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エマニュエル・アックス(pf)/プレヴィンのベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番ハ短調

秋雨です。気温も下がってきました。

こういう日は短調の曲を聴こうかな・・・・と取り出したのは
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37。

エマニュエル・アックスのピアノ、アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤル・フィルの演奏。
HMVの25%引きに釣られて注文したアックス/プレヴィンのベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集。
安いから買ったのに聴いてビックリ。これ、素晴らしい演奏じゃないの。

ベートーヴェンの第3協奏曲は、デモーニッシュな曲想を持っているから、ただ音が綺麗なだけのピアニストでは持てあましてしまう。力強さが要ると思う。ピアノが美しくかつ力強い打鍵が欲しい協奏曲。
「皇帝」ほどの迫力は要らんかもしれないが、それでも短調の第1楽章ではグッと迫る力(モーツァルトの短調に似た切迫感)を、表現できて欲しいと思う。

「安物買いの銭失い」とはよく云ったもので、しばしばガッカリさせられるのだが、この全集の激安は買って良かった。ピッタリとくる演奏だった。

アックスのピアノが素晴らしい。力強いアタック、そして細かなパッセージを楽々と弾ききるテクニック。さらに高音から低音まで、ムラなく綺麗な音色。
このピアニストは第3協奏曲にふさわしい人だ。

そしてプレヴィン/ロイヤル・フィルの伴奏が輪をかけて素晴らしい。
プレヴィンのデリケートな指揮ぶりは相変わらず。繊細な指揮なのに、神経質なところを感じさせず、逆に豊かでふっくらした演奏のように聴かせるのは、プレヴィンならではの熟練だろう。この人はホンマに合わせ上手。
ロイヤル・フィルは、その繊細さにイマイチ応えていないような気もするが、まずは無難な弾きぶり。

第1楽章は、これぞアレグロ・コン・ブリオと云うべき演奏。ベートーヴェンには・アレグロ・コン・ブリオが似合う。
第2楽章の静謐。胸一杯になって、やがて溢れてくる感情。これ、女性を想う心情ではないか。獅子が恋をした音楽か。アックスのピアノはもちろん、オーケストラの抒情的な表現がとても美しい。
そして、めくるめく終楽章。独奏とオケが一体となった見事なフィナーレ。

1986年9月~10月、ロンドンのアビー・ロードスタジオでの録音。
鮮度、奥行き、左右への広がりなど、申し分ない見事な録音。
3枚組のベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集、合唱協奏曲までついて1500円チョイとは何とも安い・・・・・。有り難い話であります。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/31/2008 21:27:15 お疲れ様です。
アックスのピアノのいいし
プレヴェンの好サポートもいいですね。
こちらもアレグロ・コン・ブリオです。
ベートーヴェンには本当に合いますね。
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