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カイルベルト/バンベルク響のベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調「田園」

ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」。

「田園」はエエです。ホンマにエエ曲です。
毎日でも聴きたいくらいです。永いこと聴いてきて、飽きません。
全然飽きません。スゴイ曲だなぁと思います。

今日のは、ヨゼフ・カイルベルト指揮バンベルク交響楽団の演奏。
1961年頃の録音らしい(データがないので不明)、テルデック原盤。
カップリングは5番「運命」(ハンブルク国立管)。

カイルベルトは、ドイツものを主要なレパートリーとした名指揮者、というのが世評だが我が家にはこの1枚とベルリン・フィルとの7番交響曲しかないのでよく分からない。解釈は伝統的、設計が骨太で逞しいベートーヴェンと思う。

第1楽章はアレグロ・マ・ノン・トロッポ。これぞ「田園」と云いたいくらい、中庸で心地よいテンポ。速すぎず、のんびりしすぎず、程良いテンポが気持ち良い。
響きはドイツ的でガッシリしており、特に迫力ある低音が印象的で、スピーカーからの音圧が十分。これこそ、ドイツの音だろう。
演奏スタイルはスッキリしていて、重低音がスゴイといいながらも、ドロドロしたものになっていない。オーソドックスなスタイルだと思う。
ピッチはやや不揃いでアンサンブルもあまり緊密ではないようだが、オケの真摯な態度が伝わってくるのがイイ。一生懸命でマジメ、素朴な演奏。
田舎に着いたときの「楽しい」気分・・・とは少し違う印象だが、盤石の安定感。

第2楽章も堅牢な音づくり。ゆったりとしたテンポで、リズムもドッシリしている重厚な演奏。もう少し軽やかでもイイかなと思うが、この時代(1960年代初頭)は、やはり伝統のドイツ的な演奏の名残があったのだろう。今はあまり聴けなくなった重々しさと思う。
中間部からの木管の素朴な響きがたまらない。実に良い味を出している。奏者の技術はあまり達者ではないような感じだが、バンベルク響の少し暗めの弦楽とよく融け合って、安心感のある響きになっている。

第3楽章は弦楽の渋い響きを基調としたスケルツォ。リズムは精力的で、キビキビと俊敏。ホルンが良い。とても良い。コクのある音色でうっとりしてしまう。

第4楽章は重厚で決然とした演奏。迫力も十分、特にティンパニの強打は荒々しく、俗っぽいくらいだが実に決まっている。

終楽章はストリングスの音が印象的。キラキラ輝いているわけではないのだが、静かで落ち着いた感謝の歌が歌われる。威厳もある堂々とした終章。

音はさすがに古くなりました。
古色蒼然・・・・といった感じもしますが、低音の押し出しは立派。
重厚で風格ある演奏とあいまって、カイルベルトの名演と思いました。
派手なところは一つもないんですがね・・・・・田舎の畦道にひっそりと咲く名もない花のような・・・・・こういう「田園」もエエもんです。


AUTHOR: あるべりっひ DATE: 10/05/2006 23:35:34 こんばんは、mozart1889 さん
ご存知とは思いますが、カイルベルトはカラヤンと同い年です。カラヤンとは好対照な演奏に好感を持っております。と言うより気持ちのどこかではカラヤン以上の存在です。
この『田園』も以前友人に聴かせてもらったとき、非常に心地よい演奏であったと記憶しております。

今話題のテスタメントから発売されている『ニーベルンゲンの指輪』と『さまよえるオランダ人』は圧倒的な名演と思いますし、オイロディスクの『マイスタージンガー』の素晴らしい演奏です。
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コメント

>ミューズ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
カイルベルトのレコード、そんなに持っていないんです。ORFEO盤ですか。
モーツァルトの40番とブラームスの2番という演目は魅力的ですね。
今度探してみたいと思います。感謝です(^.^)

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