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ショルティ/シカゴ響のブラームス 交響曲第1番ハ短調

ensembleさんに呼ばれての、「秋はブラームス」。
続編です。
ただ、今日の演奏は秋だけでなく、オールシーズン・タイプかもしれません。

ブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68。
ゲオルク・ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1978年1月、シカゴのメディナ・テンプルでの録音。

「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ぶにふさわしい、実に輝かしい演奏。
ショルティらしく、筋骨隆々、強力な(時に強引な)統率力でグイグイオーケストラを引っ張り、強い意志と迫力を感じさせてくれる演奏。

ブラームス的な女々しさのカケラもなく、あるのはドイツ的、ベートーヴェン的、理想を目指して突き進む力。

ティンパニの強打が気持ちいい。金管の咆吼なども凄まじい。そして、弦楽セクションのピタッと合ったアンサンブル。
しかも、それらが一体となって、まろやかな音としてスピーカーから流れ出て、部屋に満ちてゆく充足感。素晴らしいオーケストラ。これ、DECCAの録音の良さにもよるのだろうが。

第1楽章の強烈なトゥッティ。これでもかと畳みかけてくる迫力。対向旋律までガンガン鳴っている気持ちよさ。
シカゴ響はホンマにスーパー・オケやなぁと思う。みんな上手いし、どこも乱れない。

第2楽章の抒情的な旋律。ショルティ/シカゴのコンビだと、男のロマン、力強い感情に聞こえてくる。

第3楽章は木管の美しいアンサンブルが聴きもの。もちろん、オケ全体にみなぎる推進力は変わらない。イン・テンポを重んずるショルティらしい曲の運びだろう。

そしてどこまでも輝かしい終楽章。
これぞベートーヴェンの第十交響曲だ。
ストリングスの強靱な音。柔らかいだの硬いだのを超越した、意志の強さがそのまま音に現れたような弦楽の音。これがイイ。
そしてホルンの雄大な音。それに続く木管楽器さえスケール雄大(フルートでさえも!。コーダはまさに理想を実現せんとする意思の勝利。
ああ、どこまでもショルティ/シカゴ響は強く輝かしい。

ショルティ/シカゴ響のブラームス全集は、さあ、日本では世評高くなかったですかな?
アメリカではグラミー賞を獲得したはずなので、そこそこ売れたんでしょう。
(もっとも、グラミー賞のクラシック部門ではいつもショルティ/シカゴだったが・・・・)



AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/ DATE: 10/08/2006 10:26:53 トラックバックありがとうございました。こちらからも送信させてもらいました。

先日のベーム/VPOの全集を聴き、手持ちで残りのCDを今楽しんでいるところで、近日中にアップしたいと思っております。ブラームスの交響曲はどれも好きなのですが、この第1番の手応えは素晴らしいものでつい偏愛しております。

ショルティ盤は、隅々までライトが当てられた剛毅なブラームスですね。他の番号は聞いたことがないのですが、興味があります。
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コメント

>吉田 様
おはようございます。
ショルティ/シカゴ響は、音の凄まじさとオケの技量は賞賛されますが、日本ではショルティの指揮はあまり褒められませんね。僕はこのコンビの演奏、好きなんです。
クヨクヨしない音楽、男性的でガッツ溢れる音楽を聴かせてくれる貴重なコンビだと思っています。
このブラームスも逞しいです。ブラームスには確かに、こういう一面がありました。
これ、そのうちにカタログ落ちしそうですね。すでに2~4番は消えているんじゃないかと思います・・・・。

mozart1889さん、こんばんは!先にTBさせていただきながら、そのコメントが遅れまして、まことに失礼いたしましたm(_ _)m
ショルティのブラームスは、剛健さだけでなく一種の柔軟性も兼ね備えていると思います。しかし、その柔軟性が他とどう異なるのかうまく説明できませんでした…「クネクネと腰を振って媚びを売るブラームスではありません。ボクは好きです」、mozart1889さんのご説明がすべてを語っていると思います。
ありがとうございます!

>Niklaus Vogel 様
おはようございます。
こちらこそ、TBやご紹介を有難うございます。恐縮です。
ショルティの剛毅なブラームスは、秋の感傷とは遠いかもしれませんが、それでも素晴らしい演奏だと思います。シカゴの名技集団を率いて、とても男性的なブラームスを聴かせれくれました。
ショルティらしい、イイ演奏ですね。

おはようございます。
TBおよびコメントありがとうございました。
この演奏、長らく未聴棚で眠っていたのですが、貴エントリを拝見して以来、ちゃんと聴きたいと思っていたところでした。
ショルティに、最近になって惹かれている自分です。
TB、文字化けになっちゃいました(汗)。

>親父りゅう 様
こんにちは。
こちらこそ、コメントとTBを有難うございました。文字化けするのは、どうもここのDoblogの仕様かもしれません。申し訳ありません。
ショルティ/CSOのCDは筋肉質で男性的、女々しくなりのが良かったりします。
このブラームスでも同じことを感じました。
どうもありがとうございました。

ショルティ/シカゴ響のブラームス 交響曲第1番

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