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ショルティ/VPOのワーグナー 「ニーベルングの指環」管弦楽曲集

「秋はブラームス」。ここのところずっと聴いていたんですが、その反動か、無性にワーグナーを聴きたくなりました。
「秋の夜長にワーグナーの楽劇」ってのもエエかもしれませんな。

そこで今日はワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」からの管弦楽曲集。
ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1982年、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA原盤。

これ、我が家に現存する、単価最高値のCD。
驚くなかれ、なんと1枚4200円。輸入盤たった1枚でっせ。
なんの変哲もない(純金だの、アート仕様だのじゃなく、極めて普通の)CD。あ、日本語解説書もねえぞ。ホンマ、ただのCD。

でも、中年の音楽ファンならご存じのこと。
いつも書くが、昔々、CDは高かったのです。べらぼうに高かったんです。1枚買うのに勇気が要ったなぁ。あれこれ悩んで、たった1枚買うのに1時間くらいかけたりしてね。今だったらHMVの通販ページでクリック、クリック、ホイホイでしょ?
或いは中古盤屋に行けば、買い物カゴにガサガサ入れ込んで、ありゃ、カゴが一つじゃ足りねえぞぃ・・・でしょ?

だから、このCDは大切に聴きました。何度も聴きました。
今思えば、モトは取ったんじゃないかと思います。
聴きすぎて、「ニーベルングの指環」オーケストラ・ハイライツとくれば、ショルティが自分のスタンダードになってしまった・・・。

でも録音最高、オケ最高、指揮だって(日本ではあまり評判良くないが)引き締まって男性的なガッツ溢れるもの。
ワーグナーの妖しげな媚薬のような毒はないかもしれないが、いくらでも不義密通をやらかしたアコギな男の雰囲気や、人妻をいくらでも奪い取るようなあふれる精力など、男の強さには十分なワーグナー演奏だと思う。

曲目は、レコード時代の名残でチョイ少なめ。
1. ヴァルキューレの騎行
2. ヴァルハラ城への神々の入城
3. ヴォータンの告別と魔の炎の音楽
4. 森のささやき
5. ジークフリートの葬送行進曲
6. 「神々の黄昏」フィナーレ

「ヴァルキューレの騎行」の圧倒的な迫力。豪快なサウンド。このヴァルキューレは靱いし、鋭いし、激しい。大音量で聴くと、オーディオ的快感を味わえる。
気を落としている人には、クヨクヨしていないでこの音楽を聴けと云いたいくらい。

「ヴォータンの告別と魔の炎の音」は、ショルティが齢70を過ぎて、円熟した、息の長い旋律を歌えるようになった名演奏。フレージングの長い(ショルティにしては珍しい?)、ゆったりした音楽になっている。

「ヴァルハラ城への神々の入場」の雷鳴。この激しさは、初めて聴いたとき肝を潰した。そして虹の架け橋の美しさ。ああ、ウィーン・フィルの弦はどうしてこうも美しいのか。
「ジークフリートの葬送行進曲」や「フィナーレ」は、弱音の美しさが際だっている。剛毅豪快・強引なだけではない、ショルティの穏やかな側面がかいま見える演奏。
ラストは実に感動的。

それにしても、エエ音。素晴らしい音響。
大音量で聴くワーグナーは、エエもんです。
しかも夜は長い・・・・・・・。


AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/ DATE: 10/12/2006 22:19:52 こんばんは。先にコメントいただいた記事からトラックバックさせてもらいました。

4200円ですか。私の一枚ものの最高額は3800円です。グールドのゴルトベルクです。また、先日、カラスのカルメンを久しぶりに取り出したのですが、3枚9000円也でした(^_^;)

あの頃は、この高い値段でも十分元が取れると思って買ったものでした。しかし、完全に価格破壊が進んでしまい、価値観がゆらいでしまいます。ノイホルトの『指環』全曲14枚組みが税込み1879円というのがボトム価格です。
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コメント

>望 岳人 様
TBとコメントを有難うございました。
僕もグールドの3800円盤、持っています。ゴルトベルクはどうしてもCDで欲しかったですね。思い出します。
ノイホルト盤は3000円ちょっとで買いましたが、え?・・・・今や2000円を切ってしまうんですか?
いやはや、なんという時代でしょう。真剣に必死に音楽を聴く時代じゃなくなりましたね・・・・・。

>yokochan 様
このCD、収録時間は45分ですね。LPをそのままCDにしたんですから当然でしょうが、今ではもう少し曲数が欲しい感じがしますね。
でもホンマに凄い音でした。素晴らしい演奏だと思います。
4200円というベラボウな値段の、元は取れたかな。。。と思っています。

>あるべりっひ 様
4300円盤・・・・・・負けました(^^ゞ。
CDは高価だったですよね。当時を思い出すと、涙なくては聴けません。
初期CDには思い入れが大きいです。

LP、今も持っていますが、初期盤ではない普通のLPです。
でも、柔らかいエエ音してます。サーフィス・ノイズが気になりますが。

『ニーベルングの指環』オーケストラ・ハイライト ショルティ/VPO

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BLOG NAME
ヴァーグナー『ニーベルングの指環』 オーケストラ・ハイライト(またはオーケストラ抜粋)サー・ゲオルク・ショルティ指揮ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団    〔1982年10月 ゾフィエンザール〕1.

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