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バレンボイム(Pf)/クレンペラーのモーツァルト ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503。

ダニエル・バレンボイムのピアノ独奏、オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管の演奏。
1967年3月の録音。EMI原盤だが、フィリップスの「20世紀の偉大なるピアニスト」2枚組シリーズの1枚。

これは、職場の同僚で盤鬼・盤友から一聴を勧められた1枚。「とにかくスゴイから聴け」と。どうも、後年のバレンボイムの弾き振り、イギリス室内管盤やベルリン・フィル盤より「比べもんにならん。はるかにエエぞ」とのことらしい。
なるほど、では聴いてみようかと・・・・・。

第1楽章・・・・
ああ、クレンペラーの伴奏!
速い、冷たい、素っ気ない。
細かなところにはこだわらず、サッサと進んでしまう。

しかし、音楽の運びは雄大。後方で力強く鳴らすティンパニなど、押し出し十分。アクセントの付け方や、強弱のコントラストはクレンペラーそのもの。巨大な伴奏であって、じっくり聴いていると巨像のような重厚さ。
テンポは速い。速いのにスケールが大きく重厚という不思議さ。
(ふつうは、ゆっくりテンポを落とすことでスケールを獲得するのに、クレンペラーは別格か・・・・)

バレンボイムのピアノは、若々しく溌剌としている。音色も綺麗。響きが混濁しないことでは、この人は無類のピアニストだなぁと思う。
カデンツァはバレンボイムの自作。センスあふれる佳品。

バレンボイムは1942年生まれ。この時わずか24歳。若い才能が巨人(巨像か)指揮者の作り出す大きな音楽の中で、跳ねるように振る舞う。
この若々しい躍動感が素晴らしい。

第2楽章アンダンテも独特のクレンペラー節。テンポは適度に伸縮して面白い。ピアニストに合わせてやるというより、ピアニストがクレンペラーの作り出す音楽の後をついて行く感じ。
オケのアンサンブルは今一歩。ピッチが不揃いなところも散見されるし、管楽器はもう少しファイト!という感じ。ただ、ピアニストとの呼吸はよく合っている。

終楽章はアレグレット。
バレンボイムのピアノは闊達そのもの。ニュー・フィルハーモニア管もこの楽章は好調、ソロと一体化した見事な伴奏を聴かせる。

なるほど、わが盤友が推奨するとおり、スケールの大きなハ長調協奏曲でありました。
特に曲のギャラントな雰囲気が、クレンペラーのスケール感にマッチしているように思いました。

録音は残念ながら、EMIの古さ・かさつきが惜しいです。
でも、鑑賞には十分でしょう。

実はこのCD、バルビローリとの共演でブラームスの1番協奏曲も聴けます。
これがまた泣けるんだなぁ・・・・。バルビローリだから。



AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7 DATE: 10/25/2006 10:38:36 こんにちは。つい先日25番は2度と聴かない、なんて書きましたが
ちょっと心が揺らぎます。(^。^)
バルビローリとのブラームスは泣けると言われると、いよいよこれは
チェック、是非探してみます。
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コメント

>吉田 様
おはようございます。
そうですか、青春の1枚ですか。
バレンボイムの25番はイギリス室内管との全集LPで聴いてきました。
クレンペラーとの共演盤は、スケールが大きく、しかし素っ気ない伴奏の中を、若いバレンボイムが軽やかに跳ねてゆくイイ演奏でした。良かったです。

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