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ショパンの「練習曲」 作品10 マウリツィオ・ポリーニ(pf)

「のだめカンタービレ」を観る楽しみは、ドラマだけではなく、そのBGMにもあります。
昨晩も沢山のクラシック音楽。
「ああ、ここでこんな音楽を使うか・・・」とムフフと笑いながら、楽しんでおりました。

そうそう、ショパンの「別れの曲」は効果的だった・・・
そこで今日は、ショパンの練習曲 作品10.

ピアノ独奏はマウリツィオ・ポリーニ。
1972年、ミュンヘンのヘルクレスザールでの録音。DG盤。

云わずとしれた大名盤。今さら何をか言わんや、であります。
ポリーニのもの凄いテクニックが炸裂、圧倒的なピアノ音楽が聴ける1枚。
LPのタスキには「これ以上何をお望みですか?」という、有名なコピー。
ああ、本当に懐かしいレコードであります。

あらゆる評論家絶賛、レコード雑誌絶賛、ポリドール・レコードのクラシック部門でも常にベストセラー。レギュラー盤で売れまくるものだから、とうとう廉価盤にならなかった・・・・。
(だから、当時ビンボー学生のワタシにはなかなか買えなかった。)

1番ハ長調など、初めてレコードをかけたときに、スピーカら出てくる音の大きさに魂消たものだった。強烈な音。広い音程のアルペジオを悠々と弾ききってしまい、まだまだ余裕がありそうなテクニック。
ピアノの粒立ちがまたスゴイ。炊きたての新米の米粒が、一つ一つ立って湯気を発しているような・・・ああ、スゴイ。第1曲目で、ポリーニのつくるショパンの世界引き込まれてしまう。

3番ホ長調は「別れの曲」。
背筋が伸びて、端正な姿勢のショパン。表情づけはあまり大きくない。だいたいポリーニは標題に縛られて弾いたりはしない。あくまでもピアニスティック。だから、かえって、この「別れ」の情感が引き立つ。
ポリーニの演奏のように、ベタベタしない方が、余情があってイイ。

4番嬰ハ短調は目まぐるしいピアノの動き。速い。スゴイ。すべての音がキラキラと輝いている。音が鳴りすぎているくらい。全く、ポリーニのピアノの切れ味に、ため息が出てしまう。

5番の「黒鍵」は、弾むリズムが何とも心地よい。これも、光が零れてくるような演奏。ダイナミズムも大きいし、どこまでもよく鳴るピアノ。

6番の憂愁。濁らず、淀まず、透きとおった哀しみが聴き手の傍らを駆けてゆく。
ミントの香りがするようなピアノ。爽やかな透明感がたまらない。

8番の駆け回る右手、9番の感情の表出。ポリーニのピアノは雄弁。

ラスト「革命のエチュード」は、広大なダイナミックレンジ。ピアノの機能を最大限に拡大、圧倒的な粒立ち、爆発、そしてうねるような和音。

いやあ、スゴイ。もうこれしかないです。
録音は34年も経過した今も現役として十分通用する、これも素晴らしい音響。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 11/28/2006 06:44:11 おはようございます。同じCDを二枚も購入し、一枚は車専用としております。いえ、単に記憶力減退の証拠なのですが・・・(^_^;)>poripori
演奏、録音ともに同感です。34年ですか!思わず絶句するほど時の経つのがはやく感じられます。
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コメント

こんにちは。
ポリーニは疲れます。全ての音がなっているようでなんともです。
何枚か購入しましたが好きにはなれませんでした。すみません。
話しはかわりますが、オペラの対訳、私も同じです。レコードのひっぱりだしてきてやってます。一つの訳で使いまわせますものね。

>よし 様
こんいちは。いつもコメントを有り難うございます。
ポリーニのショパンはスケールも大きいですし、技巧が圧倒的でスゴイです。
今聴いても凄まじいです。
録音から34年。衝撃のエチュードだったと思います。

しかし、さすがに、ポリーニも老けましたね・・・。

>にき 様
いつもコメントを有り難うございます。お世話になります。
ポリーニは時に疲れますね。巧すぎて、凄すぎて、聴くのも大変です。
彼のショパンは殆ど持っていますが、実は他の曲はあまり聴いたことはありません。

いや、しかし、こちらが体調が良いときに聴くと、やはりスゴイです・・・・。

こんばんは。練習曲といえば、ポリーニかアシュケナージでした。
わたしもLPは初期盤が買えず、社会人になってベスト何とかシリーズのLPで購入しました。スコーンという硬質な音色がショパンにぴったりでした。
もう34年ですか、ポリーニもこちらも年取るわけですねぇ。

こんばんは。
この演奏を最初に聴いたときは、ショックで鼻血が出そうになりました。ポリーニは再録音すればもっと良くなるのでは、という評をいくつか見かけたことがありますが、技術では最高です。つけいる隙がありません。
廉価盤は当分出ないだろうとあきらめてレギュラーを買ったクチです。

>yokochan 様
おはようございます。コメントを有難うございましたを。
「スコーンという硬質な音色」・・・・・yokochanさんのおっしゃるとおりだと思います。
初めてこのレコードを聴いたとき、僕も同じことを思いました。
なかなか買えませんでした。中古盤でようやく買いました。
当時は中古盤でも高かったですし、あまり見かけませんでした。
このLPを買った人は、なかなか手放さなかったんでしょう・・・・・・。

>吉田 様
おはようございます。
僕はこのレコードの音が出た瞬間。音の大きさにビックリして思わずアンプのボリュームを下げました。第1曲目から、もの凄い演奏でした。
あの衝撃は、他の演奏からはなかなか得られませんでした。そのショックで今も聴いています。
僕はレギュラー盤を中古でようやく買ったクチです・・・・。

コメント感謝です。ありがとうございました。

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