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ワーグナーの「タンホイザー」序曲 カール・ベーム/ウィーン・フィル

今日もワーグナーを聴いています。

ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲。
カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏。
1978年から80年にかけて録音されたベーム/VPOのワーグナー管弦楽曲集から。
コレ、LPでは2枚分売だったものだが、CD時代になって再発編集されて、1枚もので有り難くも聴けるようになった。
ジャケットのワーグナーの横顔が気に入っております。ワーグナーは悪漢だけれど(流行の「チョイわるオヤジ」どころではない、大ワルなオヤジだ)、この顔はイイなぁと思う。作曲家の顔だな。

ワーグナーの書いた序曲は、彼の歌劇・楽劇のエッセンス。
ボクは初めオペラが好きではなかったので(日本人には言葉の障害が大きい。何を言っているか分からないと、聴くのが辛かったものだ・・・)、ワーグナーは管弦楽作曲家だった。
素晴らしい序曲・前奏曲の数々。オケも良く鳴るし、聴き終えた後、爽快なカタルシスを味わえる。「タンホイザー」序曲や、「マイスタージンガー」前奏曲など、最高の管弦楽だと思う。そして何より、これらの序曲を沢山聴いたおかげで、ワーグナーの歌劇を聴くことに抵抗感がなくなった。だって、序曲の中の旋律(動機というべきか)が頻出するから。聴きながら「ココも序曲にあった、あそこも序曲の一節だ」などと思っているうちに、ワーグナーの楽劇を「聴く」のが楽しくなった。
(オペラは本来「観る」ものなのだろうが、「聴く」だけでも結構楽しい。長旅で聴くオペラはエエもんです。)

さて、ベームの「タンホイザー」序曲。

ベームのテンポはやや遅め。ゆったりと開始される。
冒頭の管楽器のアンサンブルの味わいは格別で、しっとりと濡れたような聴感が心地よい。ウィーン・フィルらしい音と云うべきだろうか。
ストリングスも綺麗。美麗。
輝かしく張りがあって、色気さえ漂う。キラキラと艶やかに輝く一瞬があって、ドキドキするほど。
「巡礼の合唱」のところでの盛り上がりは感動的。
ヴァイオリンのソロやクラリネットのソロなども、デリカシーに富んでいて美しいことこの上なし。このあたりは、ベームの指揮というより、ウィーン・フィルの個性が際だって、そこが素晴らしいのだろうと思う。

録音が残念。
オンマイク気味で残響に乏しく、空間的な広がりにやや欠けているようです。
音楽は素晴らしいのに、録音のスケール感が不足しているんです。
惜しいなぁ。ひょっとして、CDへのリマスタリングに失敗しているのかな。




AUTHOR: ピースうさぎ URL: http://blog.goo.ne.jp/prabbit/ DATE: 10/28/2006 13:34:04 コメント お久しぶりになります。
最近、ワーグナーにのめりこみはじめている私です。
ベームの演奏はまだ聴いていませんが、テンシュテットとクレンペラーのもの、などを聴いています。
タンホイザー序曲、いい曲ですよね。私も聴いていて鳥肌が立ちます。
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コメント

mozart1889さん、こんばんは!
私は、最近ワーグナー聞きすぎで『食あたり』ぎみです。(最近、音楽自体聴けないのですが・・・。)
ベームのこの序曲集シリーズは、全編楷書体で書かれた墨字のように思います。残されている全曲がライブが多く、推進力が持ち味ですがこのシリーズは傾向が違います。
タンホイザー序曲は、バッカーナル付きのワルター&コロンビア交響楽団を多く聴きます。ドレスデン版では、サージェントがなかなか熱い演奏を聞かせてくれます。
録音に関しては、マルチマイク録音最盛期のグラモフォン特有のウィーン録音です。LPはまだ奥にホールトーンが美しく響いています。

>ピースうさぎ 様
おはようございます。こちらこそご無沙汰してしまってスミマセン。
コメント感謝です。
ワーグナーは秋の夜長に似合います。ボソボソ聴いていますが、やはりワーグナー管弦楽曲集を聴くことが多いです。
結局オーケストラが好きなんですね。
タンホイザー序曲、元気が出ます。同好の方がいらしてくれて嬉しいです。
ありがとうございました。

>にき 様
初めまして。ようこそおいで下さいました。コメントも有難うございました。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
ベームのオランダ人やトリスタン、名演ですよね。僕はハイライト盤しか持っていないんですが、スゴイ迫力。さすがだなぁと感心しきりです。
ショルティのタンホイザー全曲はLPで聴いています。4枚組の大冊ですが、聴きごたえがありますね。
クナッパーツブッシュは持っていません。これ、聴いてみなくちゃと思っているんです。録音は今一つなんですか・・・情報ありがとうございました。今度聴いてみます。

>Niklaus Vogel 様
いつもコメントを有難うございます。お世話になります。
ベームのタンホイザー全曲、ないですね。惜しかったですね。ベームのトリスタンもオランダ人も、リングも凄かったので、是非聴いてみたかったですね。同感です。
リエンツィ序曲は、テンシュテット/LPO、マゼール/フィルハーモニア管などをよく聴きます。テンシュテットのライヴ盤がすごかったと思います。

こちらこそ、Niklaus Vogelさんのワーグナーのエントリー、楽しみにしています(^-^)。

>あるべりっひ 様
あるべりっひさん、おはようございます。
いつもコメントを有難うございます。
ベームのはスタジオ盤のせいでしょうか、推進力に欠けますね。音が詰まったように(高音が伸びていかない)のはその影響でしょうか。
LPはまだエエ音しているんですね。CD化の失敗ですかね。
ワルター盤、持ってます。イイ演奏でした。これもCDで持っているんですが。
LPは最近カートリッジが不調であまり聴けてません・・・・・・・。

>録音が残念。
>オンマイク気味で残響に乏しく、空間的な広がりにやや欠けているようです。
>音楽は素晴らしいのに、録音のスケール感が不足しているんです。
>惜しいなぁ。ひょっとして、CDへのリマスタリングに失敗しているのかな。
トラックバックさせてもらった記事のCDにベーム/VPOの『マイスタージンガー』前奏曲が入っており、ちょうど先日息子たちと聴きました。いつも聴いているレーグナー盤とあまりにも音響が違うので、みんなでびっくりでした。まさにmozart1889さんが書かれている通りです。ベームの来日公演NHKホールライヴの同曲の録音もそう悪くはないし、この時期の録音(リマスタリング)としては残念なものですね。


>望 岳人 様
こんにちは。コメントとTBを有難うございました。
ベームのワーグナー管弦楽曲集は、録音が惜しいですね。演奏は良いと思うんですが、もう少し録音に広がりや潤いがあればと思います。
HNkホールのライヴはまだエエですね。
このCDは録音で損をしていると思いました。

ヴァーグナー入門 『ワーグナーのすべて』

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1.さまよえるオランダ人 序曲 ベーム/バイロイト祝祭o.2,タンホイザーより 大行進曲 シノーポリ/ベルリン・ドイツ・オペラ3.ローエングリン 第3幕への前奏曲 ベーム/VPO4.同上      

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