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サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 ヴァン・クーレン(Vn) デイヴィス/LSO

四国は終日雨でした。夕方からは強く降りました。
どんよりと暗い、いかにも冬らしい雨でありました。
そして、相変わらず仕事は山のようにあります。
しかし、まあ、クラシック音楽と仕事とは別ですからね。せいぜい、音楽を楽しみましょう。

今日は、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 作品61。
イザベル・ヴァン・クーレンのヴァイオリン独奏、コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団の演奏。
このヴァイオリニストは可愛らしいですね。若々しい美人です。
1986年9月、ロンドンのウォルサムストウ・タウン・ホールでの録音。
・・・ということは、このジャケットから20年経過しているということか・・・・・う~む。

第1楽章から、むせ返るようなロマンの香りがいっぱい。冒頭のうねるようなヴァイオリンの独奏など、その最たるもの。
クーレンのヴァイオリンは素直で穏やか、若い女性特有の、真面目で素朴なところとナイーブなところを併せもつ。可愛らしいな、まだ蒼いなと思わせるところもあれば、ドキッとするような色気をたたえたところもあって、思わず引き込まれる多彩さ。音は綺麗で、やや細めの美音。よく抜けて、よく伸びて、実に爽やか。
デイヴィス/ロンドン響の伴奏はいたって堅実。しっかりと若い独奏者を支えてゆく。

第2楽章はアンダンティーノ・クワジ・アレグレット。この楽章こそ、このヴァイオリン協奏曲の白眉であり、このはかないまでの美しさがあるからこそ、この曲は今まで聴き継がれてきたのだろうと思う。単独でこの第2楽章だけ取り出して聴きたいくらい。名曲と思う。
クーレンのヴァイオリンは細身で頼りないくらいで、はかない美しさを表出している。若い時を思い出させるような、郷愁を誘うような美しい旋律、それを綺麗になぞってゆくヴァイオリン。
ああ、ホンマに綺麗なメロディ。まっこと、サン=サーンスは、美しい音楽を書いたなぁ。
ヴァイオリンもオーケストラもデリカシー十分の演奏。感傷が趨るような楽章なのだが、その表現はベタつかない。サン=サーンスはこうでなくちゃ。

第3楽章はヴァイオリンと管弦楽が一体となったフィナーレ。
クレーンの技巧は確かなもので、快速パッセージも難なく弾きこなすし、高音での伸びは気持ちよく、低音での軋み、うねりも強靱。
ああ、この曲はサラサーテの助言で作られたものだった。見事な技巧を発揮する曲だったなぁ。
ラストは白熱の演奏。オケも素晴らしい迫力。デイヴィスはロンドン響の実力を全部発揮させた感じ。

録音はまずまずといったところ。
フィリップスならもう少し出来たんじゃないかと思いますが・・・。

ロンドンでのフィリップス録音は、なかなか本拠オランダのようにはいかないようです。オランダでの、コンセルトヘボウの音響が良すぎる訳で、聴き手にはフィリップス録音は超優秀というイメージがありすぎまして、だから「もう少し」と思ってしまうんでしょうが・・・(^^ゞ。



AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7 DATE: 12/08/2006 09:15:27 おはようございます。この曲いいですね。傑作です。
同じ演奏のLP持っています。これを聴くと青春の淡い思い出が
蘇るのです。それを以前一寸書いたのでTBを試みましたが、
どうも駄目のようでした。
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コメント

>にき 様
コメント感謝です。いつもありがとうございます。
ファン・クーレンという人、美人のヴァイオリニストだと思います。今の消息は詳しくないのですが、きっと成長していることでしょうね。
この曲、とても美しい名曲だと思います。聴き続けていきたいと思います。
コメント嬉しく思いました。

サンサーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番

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