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モーツァルトのピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595 ギレリス(pf) ベーム/VPO

さすがに師走年末。仕事が忙しくなってきました・・・・。
週末はゆっくりできないかもしれんですなぁ。

さて、今日もモーツァルトのピアノ協奏曲を行きます。
懐かしい大家の演奏を聴きたくなりました。そこで・・・・・

モーツァルトのピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595。
エミール・ギレリスのピアノ、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏。
1973年の録音。DG盤。

第1楽章、ゆったりしたテンポで始まる。包容力のある管弦楽。ウィーン・フィルの音が何とも優美で柔らかく、うっとりしてしまう。

ギレリスのピアノも大人の風格。長いこと云われ続けてきた「鋼鉄のピアニスト」などではない、柔らかく冴え冴えとした音色のピアノで、しかも、刻々と音色が移り変わってゆくニュアンス一杯のピアノ。そして、デリカシーにあふれたタッチ。
ギレリスは、モーツァルト最後のピアノ協奏曲となったこの夕映えのような曲を、慈しむように、省みるように弾いてゆく。
音が美しい。初冬の澄んだ空に浮かぶ蒼白い月のような感じ。冴えきって、素晴らしくよく切れる日本刀のような感じのピアノ。無駄な音など一つもないし、濁った音が全くないピアノ。余分なところを削りに削った純米酒とでも云おうか。
清澄なこの曲を弾くためのピアノ・・・・・・そんな音。

第2楽章のテンポはとても遅い。実にゆったりとした足取りの中に、ピアノも管弦楽も、無限のニュアンスが宿っている。ホルンの柔らかい響きにコクが加わって何とも美しい。ギレリスのピアノはどんどん純化して、真っ白な感じ。澄みきった音色がこの緩徐楽章に全くふさわしい。
ウィーン・フィルの美しさも格別。ピアノもオケも、これだけ美しいK.595は、そうはないんじゃないか。

終楽章は、さらに感動的。
美しさの極み、至純のピアノ。ギレリスのピアノはますます冴えて。内面に深く入り込んでゆく。カデンツァが素晴らしい。ギレリスって、こんなに綺麗な音のピアニストだったかいな・・・・と再確認。
ベーム/VPOの伴奏も素晴らしい。バックでさやさやと奏でるストリングスの美しさと云ったら・・・。

録音から33年。
少し古びた感じもしますが、ギレリスのピアノはよく捉えられています。
カップリングのK.365は娘エレーナ・ギレリスとの協演。
これもイイ演奏でありました。



AUTHOR: あるべりっひ DATE: 12/03/2006 00:01:36 こんばんは、mozart1889 さん

この演奏、本当にいいですね。ギレリスてこんなピアニストだったっけ? としばらく自問自答しておりました。娘と一緒での仕事で、何かが普段と変わっていたのでしょうか?まさか、これが家庭での父の姿なんでしょうか。
ところで、Kv.365 、父娘どちらが1stを弾いていると思われましたか?私は、2ndが父のような気がしますが・・・。
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コメント

>にき 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
LPで見つかると良いですね。今、中古盤店ではどのくらいLPが置いてあるんでしょうね。
CDではベームのモーツァルト・セレナード集(輸入盤のボックスセット)に入っているようです。単独でも出ていそうですね。

こんばんは。

私はこの演奏を夏に聴いてますがあたりのジメジメした湿気がなくなり、爽やかな風が吹いて来る感じですね。

ギレリス&ベームは所謂「行間を読むような」奥行きのある香ばしい音楽を作り出していて、それがなんとも心地よく感じます。

カップリングの曲も楽しいですね。

>ニョッキ 様
おはようございます。コメント・TBを有り難うございました。
この演奏は、ベテランの味わい深い演奏、特にギレリスがイイですね。

モーツァルト最後のピアノ協奏曲ですから、素晴らしい演奏に恵まれてもいますね。

クラシックCD紹介その75(モーツァルト ピアノ協奏曲27番)

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仕事でのトラブル処理が佳境に入ってきた。
結果によっては責任をとらされる状況で過去にはないピンチです。
心境としてブログを更新する気力もなくちょっと辛いのですが何とか記事を書きたいと思います。
今日はモーツァルトです。
モーツァルト ピアノ協奏曲....

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