつつ、演奏している感じ。
思いを込めて存分に歌うヴァイオリン群のしなやかさ。絶品。

終楽章は大迫力の冒頭から、熱く激しい演奏。ティンパニの強打が凄まじい。
そして、喜びの歌は、この会場に集った人々の歓喜の歌。素晴らしい「歌」。
声楽が登場すると、さらに立派な演奏になってゆく。
テノールは、ライナー・ゴルトベルク。朗々とした声が気持ちよい。バスのカール・ハインツ・シュトゥリチェクは渋く落ち着いた声。これもエエ声だと思う。
女声陣はソプラノにエディット・ヴィーンズ、アルトにウテ・ワルター。4人のアンサンブルは、ライヴにしては上々だと思う。
それ以上に素晴らしいのは合唱団の熱気。巧いだの下手だのを越えて、圧倒的な声量と熱気で歌いきってしまう。
その迫力、その悦び。
ああ、この交響曲は、こんなに楽しく歌える交響曲なんだと感じ入った次第。


録音は普通の出来。ライヴ盤ですし、ふだんのルカ教会ではないので、響きが少し違います。
でも、この演奏は熱いです。大変に熱いです。
人間の情熱を感じる「第九」でありました。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 12/27/2006 06:28:39 くしくも第九の競演になっておりますね。yurikamomeさんも神奈川フィルの第九演奏会の記事でした。珍しく私も流行に遅れじと・・・(^_^;)>poripori
年賀状の状況、同様であります。ようやくデータ整理が終わりましたが、まだ数人の住所がわからず、探索中です。これから印刷にかかります。
スポンサーサイト

コメント

>りゅう 様
こんんちは。コメントを有り難うございました。
ブロムシュテットのベートーヴェン全集も好きなんですが、このLIVE盤も素晴らしい熱気で大好きです。輸入盤で800円くらいだったでしょうか。激安の時代に感謝しなくちゃなりません。こんな名演奏を安価で聴ける悦び、有り難いと思います。
クレンペラーの全集も好きですよ。

さて、年内にもう1回第九を聴こうと思うんですが、誰のにしようか思案中です(^-^)。

でましたね。ブロムシュテットのライヴ盤!
これは私も大変に気に入っているディスクです。
ライヴなのにこの完成度。オケの迫力。合唱の質の高さ。これはびっくりしました。
TBしました。私のブログでは2回も紹介してしまいました。

>ピースうさぎ 様
おはようございます。コメント・TBを有難うございました。
ブロムシュテットのライヴ盤、いいですね。ふだん上品な演奏を展開するSKDが、熱気あふれる盛り上がりを聴かせてくれますね。
輸入盤で随分安く入手できるので驚きます。
感動的な演奏でした。

おはようございます。この季節がやってきましたね。
やっぱり年越しというイベントに「第九」は欠かせませんね。
ブロムシュテットの全集盤、私も楽しみましたが、エントリーされているゼンパー・オーパーでのこけら落とし公演、これは聴いてみたいです!やっぱり、こういうおめでたい時の興奮が伝わってきそうな演奏に強く惹かれてしまいます(^^

>stonez 様
こんにちは。コメントとTBを有り難うございました。
第九の季節ですね。今年も沢山聴いてしまいそうです。
ブロムシュテットのこけら落としライヴ盤は、熱気があってとても良い演奏でした。
ヴァント盤も聴いてみたいです・・・・・ヴァント、我が家にはブラームスとブルックナーしかないんです。

こんばんは。先日はコメント&TBありがとうございました。これからも訪問させていただきますので宜しくお願いします。

>ちぇり 様
こんばんは。こちらこそ、コメント&TBを有り難うございました。
ブロムシュテット時代のドレスデン・シュターツカペレ、実にいいですね。
大好きです。
結局、ベートーヴェンとシューベルトの全集、そしていくつかのブルックナーにモーツァルト、R・シュトラウス・・・・・皆聴いてみました。
良かったです、ホンマに。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

a

PING:
BLOG NAME
(a)
:v9
a()?Ωη
a(S)(A)(T)?e(B)
198533031
2ad...

ベートーヴェン/交響曲 第9番「合唱付き」

PING:
BLOG NAME
ベートーヴェン作曲、交響曲第9番 ニ短調 op.125。通称『第九』といえば、やっぱり年の瀬ですね。日本では年末公演として盛んに取り上げられますが、それだけの祝祭的な雰囲気は十分にあります。 楽聖ベートーヴェンが打ち建てた金字塔ともいえる彼の最後の交響曲、さすがに..

θv9e

PING:
BLOG NAME
α?$aΤХγκa?dκκΡ
LPθv9Τs?αaΥ(FG-9)$a1950Υα...

ブロムシュテット/SDKによる第9(1985年ライヴ)

PING:
BLOG NAME
{{{
ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調作品125
エディット・ヴィーンス(S)
ウテ・ワルター(A)
ライナー・ゴルトベルク(T)
カール・ハインツ・シュトゥリチェク(Bs)
ドレスデン交響合唱団
ドレスデン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
REC:1985(DELTA 14 566)
}}}
 2007年ももう終りに近づいた。年末恒例の第9であるがやはり一年の締めくくりに聴いていこう。
 
 今年はブロムシ...

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。