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アイザック・スターンのブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調 メータ/ニューヨーク・フィル

雨がシトシト日曜日・・・・・・・今日もシトシト月曜日。

今日は沢田研二でもと思いつつ、やっぱりブラームスを聴いております。
(「モナリザの微笑」の方が良かったですかな・・・?・・・・・・(^^ゞ・・・・)

聴いたのは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77。
アイザック・スターンのヴァイオリン、ズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。
1978年10月、ニューヨークのマンハッタン・センターでの録音。CBS盤。

これ、スターンの美音の洪水。明るく、開放的な音が、どこまでも広がってゆく。
しんねり・むっつりのブラームスとは対照的で、だからこそ面白い演奏。
メータ/NYPの伴奏は肉厚で雄大なスケール感あり。アメリカ的というか、スカッと抜けた秋の空というか、大変爽快な演奏で、聴いていて気持ちいい。

長大な第1楽章、精力的なスターンのヴァイオリンに、NYPが感応して、ラストまでだれずに持ってゆく力業が素晴らしい。
スターンのヴァイオリンは特に高音が素晴らしい。やや細身だが透明度が高く、スッキリと抜けて、よく伸びてゆく音は、聴いていて快感。
技巧的にはさすがのスターンもやや衰えてきたようなところもある。速いパッセージで音がざらつくところがあるし、ピッチも「おや?」と思うところがある。
しかし、そんなことは枝葉末節。こちらの不安を吹っ飛ばすほど、スターンのヴァイオリンは情熱的で爽快。

第2楽章はオーボエが綺麗。この協奏曲で最も美しい旋律を担当する、まさに聴きどころのオーボエだが、少々きつめの音色で実によく歌う。この歌に、ヴァイオリンがひっそりと絡んでゆくところなど、いつも感動する。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲って、エエ曲やなぁ・・・・・ホンマにそう思う。
やがて、寄り添い役から主役になって、スターンは堂々と鳴らし始める。
ああ、実によく鳴る楽器。たった一本でオケと対等に渡り合う、千両役者。

役者ぶりは第3楽章でも変わらず、いや、もっと板に付くカッコ良さ。
ここは、ステレオの少しボリュームを上げて聴きたい。
精力的情熱的で、迫力満点のヴァイオリン。ラストに向かってグイグイ登り詰めてゆく、その盛り上がりも素晴らしい。
メータのサポートも上手い。この頃、メータは絶好調だったんだということが、協奏曲の伴奏でも分かる。(今はいったいなにしてる?)

録音は標準レベル。
LP時代はイイ音やなぁと思ってましたが、CD時代になって四半世紀、今の耳で聴くと、少し古びた感じもします。
しかし、今もSONYの現役盤。立派なもんです。



AUTHOR: Niklaus Vogel URL: http://yaplog.jp/niklausvogel/ DATE: 10/03/2006 20:55:10 mozart1889さん、こんばんは。コメント&TBありがとうございます!
この演奏を私はべた褒めしてしまいましたが、それもそのはず、これがこの曲との出会いでもあったからです。
mozart1889さんがおっしゃるように、ここでのスターンの技巧はいくぶん翳りがでていますが、その不器用さが厳格さを増しているように聞こえるのは、その刷り込みがあるのでしょう。
なお、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲もスターンで知ったため(再録音となったロストロポーヴィチ&ワシントン・ナショナル響)、いまだにこの2曲はスターンの録音が君臨しています。
またよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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コメント

>ニョッキ 様
こんばんは。コメントを有難うございました。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、素晴らしい曲ですね。大好きです。ブラームスの最高傑作じゃないかと思うときもしばしばです。
クレーメル&バーンスタインの演奏は面白いです。特にカデンツァは聴きものだと思います。セカンドチョイスだろうとは思いますが、聴いていて楽しいことこの上ないです。
思い出深い1枚は、シェリング&ハイティンク/ACO盤です。よく聴きました。原点の1枚です。

ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77

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このヴァイオリン協奏曲は1878年の完成で作品番号は77。時にブラームス45歳。作品番号が近い作品として、交響曲第2番作品73(1877年)、ヴァイオリンソナタ第1番作品78(所謂「雨の歌」)、ピアノ独奏の「二つのラプソディー」作品79があります。
ブラームスが亡くなる...

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