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クラウディオ・アラウのベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ

週末の3連休は、穏やかな秋の日で始まりました。
文化の日は「晴れ日」だそうな。そういえば、毎年、良いお天気ですな。

そこで、今日は穏やかな管弦楽とピアノを。

取り出したのはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58。
クラウディオ・アラウのピアノ独奏、コリン・デイヴィス指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1984年11月、ドレスデンのルカ教会での録音。フィリップス原盤。


悠然と進む大家の風格。ゆったりと、堂々と歩んでゆく王者の行進。
アラウのピアノは、一音一音がやさしく包み込むような暖かさ。

それに合わせるデイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレのスケールの大きさ。
響きそのものは濃厚で、いつも思うのだが、キラキラしない(高音がキャンつかない)艶消しの黒檀のような音。これが実にイイ。
そして、時には、温かく柔らかく、シルクの糸を紡ぐような繊細な音を響かせながら、包み込んでゆく。何とも云えない繊細感がイイ。

録音も最高。すでに20年前の録音になってしまったが、いまも極上絶美と思う。
音場広大で、左右高低への広がりが素晴らしく、奥行きも十分。
ルカ教会の音響効果とフィリップス録音スタッフの勝利だと思う。これだけ素晴らしいピアノ協奏曲録音は、なかなかないんじゃないか。

第1楽章は、ゆっくりしたテンポの中で、アラウのピアノに包まれてゆく感じ。このゆったり感、安定感はちょっと他の演奏では聴けない。

第2楽章は、しっとりと濡れたような響き。アラウのソロは滋味豊かなもの。優しさで一杯だし、腰が据わっている落ち着いた佇まいも良い。

終楽章は暖かいロンド。フォルティシモでも激烈な表現にならない。終始穏やかな表情で進んでゆく。ああ、これぞベートーヴェンの4番だなぁ。
オケの音もピアノの音色もホンマに素晴らしい。

いつまでも残しておきたいエエ演奏だと思います。


AUTHOR: hiromk35 EMAIL: hgc00475@nifty.ne.jp DATE: 11/04/2006 08:11:09 アラウ、いいですね~。私も第4番はこれをベストとして座右においていますヨ。

なお、神谷郁代という日本のピアニストに第4番のCDがありますが、なんとなくアラウの演奏に通じるものを感じてライナーノーツを読んだところ、神谷さんはアラウに私淑されていると知り、ナルホドと思いました。こちらは隠れた名演。オケとの溶けあいも素晴らしいです。指揮は小松長生。オケはモスクワ放送交響楽団でした。アラウ盤とともに愛聴しています。今でも現役であるのかしらん?
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コメント

>ドレドレ 様
おはようございます。初めまして。
コメントを有難うございました。
なるほど、フィリップスでのドレスデン・シュターツカペレは実にいい音ですが、その代表たるアラウのベートーヴェンや、デイヴィスのモーツァルト・ベートーヴェンは、おっしゃるとおり東独時代の制作ですね。
ドイツ・シャルプラッテンやエテルナなどのレーベルとの協力で、この時代、西側は制作していたんでしょう。ということは東独録音陣の勝利ですね。

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