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モーツァルトの クラリネット五重奏曲イ長調 シュミードル(cl)/ウィーン八重奏団

良い季節です。早朝のジョギングがとても気持ちいいです。
体調も上々、爽やかな汗で一日を始めます。

さて、きょうは室内楽を。
クラリネットの音色が、聴きたくなったので・・・・・。
(秋にふさわしい音だと思うんですが・・・・・・・)

モーツァルトの クラリネット五重奏曲イ長調 K.581。
ペーター・シュミードルのクラリネット、ウィーン八重奏団員の演奏。

第1楽章アレグロ。
夢見るような豊かな残響が素晴らしい。シュミードルのクラリネットはノーブルで、時にもの悲しく響く。この響きと、その余韻がとても美しい。
DECCAの本拠地、ソフィエンザールでの名録音と思う。そして、バックの弦楽四重奏は直接音中心の鮮烈な音。
新ウィーン八重奏団の演奏は自発性に富んで、ウィーン情緒に現代的な活力を注入したようなアンサンブル。流麗で艶やか。

第2楽章はラルゲット。
モーツァルト晩年の、贅肉をそぎ落として、美の極限まで突き詰めてしまったスゴイ音楽。長調なのに悲しく、寂寥感が漂う。
シュミードルの演奏はクセがなく、プレーンなもの。情感を込めながらも、表面は淡い水彩画のような趣あり。そこはかとなく漂う感情が、切々と迫る。

第3楽章メヌエット。
薄日が差し込んできて、晴れ間が見えた・・・暖かく柔らかな感情が流れる音楽。新ウィーン八重奏団は息のあったアンサンブルを聴かせる。お互いの音を聴き合って、その上にさらに美しさを重ねて行く、自発性の見事さ。
シュミードルのクラリネットは太く逞しく、落ち着いた低音を響かせる。大人の風格、成熟の響き。

終楽章はアレグレット。
心弾む楽想だが、楽譜の間から、モーツァルトの諦念の影が差すような音楽。
妄執から離れ、心澄んだ音楽。このあたりを、シュミードルは美しく、穏やかに吹いてくれる。そうそう、この感じ。これが晩年のモーツァルトだよね。

録音も良好、アンサンブル極上。
イイ演奏です。淡泊系の演奏で、色気はありません。
でも、晩年のモーツァルトにふさわしい、澄んだ湖水を思わせる清らかさが良い演奏だと思いました。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 10/04/2006 06:12:16 モーツァルトが晩年に書いたクラリネットの音楽は、今の季節だけでなく、普遍的に素晴らしいですね。大好きな曲です。私はCDではプリンツとマイヤー盤、LPではペイエ盤を聞いていますが、同じ曲種ということでついブラームスにも手が伸びます(^_^)/
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