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ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 ゾルターン・コチシュ(Pf) デ・ワールト/SFSO

四国伊予路は三日続きの雨。
降ったりやんだりの曇天が続いております。冬らしい空と云うべきでしょうか。

こんな空模様の日はラフマニノフです。
憂愁の音楽を聴きましょう。

そこで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 作品1。
ゾルターン・コチシュのピアノ、エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコ交響楽団の演奏。
1982年10月、サンフランシスコでの録音。フィリップスのDUOシリーズでのコチシュ・ラフマニノフピアノ協奏曲全集からの1曲。

第1楽章ヴィヴァーチェ。
冒頭からラフマニノフの個性丸出し。ピアノのアルペジオ、管弦楽の重たさ、ふくらみ、野暮ったいところもあるオーケストレーションなど、全くラフマニノフそのもの。
この曲は彼の作品番号1番。記念すべき処女作。そして何より、彼の美しい旋律が聴ける第1作。「憂愁」としかいいようがない音楽。初冬の曇天のような音楽。
コチシュのピアノは中低音が充実していて、しかも音色がとても綺麗。もちろん高音もキラキラしていてイイのだが、ラフマニノフの「憂愁」を味わうのはやはり中低音だろう。これを綺麗に濁らずに弾いてくれるコチシュ、この時30歳。なかなかヤルもんだなぁ。深々とした音、時に奈落の底に沈み込んでゆくような趣のピアノになっている。こういうピアノで演奏してくれたら、作品1とはいえど、やはり名曲、愛すべき佳品だなぁと思う。

第2楽章はアンダンテ。
エド・デ・ワールト/サンフランシスコ響の伴奏がイイ。ホルンのソロが少し明るいが十分に美しい。音は全体的に明るめなのだが、(ラフマニノフにはもう少しくらい音の方がエエかな・・・・)、オケは充実している。
コチシュのピアノはここでは爽やか、凛とした美人を思わせるような、たおやかな演奏。本当に綺麗な音、メロディも美しい。これに、たっぷりとしたオーケストラも加わって、名演奏になっている。

終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。
チャイコフスキーを思わせるところや、ショパンの影響が見られるところもあって面白い。
コチシュはさらに快調。軽快にまた豪快にこの曲を締めくくってゆく。

じっくりこの全集を聴いてみたくなりました。
コチシュは、アンドラーシュ・シフやデジュ・ラーンキと並んで、「ハンガリー三羽烏」と呼ばれておりました。当時30歳、バリバリの若手でありました。
最近、彼の活躍をあまり聴きませんが、このラフマニノフはエエ演奏だと思います。



AUTHOR: にき DATE: 12/11/2006 11:43:36 こんにちは。
録音はいいのでしょうね。
ちょうど1980年ころエドデワールト・サンフランシスコの組み合わせ、フィリップスから出ていましたですよね。何枚か持っているとおもいます。音色は明るかったと記憶しています。
聴きやすそうなラフマニノフですね。
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コメント

>にき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
アメリングの歌が素晴らしかったですね。しかも高価でした。
4200円・・・・・スゴイ時代でした。
今ならベートーヴェンの交響曲全集でも買えちゃいますね(^-^)。
ありがたい時代になりました。

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