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小澤征爾のチャイコフスキー管弦楽曲集

雲一つない秋空。
こんな日本晴れは、年に何回もありません。
せっかくの休日、田舎の青空をボンヤリ眺めてすごしました。

さて、今日はチャイコフスキーの管弦楽曲集。
小澤征爾指揮ベルリン・フィル、フィルハーモニア管の演奏。
1981年、1984年の録音。東芝EMIの「新・名曲の世界」という家庭用全集シリーズの中の1枚らしい。BOOK-OFFなどの古本屋などでよく見かけるCDですな。

曲目は4つ。
1 序曲「1812年」
2 スラヴ行進曲
3 ポロネーズ(「エウゲニ・オネーギン」より)
4 イタリア奇想曲

初めの3つがベルリン・フィル、「イタリア奇想曲」がフィルハーモニア管の演奏。

小沢のチャイコフスキーはスッキリと格好良いスタイルで、ドロドロしない。
スリムでスラッとした青年チャイコフスキーであって、リズムは明晰・明確で分かりやすいし、音楽の表情はとても親しみやすい。
これは小沢の美質。彼の今までの録音で(すべて聴いたわけではないが)、晦渋なものは一つもなかった。演出巧みで、ド素人の僕には音楽が理解しやすかった。
しかも、ワクワク心が弾んでくるような、どこか最後は楽天的なところがあって、音楽が前向きなのもイイ。

「スラヴ行進曲」のリズムなど、実にスッキリしていて心地よい。
コッテリ脂の乗ったステーキではなく、ピリッとワサビのきいた江戸前の寿司。
白身の魚の、淡泊な味わい。

ただし、オケはBPOだから、メチャクチャ上手いし、音量もデカイ感じ。金管の炸裂など凄まじい。
「スラヴ行進曲」にしても「1812年」にしても、BPOの威力は抜群で、オーケストラ音楽の醍醐味を味わえる。
しかし、音楽のフォルムはまとまりよく堅実。小柄だけれども中身の詰まった、小粋な演奏と云っていいかもしれない。

フィルハーモニア管との「イタリア奇想曲」は、オケのメカニックと録音の鮮度がやや落ちるものの、より小沢向きの曲に思える。
しみじみとした情感が込められた美しい旋律。
静かな抒情が流れてゆくところと、スカッと晴れ上がった青空の明るさと、その対比が鮮やかだし、オケのトゥッティでは胸のすくような爽快感がある。


それにしても、チャイコフスキーのオーケストレーションはホンマに素晴らしい。
オケが気持ちよく爽快豪快に鳴り渡る。
ロシアの作曲家って、本当に編曲上手。
聴いていて、全く気持ちエエです。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 06/17/2007 09:42:37 小澤征爾氏はレパートリーが狭いですね。重要なブルックナーやモーツァルトが少ないです。苦手なのでしょうか。世界的指揮者としては疑問です。オペラも本来は得意ではないようなので。その証拠に本場のウィ-ン国立歌劇場では賛否両論あります。
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