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アバド/ベルリンPOの「マラ9」

今日の「マラ9」は、アバド/BPOの1999年LIVE盤で。
80分を超える長時間盤が1枚で聴ける。良心的(^-^)。

演奏はアバドらしさに溢れている。
細部まで緻密に描かれ、精妙そのもの。いつも通りアバドの知性的な設計を感じる。
歌わせるところではしっかり歌わせ(特にチェロの「歌」が終曲まで素晴らしい!)、この曲が持つ歌謡性を聴き手に十分に味合わせてくれる。

第1楽章冒頭は、戸惑いがちの開始だった(少しテンポがふらつくように聞こえる)、中盤からは、しっかりとした足取り。若干速めのテンポが心地よい。

第2楽章のレントラー、録音の良さもあって、管楽器のバランスが程良い。リズムも明確で、心地よさが持続する。

第3楽章。このロンド・ブルレスケが一番感心した。音の強弱、金管の響かせ方など鬼気迫る。この楽章を聴きながら、ボクはいつも「恐怖感」を覚える。背筋がゾクゾクする。「マーラーは、よくもこんなコワイ音楽を書くものだ」と思う。そのゾクゾク感が非常にアバドの演奏では大きかった。3楽章の結部の危機的・破滅的なところ、実に良かった。
終楽章は、もう感動の25分。特に、この盤では12分過ぎたあたりの、ハープと木管が絡む静謐な部分・・・・。泣けました。フルートやオーボエの音色の淋しさ。たまらない。

それ以後は、もう結末に向かって、緊張感溢れる合奏が続く。

観客も息を潜めて、緊張しているのがよく分かる。名録音だ。

曲が終わって、しんと静まりかえったあとの大拍手。
・・・・。いやぁ・・・「マラ9」ってホンマにスゴイ音楽です。



AUTHOR: romani EMAIL: nakata@orange.plala.or.jp URL: http://blog.goo.ne.jp/romani1988/ DATE: 05/05/2005 08:00:10 このGWはマーラーの9番に取り組んでおられるのですね。
このアバド盤、最近のマーラーの演奏の中では出色だと思います。ウィーンフィル盤と基本的なアプローチは変わっていませんが、「優しさ」が感じられるようになったような気がします。アバドのマーラーって、ピアニシモの緊張感がすごいですね。私はこの演奏を最初に聴いたとき、特に終楽章で、息をするのも忘れるくらいの金縛り状態になってしまいました。またこの演奏ライブ録音ですが、聴衆も立派ですね。演奏終了から拍手が始まるまでのホールの雰囲気が最高です。
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