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チョン・ミュンフン/パリ・バスティーユ管のR・コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」

若い頃から、まぁクラシック音楽を長いこと聴いていると、さすがに詳しくなるもんです。
先日もフィギア・スケート好きな妻が、「安藤美姫がショート・プログラムに使った音楽は、シェエラザードなんだって。知ってる?」というので、「ホイホイ、知ってるよ」と答えると「どんな曲なん?」と云う。
「ああ、シェラザードはね、アラビアン・ナイトをモチーフにしたR・コルサコフの名曲でね」
「ふんふん」
「、交響組曲といって4楽章構成の標題音楽なんだが、オーケストレーションが素晴らしくてやねぇ・・・第1楽章は・・・・」
・・・ん?もう妻は聴いていない(^^ゞ。
最後まで聞かんかいっ!・・・・

仕方ないので自分で聴きます。ワハハ。

演奏はチョン・ミュンフン指揮パリ・バスティーユ管弦楽団。
1992年9月の録音。DG盤。
CD時代になって「ジャケット買い」は減ったが、これは数少ないそのひとつ。綺麗なイラストでついつい購入したことを思い出す。

演奏は絶品。

第1楽章から、オケが熱い。トゥッティなど、灼熱の熱さ。熱気ムンムン、やる気満々。オケからこれだけの意欲を引き出したチョン・ミュンフンという指揮者、発売当時からスゴイと思った。端倪すべからざる才能だと思う。
(そういえば、このコンビでのベルリオーズ「幻想交響曲」も熱い演奏だった)
ソロ楽器がニュアンス抜群でしかも巧い。クラリネット、オーボエ、ホルンのムーディな歌わせ方、シナの作り方。タップリと音を伸ばして、色気さえ漂わせる。
ソロ・ヴァイオリンのポルタメントも最高。下品の一歩手前の色づけ。いやはやエロティック。

第2楽章は管楽器のソロが素晴らしい。さすがフランス。やっぱり、管楽器はフランスがエエなぁ。
ファゴットとオーボエの響き、最高だと思う。

第3楽章はストリングスのしみじみとした情趣が聴きもの。クラリネットやフルートの名技もスゴイ。
ここでもヴァイオリンのソロが妖艶なまでに美しい。ソロはフレデリック・ラロクという人。詳しくは知らないが、素敵なソリストだと思う。

終楽章になって、さらに熱を帯びるオーケストラ。凄まじい盛り上がり。しかも巧い。パリ・バスティーユ管、アンサンブルはちょいと緩いのかなと思いつつも、ここまで熱い演奏、なかなか聴けない。個々のプレイも実に意欲的。
テンポは速い。というより、どんどん速くなる。加速度がついて速くなり、熱くなる。奏者たちがよくついてきたもんだ。名技の連続、しかも即興的。フィギア・スケート真っ青の見事な舞い。

録音は抜群、極上。
DGの「4D録音」にはあまり良いものがないような気がしますが、これは当たりであります。素晴らしい音で「シェエラザード」が楽しめます。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 11/07/2006 07:06:18 >・・・ん?もう妻は聴いていない(^^ゞ。
>最後まで聞かんかいっ!・・・・
んもう、爆笑!あるある、そういう情景!
家人の尊敬を得る唯一の方法は、「まさにその旋律を歌いだす」ことではないでしょうか。これなら、「へ~、あなた結構詳しいのね」となること疑いなし。
それとも背後から「糠みそが腐る~」と石をぶつけられたりするのでしょうか(^o^;)/
おっと、そろそろ出勤の準備をしなければ。失礼しました(^_^)/
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コメント

「猫よしお」様のコメント、忘れられてしまったようなので、主様がご出張中なので代わりに私の感想を・・・。その「N響アワー」、私も録画で見ましたが、「猫よしお」様と同じ感想を持ちました。ミュンフンは好きな指揮者だったのですが、TVで見る限り、私も波長が合いませんでした。今回のN響との組み合わせ、実際に聴きに行った友人の話でも、ブルックナーもマーラーも、全く彼らしい良さは、感じることが出来なかったそうです。どうも彼は、出来、不出来の差が大きい指揮者みたいです。しかしN響も共感の薄い演奏をすることが多いですね。私は4月の準・メルクル指揮のメシアン/トゥランガリラ交響曲(1,500円の席)を最後に、愛想が尽きましたので、N響を聴きに行くのを止めるつもりです。これから忙しくもなりますし、お金と時間のムダと思わせる演奏が、N響には多すぎますので。

いつもお世話になります。
鞍馬天狗様の、おっしゃる通りです。
N響は、トランペットはミスをするし
NHKホールは、いつもながら音響が悪いです。
ミュンフンの解釈もイマイチだし。
まさしく、お金と時間の無駄遣いだと断言できると思います。
東京に住んでいたら、いつも良い演奏会を聴けると
思ったら、大変な大間違いですね。

>猫よしお 様
コメントを有り難うございました。
チョン・ミュンフンの演奏は、CDで聴く限り(といっても3枚しか聴いていないんですが・・・・)素晴らしいと思いました。パリ・バスティーユ管も熱いですし、聴いていてゾクゾクしました。
実演は、そなるほど、うなんですか。僕はTVを観なかったので何とも云えないんですが、田舎ものですので、実際にNHKホールで聴いたら感激してしまったかもしれません。
ナマで聴けるというのはエエですね・・・・・。

>鞍馬天狗 様
コメントを有り難うございました。
なるほど、チョン・ミュンフンは出来不出来の差が大きいんですか。僕はCDでしか聴いていないので、何とも云えないんですが・・・・・。
N響の演奏、このごろ聴いていないので、実演に沢山行ける都会住まいの方が羨ましいです。
とんと演奏会に縁がなくなっていますので、僕などが聴いたら、ナマの音に感動して舞い上がってしまうかもしれません(^^ゞ

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