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C・デイヴィス/バイエルン放送響のブラームス 交響曲第4番ホ短調 Op98

今日は、ブラームスの交響曲第4番ホ短調 Op98。
コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送響の演奏。
1989年の録音。
HMVの25%OFFセールでボックスセットを購入。デイヴィスが指揮した交響曲全集にピアノ協奏曲2曲とヴァイオリン協奏曲もついていた徳用箱物。

交響曲第4番は、ブラームス52歳の時の作品。
以後、ブラームスは64歳で死ぬまでの12年間、交響曲を書かなかった。
書く気になれば書けただろうに、ブラームスは書かなかった。
言いたいことがあっても口をつぐんでしまう・・・寡黙で孤独な男の最後の交響曲。
人生の秋。ああ、秋にふさわしい作品だと思う。

ワルターでもと思ったのだが、今はまだ中秋。ワルターのすすり泣きは晩秋から初冬が似合う。
だから、今日はデイヴィス/バイエルン放送響の4番にしたんですな。
バイエルン、南ドイツの音でブラームスの秋を聴いてみたい・・・・・・・・。


デイヴィス/BRSOは重厚、ガッチリ型のブラームス。
ドイツ的な逞しさと、南ドイツの明るさが同居したような感じの演奏。
テンポは中庸だし、仕上げもオーソドックス。なんの変哲もないブラームスだが、静かな抒情やほの暗い情念に事欠かない、まさにロマン派の古典主義者・ブラームスの模範のような演奏と云うべきか。

デイヴィスらしい深いフレージングと音楽のしなやかさ、自然な流れを持つ。
バイエルン放送響の面々も気持ちよく演奏できただろう。フォルティシモでの心地よい盛り上がりはその現れか。

デリカシーにはやや欠けるが、その分落ち着きのある大らかさが良い。
4番だけあって、さすがにデイヴィスも一本調子では進まないが、全体的には屈託ない響きのように思う。

聴きものは第2楽章の静謐さ。ことのほか美しい。絶品。
バイエルン放送響も、ここでは抑えめのトーンで、ブラームスのモノクロ的な音楽世界を作りだしている。

録音は上々。
この頃のRCA録音は概して好調と思われる。
先日のアックスのベートーヴェン全集も良かったが、これもそれに匹敵する安定度。
見事な録音と思います。


朝のジョギング、走り始めは夜明け前になりました。
西日本・四国は日の出が遅いんですな。
そのかわり、西天には中秋の名月。
下弦の月に変わりましたが、いや、なんと見事な月か。
この美しさを眺めれば・・・・・・古来、日本人が秋に月見をするわけだわいなぁ。



AUTHOR: 花岡ジッタ EMAIL: YRU00142@nifty.com DATE: 10/09/2006 14:42:14 あまり眉間にしわの寄っていないブラームスを聴きたいな、という時に良くこのセットを聴いています。口の端を「にっ」と吊上げ「オレの曲はそんなに深刻でも重くもないんだぜ?」とブラームスがウインクしているかの様。他のドイツのオケやイギリスのオケとは違い、必要以上にガチガチにならない、どこか「ふわり」とした軽さを感じさせる陽性のサウンドが実に心地よい。力む事無く、どこか鼻歌でも歌っているような感の1楽章ラスト、木管の美しさが際立つ2楽章冒頭などが特に気に入っています。去年の日本公演の際の音がまだ耳に残っていますので脳内補完をしながら聴いています。この頃からでしょうかね、RCAの録音がガンガンガンガンガガーンと良くなっていったのは。尤もこのセット、協奏曲の出来があまりにも良いものですから、「交響曲を聴こう」と開封したものの、何故か協奏曲がターンテーブルに乗っている、という罪作りなセットではあります。
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