スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲イ長調K.581 ハロルド・ライト(cl)/ボストン室内合奏団

今年も残り少すところ10日あまりになりました。
モーツァルト・イヤーということで、今年も沢山モーツァルトを聴きました。

そして、今年もまたトシを取りました。
トシを取ると、年々多くの人とお別れをします。今年も何人かボクの周りの人が亡くなりました。そんなもんだと分かっていても、淋しいものです。

さて、今日はモーツァルトのクラリネット五重奏曲イ長調 K.581 を。

ハロルド・ライトのクラリネット独奏、ボストン交響楽団チェンバー・プレイヤーズの演奏。1993年5月の録音。フィリップス原盤。

ハロルド・ライトは1970年にボストン交響楽団に首席奏者として入団し、1993年までその地位を務めた名クラリネット奏者。室内楽も沢山録音しているという。
この録音は、そのライトが急逝する3か月前の録音。死を目前にしたモーツァルトの名曲が、ライトという名プレーヤーの晩年と重なって、何ともはかなく美しい、寂寥感さえ漂う名演奏となった。ハロルド・ライトの遺作だ。

ライトのクラリネットは、ボストン響の穏やかな音そのままで、暖かくやさしい音色が特徴的。激することなく、上品典雅にモーツァルトの名作を奏でてゆく。
テンポは中庸、やや速めかな。
でも、速いからといって素っ気なさは感じない。クラリネットの雅やかな響きからは無限のニュアンスが零れてくる。

長調なのに哀しい、弾むようなリズムなのに涙がこぼれる、というまさにモーツァルトの真髄がここにはあるし、その色合いは全く淡彩、モノクロの写真のように味わいが深い。モーツァルト最晩年の(そして、名手ハロルド・ライトの遺作でもある)、至高の境地が美しい音楽となって響いてくる。

ボストン響の室内合奏団とのアンサンブルも素晴らしい。
ふだんから気心の知れたメンバーの、心地よい、信頼し合った合奏が聴ける。
こういう風にアンサンブルを楽しめるのは演奏者冥利に尽きるだろうし、全く羨ましいものだなぁと思う。
各奏者とも巧いが、個々が巧いと云うよりも、息のあったまとまりとしての上手さと云うべきかな。室内楽の醍醐味、ここにありと思われる。

録音は、良くまとまった印象。
派手にならず、フィリップスらしい落ち着いた響きがイイ。
けだし、モーツァルトやブラームスのクラリネット五重奏曲は、こういう穏やかで慎み深い音で聴きたいものです。


この数日アクセス数が異様に多いのですが、これ、検索ロボットですか?
クラシック音楽好きな人が増えたのでしょうか?
「のだめカンタービレ」の効果ですかね?
ドラマも、残すところあと1回。昨晩も面白かったですね。終わってしまうのが残念なくらい。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 12/19/2006 06:49:36 モーツァルトのクラリネット五重奏曲、いい曲ですね。大好きです。LPの時代には、ド・ペイエ(cl)の廉価盤で聴きました。その後、BPO入団云々で話題になった某美人奏者(?)の演奏で聴いております。
アクセス数の増加は、たぶん「のだめ効果」ではないでしょうか。ドラマの中に出てきた音楽を知りたくて、ネット検索する人が増えているのでは?
スポンサーサイト

コメント

>うさお 様
こんばんは。初めまして。ようこそ、いらっしゃいました。
クラシック音楽が好きで、こんなブログを書いてます。でも、根っからの素人で、しかもミーハーです。どうぞ、よろしくです。
「のだめカンタービレ」は本当に面白いですね。漫画も面白いんですが、ドラマも素晴らしい出来だと思います。連続ドラマを欠かさず観るのは、さあ、何年ぶりでしょうか。あの青春群像を見ていると、勇気が湧いてきます。若いってエエですね。ホンマに羨ましい若さです。画面から生き生きとした若さがはじけてます。
あと1回で終わるのは、残念です・・・・・パリ編も見たいところです。
「奥様」は・・・・・照れます。今やどこから見ても「オバハン」であり、「カミサン」であります。トシを取って(ボクもですが)、実にそれらしくなりました・・・・(^^ゞ。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。